洗面台 ボウル 天板

洗面台 蛇口の根元 隙間に見える茶色汚れを除去 清潔さを回復する 

横浜市、築4年の戸建住宅にて、洗面台クリーニングを承りました。

樹脂製天板に、樹脂製水栓が刺さっているタイプのユニット洗面台です。

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新築の時は、「汚れ?そんなもの、発生しませんよ。私は。」みたいなふうだったはずなのに、

3年ほども経ちますと、蛇口の根元などプラスチックの継ぎ目という継ぎ目、隙間と言う隙間から、黒っぽい茶色っぽい汚れが湧き出てくる感じに!

バイオフィルムであれば、ブラシの毛先を当てて弾き飛ばすと容易にキレイになるのですが、

水道水に溶け込んだカルシウムやシリカと混ざり合いながら、出来る・乾くを繰り返しますと、とても固い!そして見た目が汚らしい!のような、お掃除では除去が難しい水垢になってゆきます。

水垢は、石のようにカチカチに見えてくるまでは数週間から数か月ほど掛かります。

その間に上に乗っかったホコリや髪の毛も、カチカチ水垢の中に閉じ込めることもあります。

「あ、髪の毛が落ちてる」と拭いてみたが、くっ付いていてサラッと取れない。その理由は、髪の毛と水垢が合体しちゃっているということです。

ブラッシング掃除してもキレイにならない、そして更にジワジワ深く広がってゆく茶色い汚れ...見るからに憂鬱です。

洗面台クリーニング後の、茶色い水垢の様子。

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パーツの隙間や継ぎ目からはみ出ていた茶色い汚れ、すっきり無くなりました。

プラスチック本来のツルリと滑らかな質感が回復、美しく清潔な印象です。

ウォッシュテックでは、カチカチに固くなった茶色い水垢を特殊なケミカルでやわらかーくほどいてから除去します。そこがテクニックです。

樹脂製の洗面台の隙間にできた水垢を掃除しようとするとき、陥りやすい失敗は、

刃物ような硬く尖った道具を使って水垢を剥がし取ろうとして樹脂を彫るように削ってしまう、あるいは手元が滑ってガキッとひっかき傷を作ってしまうことです。

ひとたび傷を作れば、クリーニングではギブアップ。交換しか方策無くなります。

もちろん、傷があれば更に汚れが固着しやすくなります。見るたび、しくじっちまったからヨ...と気が滅入ります。

ウォッシュテックのクリーニングでは、その未来の可能性は0%です。

木造建築の耐用年数は22年、住宅ローンは35年、だとすれば新築から3年や5年はまだまだサラッピンな家とお思いかもしれません。

しかし、家は食べたり出したりケアしたりと毎日フル回転で生活するところです。

特に水まわりは、汚れの量と汚れが付くスピードがものすごい。そうそう追い付くものではありません。

日々見るし触るし水はジャージャーあぶくブクブクという家の中の状況を、たとえば柱や基礎のような構造物と同じ尺度で考えるのは無理があると思います。

もし「家ってのはいっぺん買ったら数十年もつもんだろ?」とノーメンテナンス・セルフオンリーでゆこうとすれば、その間大部分を「汚い」状態で過ごすことになります。

築4~5年、以前よりも汚れやすくなったなーとか掃除してもいっこうにキレイにならないなーとか、実際にお掃除されるお立場であれば気付かれてくる時期と思います。

その気付かれた段階でウォッシュテックにお声掛け頂ければ、そのぶんだけ家の「汚い」期間を短くできます。

「こんなきれいになるのなら、もっと早く頼めばよかった。」 と、お客様。

仰る通りと思います。汚さに気づいたら、その時がクリーニングメンテナンスの検討段階だと思います。

ウチが汚いよーなぜーどうしたらーと悩んだり頑張ったり疲れたり...その期間も短くできます。

日時:2024年1月26日 PM 02:27
天板一体型 樹脂製 洗面台 くすみムラ除去→滑らか清潔に回復

都内マンションにて、洗面台クリーニングを承りました。

2015年築以降のマンションで多く拝します 天面とボウルが一体型、人工大理石(樹脂)製の洗面化粧台です。

洗面ボウルと天板が地続き。ボウルが大きくスクエアで、陶器の洗面ボウルには実現できない自由な形状です。

衣類を手洗いしたり、生花を水切りしたり...ダイナミックに飛び散ってもサッと一続きで拭ける。オシャレで便利な洗面台です。

でもさ。水平になってるゾーンが汚れたら、上からの照明に透かされて、けっこう目立つのですよね。

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ボツボツと重なり合った水垢がムラになって、全体にカサカサとくすんでいます。

樹脂製ボウルですから、やわらかく繊細です。

ガラス質が焼き付けられた分厚くて重い陶器の洗面ボウルとは全く異なります。

渾身の力をこめてガッシガッシしたり、研削力のある道具やメラミンスポンジでアタックしますと、たやすく傷ついてしまいます。

やんわりやんわり固くこびり付いた汚れをほどいてから、ほんわりほんわりマッサージして除きます。

その、やんわり・ほんわりなアプローチで汚れを除去するというのが、ウォッシュテックのテクニックです。

洗面台クリーニング後の一体型ボウル。

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上部に設置された照明カバーは四角!スマホを構える社長・中島の小指は立っている!

と、映り込みから一目で分かるようになりました。そしてレフ板効果でボウルからも明るいです。

表面に何も付着していない、色合いと質感が全面的に均一である。

そのように整えることができれば、美しく清潔な印象を回復できます。

水道水を流しますと、クリーニング以前はモジャモジャと変な形の水滴が留まり残っていましたが、クリーニング後はツーッと一列に排水口に向かって流れ込んでゆきます。

汚れがあると、より汚れやすくなる。汚れが無くなると、排水機能も回復して、水垢が発生しにくくなる。と、すぐにお分かりいただけると思います。

このような洗面台が設えられているマンションは、鏡の裏側にある戸棚収納が大容量で照明も多めだと思います。

メイクやボディケア、ヘアケアのようなビューティな目的で設計デザインされているんだろうなーと思います。

お肌の凹凸やシミを補正したり、まぶたに微妙なグラデーションをほどこしたり...

自分をいい感じに変えてゆくときは、ときめいていたい...

しかし、汚れておれば、一気に現実と日常生活に引き戻されてしまいます。

ときめきやすい設計の洗面台を用意され購入しているのに、汚れでときめきが目減りするとなれば、もったいないことです。

ぜひクリーニングされてみてください。

ここだけの話、セットにされると洗面台クリーニングは実質無料となる計算です。お得です。

今回のブログのような樹脂製洗面台、併せてコーティングもされておかれると日常管理に迷いが生じず、お楽かと存じます。

日時:2023年11月24日 PM 12:43
蛇口の裏 石状の白く固い汚れを除去し清潔な水栓に

ウォッシュテック、年末大掃除シーズンに突入です。リピーターさまの水まわりのご依頼が続きます。

今回は、横浜市のマンションにて、洗面台のクリーニングをさせて頂きました。

前回のご依頼から1年半、ご夫妻ともリモートワークが定着し、ご在宅される時間が多くなられたそうです。

感染症予防で手洗いたくさんされたのでしょうね!蛇口をひっくり返した蛇口がガチガチに。

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白い汚れの塊がデコボコにこびり付いています。

石のように固くて、スポンジやブラシで擦ってみても、ビクとも取れません。

触るとゴワゴワに盛り上がって、でも掃除では取れない。

しまった...ふだん見えないところだから...

困りますよね。常に衛生的であって欲しいところなのに!

洗面台クリーニング後の蛇口の裏側。

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金属を傷めないウォッシュテックオリジナルケミカルを行使し、やんわりやんわりほどいてからネチネチと汚れを一粒一粒拾ってゆきます。

ハイ!キレイ!

ガチガチ水垢汚れと白く濁ったくすみ汚れが無くなると、清潔で美しいものです。

こういう汚れに出くわしてしまった時、

刃物か何かでこそげ取る?クエン酸パック?

と、腕まくりされる方もおられるでしょう。でも、

こそげ取る時に手が滑ったら?水栓蛇口に確実に傷がつきます。怪我もするかも。

クエン酸は、金属腐食リスクがある酸です。黒ずんでシミみたいに腐食してステンレスメッキを突き破ってしまっては、ウォッシュテックもお手上げ。回復不能です。

うまくいくよりうまくいかない可能性が色々浮かぶので、無茶は禁物。私はおすすめいたしません。

クリーニング前の画像、吐出口の周囲が薄く緑色になっていますよね。

錆びて既にメッキが脱落しかかっている状況、でもなるべくメッキは生かさなきゃですので、目先だけ見ての深追いはできません。

毎日ご生活をされてきているものですから、クリーニングで新品同様、何事も無かったかのようにはお約束できかねますが、

汚れのデコボコに引っ掛かるようにして水が留まり、加速度的に汚れの固着は進む という事態を避けられますし、

なにより、「このまま」ってより清潔で美しくした方が、どなたもすすんで使いたくなりますでしょう。洗面台は、手を洗いたくなるところでなくちゃ。

これまでの汚れをしっかり除いてベストコンディションに整え、また1年、おうちをフル活用でお健やかに便利にお過ごしいただく、

それがウォッシュテックの年末大掃除です。

どうぞよろしくお願いいたします。

日時:2023年11月14日 PM 04:28
古屋の全体ハウスクリーニング 再び使える清潔さと美しさを回復

横浜市青葉区の戸建住宅にて、ご入居前の全体ハウスクリーニングを承りました。

ウォッシュテックでは、中古マンションや中古戸建をご購入された方から空室全体ハウスクリーニングを承ることが多いのですが、

この数年、ご依頼いただく件数が増えたように思うのは、

・お子様ご家族が家を譲り受けられるため

・お孫さんが家を引き継いで住み始めるため

のような、商業ベースではない形の全体ハウスクリーニングです。

大掛かりなリフォームやリノベーションは行わず、現状の面影を残し、数年そのまま生活してみる予定だが、

広範囲(全体が)汚れており、自分の掃除でキレイにできる自信が無く、そのまま引っ越して暮らし始めるのは抵抗があるので、

クリーニングで今の状態からのベストに整えて欲しい、とのご意向です。

そのようなご事情ですので、築年数は25年以上、お母さんのお掃除のみで管理されておりノーメンテナンスという現場が主です。

例えば、こちらの洗面台の陶製ボウル

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蛇口の不具合やボウルの破損は無く、洗面台として支障なく使えます。

現状のまま引き継いで暮らす というご判断になるということは、「まぁ、このまま住めるな...」と思えるレベルということです。

しかし、古い・汚い という見た目の印象というのは、強烈です。誰でも一目で 「 これ、イヤだ 」 と思っちゃう。

まだ使えるとしても 「輝かしい新生活になる!」 という明るく前向きな気分にはなりにくいと思うのです。

ウォッシュテックの洗面台クリーニング後。

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いかがでしょうか。

長期にわたる生活中でできた 排水栓付近の黒い輪っか汚れ、水栓根元の黄色い染み、ボウル全体を覆っていたカサカサ濁りを除去しますと、

陶器本来のツルッとなめらかな光沢、ステンレス本来の無機質な輝きが回復。

ボウルに、社長・中島が真上からスマホを構えている姿も映り込んでいます。

円が重なるような形、アイボリー色の陶製ボウル。このタイプの洗面台、実はとても使いやすいのですよ。

令和の新築では見られない、90年代を代表するデザインです。90年代は今のトレンドなので、むしろ「新しい」かもしれません。

築20年超の戸建住宅の空き室全体クリーニングは、材質の劣化が進んで脆く崩れやすい状態にありますので、汚れだけに着目して深追いができない部分が多くなり、やんわり恐る恐るになる箇所も少なくありません。

じゃあ、クリーニングを頼まない方が良いのでは?お金がもったいないのでは?

業者に頼んでも、ホコリと油汚れしか取れずさほど変わらないのなら、数万円でも無駄といえます。それなら、頼まない方が良いでしょう。

もっと言えば、5年以上経過し固着した汚れは、ご自身のお掃除ではほぼ変わりません。自分で掃除すればタダ!と、ちょっと凝った洗剤・道具を買って時間を掛けて、それも「もったいない」に入ります。

しかし、ウォッシュテックの全体空室ハウスクリーニングであれば、この洗面台の画像のような変化があるということです。

もしウォッシュテックにご依頼くださるのであれば、他のハウスクリーニング業者では達しないレベルの変化を得られると思います。

「 古い、汚れている 」 と感じる家で生活すると、何かの拍子にどうにも、

自分の決断は間違っていた。自分にはこのような汚くて古い家がお似合いだ。今の暮らしは惨めだ。でも、どうしようもない。

のような、ネガティブな気持ちにゆらぎやすいと思うんですよね。

屋根もあるし、お湯も出るし、まだ住める。でも、数年先のリフォームやリノベーションをするその日まで、この家で楽しく気持ちよく日々暮らせるかどうかはハテナです。

ウォッシュテックの全体クリーニングは、そのハテナにパッチを当てる役割と考えています。

安定確実な技術力で、現状からのベストコンディション、可能な限りの清潔・健康・美しさ、身ぎれいで現役感たっぷりの戸建に整えてまいります。

日時:2023年10月13日 AM 11:49
ボウル一体型洗面カウンター くすみ汚れから光沢つや回復

洗面台クリーニング。

築2010年前後のマンションで多く拝見する 天面カウンターとボウルが一続きになっている洗面台。

ボウルと天板が一体なので、継ぎ目のコーキング(ゴムのような緩衝材)が黒くカビず、こまめに拭き取りやすく、ラク!

しかし、くすみ汚れは日々生活しておれば、付いてゆくもの。

いかにも柔らかそうな樹脂製なので、陶器製ボウルのようにガンガン掃除してよいものか...悩まれる方、少なくありません。

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カタログ・仕様書・取説を参照すると 「人工大理石」 と表記されているかと思います。

ん?たしか他の水まわりでも 「人工大理石」 って書いてあったような...。

そうなのです。実は人工大理石は、いろんなところに使われており、種類もいろいろなのです。

大きく分類するとすれば、羊羹タイプとウエハースタイプです。

切っても切っても金太郎あめ、断面が同じ材質1種類、それが羊羹タイプ。

比較的シンプルな形状であり、固く詰まって重そうな印象です。

参考画像: 羊羹タイプの浴槽、キッチン天板

一方、ウエハースタイプは、異なる材質の層がいくつか重なって1枚の板状になっています。

この洗面台は、ウエハースタイプです。

羊羹タイプの人工大理石であれば、染みや擦り傷ができた場合にも、汚い部分を削り落として新たな面を繰り出し、滑らかに整えるという方法が採れます。

しかし、ウエハースタイプで同じことをしますと、下の層が露出し、機能を損なうことになります。クリーニングでは回復不能です。

下の層は粗かったり崩れやすかったりしますので、汚れや水分の影響を受けやすく深刻なダメージに直結します。

固い繊維が鋭く当たるスポンジたわしやブラシの使用や、渾身の力で摩擦力を与えるような動作は、避けられてください。

残念ながら、ガシャガシャに傷つけられている洗面台、少なくありません。

かといって、

・バスルーム用の洗剤をスプレーしてスポンジで擦ってみたけど、キレイにならない。

・カビ取り剤をスプレーしてスポンジで擦ってみたけど、キレイにならない。

・クリームクレンザーでクルクル洗ってみたけど、キレイにならない。

・メラミンスポンジ、激落ちくんでキュキュッと擦ってみたけど、キレイにならない。

と、気がしょげますよね。

そこからエイヤの勇気で、ウォッシュテックに洗面台クリーニングをご依頼下さったお客様の洗面台。

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するり、なめらかな清潔感。

社長・中島のピースサインが、映り込む!

精巧な成形が可能な人工大理石。排水口に至る流れ込みの微妙な傾斜が、頭上の照明の歪み方で認識できるようになりました。

キレイになるまでの時間、およそ1.5時間。

これが、お金を遣うメンテナンスの威力です。

たとえば髪として。

絶壁な後頭部に立体感を出すカットと、くせ毛ウェーブを生かすカラーリングを、「たったこれしきのこと、自分でやれないなんてオカシイ」とは思われないでしょう。

たとえば歯として。

黄ばみと歯石を、歯磨き粉と歯ブラシで取り切ってやるぜ、とは思われないでしょう。

同じように、気分がよくなるレベルに一目瞭然の効果を得るには、専門的なメンテナンスが必要です。

掃除はタダで私がやること。どんなになっても、お金を出すようなもんじゃない。

でも、ちっともキレイにならないじゃないか!ちきしょー!ゴシゴシゴシ!

そんな洗面台に、なさらないで頂きたいです。買い換えるには高いものですから。

日時:2023年4月 7日 PM 03:52
洗面台 キレイの解像度を上げる もし汚れがなくなったら、こうなります

「洗面台は、小まめに掃除しています。

カビもベトベトした汚れも、ありません!

現状キレイなので、クリーニングは不要です。」

と、仰るお客様、少なくありません。

一方...

ウォッシュテックのセットメニュー 「水まわり(浴室・トイレ・洗面台)3点セット」 をご依頼くださる方も、少なくありません。

理由は3点セットの割引率の高さにあります。

ウォッシュテックに初めてご依頼くださる方だったら、浴室は最優先かと思います。

トイレもいいね。洗面台は...どうしよう?

しかし、浴室トイレ2点セットと浴室トイレ洗面台3点セットの料金の差はホンのわずかです。

ちょっと足せば、洗面台がついてくるんです。

そんなわけで、洗面台のクリーニングは、「そんなに汚れていないと思う。なんなら、ちょっと自信ある。けどま、せっかく頼むんなら、ついでに。」という位置づけで、される方が多いです。

今回のお客様も、そのような。

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仰る通り、うがい・手洗い・洗顔をするうえで支障を感じることがないレベルの洗面ボウルといえます。

オフィス、商業施設、学校、飲食店で見かける洗面ボウルも、だいたい、こんな感じだし...。ウチの洗面台は、とやかく言われるレベルではないでしょう。

ところが、

ウォッシュテックでクリーニングをさせて頂きますと、陶製の洗面ボウル、こうなります。

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これが、陶製ボウル本来の美しさ。

今まで、いかにパサパサに濁っていたか。一目瞭然です。

陶器に施された分厚いガラス質の保護膜(釉薬)が、ツルツル・ヌラヌラと洗面台上部に設置の照明の光を、まっすぐ跳ね返します。

この現場では、洗面室の天井が温かな色合いのダウンライト、洗面台が冷たい色合いの蛍光灯でした。クリーニング以前は存在感を消していた蛍光灯の照明でしたが、本来、位置が近いのはこっち。ゆえの、写真にバッチリ色合いごと写ってきました。

「えっ...!

洗面ボウルって、本当は、こんなツルツルだったんですね...

そういえば、そうでした。使い始めの頃を思い出しました!何年ぶり...?すっかり忘れていました。

ちゃんとお掃除していたけど、だからキレイと思っていたけど、実は、ものすごく汚れていたんですね...!」

と、お客様。

仰る通り。ものすごく汚れていたのです。

正確には、全体的に汚れの膜で覆われていた状態になっていたが、その現状を気にしていなかった(感じていなかった)、ということです。

「掃除してもモヤモヤーっとして達成感が無かったのは、汚れのせいか!

そして、これが本来の姿、キレイな状態か...!」

そのように、実際に目の前でご体験されることで、急激に 「キレイ&汚れ」 の感覚がアップデートされる方、多く拝見します。

ご自身のご生活の拠点で、キレイさの解像度を上げることは、とても気分がスッキリすることかと思います。

床屋さんでシェービングしてもらって、実はメチャ生えてた産毛とメチャ溜まってた角質が無くなってみたら、こんなに肌ツルツル!

歯科医でホワイトニングしてもらって、さほど黄ばんでると思ってなかった歯が白くなったら、気楽にガハハと笑える!

に、似たような気分スッキリ感かと思います。世界って実は、こんなにキレイだったのか...って。

いったんクリーニングされますと、そのスッキリ感を一定ペースで実感したい あるいは、 その状態をキープしたくなる と、仰る方が大半です。

なぜなら、それ自体が気分転換というかストレス解消のような新鮮な体験であり、プラスその成果がけっこう長く続くからと思われます。

そういうわけで、ウォッシュテックの 「洗面台を含んだ水まわり3点セット」 は、初めてご依頼の方にもお勧めできるメニューでありながら、リピート率もひじょうに高いというメニューでもあります。

日時:2022年12月23日 AM 11:05
トイレ手洗いボウルのカサつき・くすみ汚れ 光沢と清潔を回復

トイレ、木目調のカウンターに設置された手洗いボウル。

洗面台よりも一回り小さい陶製が多いです。

洗面ボウルと同じように 「カサカサ・濁り・くすみ」 が固着しやすい箇所です。

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同じ画像をズームで!

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モジャモジャした白いムラが、無作為に重なっていることがお分かりになるかと思います。

金属の水栓にも、同様に白いカチカチの水垢が付いています。

この汚れは、水道水の中に溶け込んでいるカルシウム・マグネシウム・シリカなどのミネラル(鉱物)が原因です。

水は、色んなものを溶け込ませる性質があります。地下にある石・岩・砂を通過した水は、石や砂の成分が溶け込んでいます。そのミネラルウォーターが水道水の原料。

なので、水滴がその場で乾くと、溶け込んだミネラルが干上がって残ることになります。で、水垢汚れとして、目に見えるようになります。

感染症への意識が高まってより現在、トイレでしっかり手洗いをされる方が増えているかと思います。また、在宅時間が増え、家族それぞれゴシゴシ洗って、パッパッと手を払って...と、稼働率アップかと思います。

だからでしょうか、ここ数年、トイレの手洗いボウルの汚れにお困りの方からお問い合わせが多いです。

トイレクリーニング後の手洗いボウル。

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側面、底面ともに陶器本来の光沢が回復。

トイレの照明って、なんだか少し暗めが多いんですよね。クリーニング後は、ワット数はそのままでもボウル全面が真っすぐ光が跳ね返すようになって、明るい雰囲気です。

同様にズームで。

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ビフォア画像と比べてご覧ください。ボウルにも水栓にも白い膜のように覆ってへばりついていた水垢がなくなっています。

実は、ウォッシュテックご依頼頂く以前に、固くこびり付いた水垢くすみ汚れに悩まれて、けっこうガンガンお掃除をされていたそうで、クリーニング後、その動作そのまま細かな傷が見えるようになりました。

お悩みの根源であった水垢はツルンと滑らかに取れてます。しかし、おりゃー!ガシガシガシ!と擦られた跡は残ります。ご自身のお掃除、深追い厳禁と思います。

しかも、おりゃー!と掃除されてキレイになったのならいいですが、水垢はきれいにならず、くすんだままだった...それが常かと思います。

なぜなら、水垢は、物理力ではほどけないタイプの汚れであるからです。

パサパサにくすんで、暗い印象の手洗いボウルになっていたら、ウォッシュテックにご相談ください。

清潔で美しい手洗いボウル含め、お気持ちよいトイレに整えに参ります。

日時:2022年2月14日 PM 01:59
水まわり 水垢×ホコリ 固くて取れない汚れを除去

横浜は、今日も晴天。乾燥が続いています。

乾燥すると気になるのがホコリかと思います。さわやかな朝の光に透けて、キラキラ、ふわふわと無限に漂うアイツ。

スタイリッシュな家電にも、精密なフィギュアにも、ホコリは平等に降り積もる・・・。

そして、本来あるはずの高級感や清潔感を、平等にぶち壊す・・・。

床にも壁にも設備にも、ホコリは舞い降りる・・・。

水まわりですと、トイレの手洗いボウル、洗面台でよく拝見するのが、水垢×ホコリの強力コンボです。

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ホコリなんだから、拭けばすぐに取れるはず。今やらなくてもいいだろう。と、そのまま数週間から数か月、放置。

さーて、掃除してみよう!と頑張って拭いてみても、あれっ?ビクともしない!固い!こびり付いて取れない。どうなってるの?

ずばり、水垢にホコリが巻き込まれた状態になっています。

水垢は、水道水に溶け込んだミネラル(カルシウム・マグネシウム・シリカなどの金属イオン)が、水分だけ干上がって残り、カッチカチの石のようになった汚れです。

残った水道水が乾き、更に積もって乾き、長期わたり繰り返しながら少しずつ形成されるので、空中から着陸したハウスダストが絡まるというか挟まるというか、一体化。

洗面室だとタオルを頻繁に使いますし着替えもします。トイレは服の上げ下げや手拭きをします。あんがいハウスダストが多い箇所なのです。

かくして、「見た目は乾いたホコリっぽいが、へばり付いて固まって、拭き取れない汚れ」に進化、というわけです。

もちろん、人から出てきた汚れや水分も留まりやすい環境なので、カビも混在しています。

見た目通り「不潔」です。

洗面台クリーニング後の 水垢×ホコリ汚れ。

クリーニング前の画像と比べてご覧ください。

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全体がツルッ!なめらか。清潔に。

水栓の根元やボールチェーンの留め具周辺に、シミのように見えていた茶色い汚れも除去されています。

この洗面台は使用期間20年超。デザインは今ふうとはいきませんが、まだまだ清潔に使えます。再びみなぎる現役感です。

水垢は、とても硬い汚れです。ヘラや棒でこそいで剥がそうとして、力を入れ過ぎて水栓にガキっ!と衝突、傷に...という事故が多いように思います。

うまく凸になったホコリをこそぎ取れたとしても、全体を白く覆った、くすんだ質感はそのままです。

水垢でできた僅かな凹凸はそのままなので、汚れやすく取れにくい状況は変わりません。

状況を変えるには、固着した水垢を適切に緩ませて除き、本来の質感に回復するテクニックが有効です。

このブログに辿り着かれたということは、「拭き取れないホコリの謎」について画像検索されまくっているのだと思います。

ブログを読まれたことで、汚れが出来てくるメカニズムを知られたならば、「水まわりのホコリは、マメに拭こう。ガチガチに変わる前に!!」と、お空の星に誓われたのではないでしょうか。

そして、「もう、こんな汚れは繰り返したくないのだ・・・まずは、このおかしな状態をリセットだ・・・!」と思われた方がおられましたら。

ウォッシュテックにご用命ください。

健全なコンディションに回復させていただきます。

もちろん、清潔で気持ち良い仕上がりです。

日時:2022年1月31日 AM 08:54
ご自宅の衛生陶器は衛生的ですか?くすみ汚れの除去

衛生陶器という言葉、ご存知でしょうか。

給排水・調理・給排水にまつわる水まわりで使用されるセラミック製品のことです。

日本の住宅でメジャーな衛生陶器といえば、「洗面(手洗い)ボウル」と「便器」が不動のツートップ、それを追うマンションのベランダにあるスロップシンク、という感じでしょうか。

衛生陶器の機能は、「めっちゃ汚いものを、受けて流す」 ことです。

ゆえの、めっちゃ汚れやすい。しかしもし不衛生であったなら、生活を脅かす汚染源となる。わざわざ「衛生」と区分する、それだけの理由があるのだと思います。

衛生的に管理する目的から、汚れが留まらずツルっとズレて落ちやすい「ガラス質」でくるまれた「陶器」をチョイス、ということです。

表面に凹凸が無く滑らかで、汚れがこびり付きにくいから、陶器・・・。

の、はずなのですが、ウォッシュテックがお伺いする首都圏エリアの衛生陶器の多くは、「ツルっと滑らか」からは程遠いです。

全体に卵の殻のようにマットな質感で、光沢があるガラス質とは言い難い。濁った膜に覆われ、部分的に黒ずみや茶ばみが見られる。そのようなコンディションがほとんどです。

例えば、この洗面ボウルのような。

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マットな質感ということは、表面が微細な凹凸であるということです。

光が乱反射して分散、真っ直ぐに跳ね返さないので、フワッとぼやけて見える、それがマットな質感ということです。

メイクでは、ベースの仕上げにパウダーを使いますよね。粉を乗せるとフワッとボケる、あれと同じイメージで 「汚れの粒子が、陶器一面にへばりついてる」 状態です。

人間の肉眼では「くすんでるなー」くらいの凹凸ですが、カビや細菌からすれば、あるいは水道水に溶け込んでいるカルシウムやシリカからすれば、ベンチくらい。「居心地がいいスペース」として、そこに留まるわけです。

最初はベンチくらいの凹凸だったはずでも、「汚れ仲間」を呼び寄せて積み上がり、巣穴?ワンルーム?アパート?と、徐々にサイズアップ。表面のデコボコは次第に大きく深くなってゆきます。

汚れが雪だるま状に蓄積、加速度的に 「不衛生」 な状態に。

本来の目的であった「表面が滑らかで、汚れがズリ落ちやすい、だから衛生的に管理できる」性質が、崩れてゆきます。

このあたりで、「ん?なんか、黒ずんでない?」 と気づかれる方が多いかと思います。

実は固着がかなり進んだ状態なので、スポンジと洗剤で洗ったり、重曹で磨いたり、メラミンスポンジで擦られたり、色々トライされる方が多いようですが、おそらくビクとも変わらないはずです。

濡れるとさほど気にならない状態になったとしても、完全に乾くと、再びカサカサにくすんでいると思います。

回復型ハウスクリーニング後の洗面ボウル

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一面にへばりついた汚れの膜をスカッと一掃できれば、このように「ガラス質」で保護された陶器本来の質感が戻ります。

表面の凹凸が滑らかに整え、衛生陶器としての「機能を回復」。本来の機能を取り戻すことができます。

衛生陶器について、「徐々に不衛生になってゆくのは、仕方のないことなのだ。」「古いから、汚い。それは当然だ。」と、お考えになる方が、日本では少なくありません。

しかし、陶器に蓄積した汚れを除く技術があるとすれば、その考え方はひっくり返りますよね。

古くたって、材質に劣化や損傷さえなければ、衛生的に使うことが可能になります。

汚れを理由として、高額な改修や交換をすることはない、ということになります。

今回の画像でお分かりになる通り、水栓部分のステンレスメッキが劣化していて、少し浮き上がっています。金属の腐食という劣化は、クリーニングではどうにもならないところです。

しかし、同じ年数使われていた陶器製ボウル部分は「劣化」ではなく「汚れの付着」なので、「え?何のこと?」ってくらい「衛生的」になりました。

最後に、画像をもう少し引いた目線で見たところ。

この洗面ボウルが、

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こうなります。

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洗面台前面と天井からの照明を、真っ直ぐ同じ向きに跳ね返すので、洗面室が明るくなりました。

ボウル手前の黒い影は、社長・中島がスマホを構えている姿。同じポーズで撮影したクリーニング前の画像には、まったく映り込んでいませんでした。

ボウル側面(立ち上がり部分)にあったボンヤリした黒ずみ、水栓から垂れたような灰色の跡、排水溝付近に石のように囲んだクリーム色の水垢、全てクリアに。

衛生陶器は、「汚れが残っていない」状態が最も機能的。「機能の回復」を追求すると、このような仕上がりになるということです。

ウォッシュテックの洗面台クリーニングを、1年後に再びご依頼くださったお客様が仰いました。

「前回きれいにしてもらってから、気にしてよく見るようになったんですが、オシャレなお店や高いホテルでも、手洗いボウルはくすみまくってますよね。汚いことを当然として気付かないというのは、その人の倫理観を表すというか...気持ちが悪いことですね。」

ひとたび回復型ハウスクリーニングをご体験されてみると、世の中まったく違った価値観や判断基準になることがあるんだなぁ、と思わせていただきました。

当ブログをご覧になられた方、ご自宅の衛生陶器、衛生的に管理できておられますでしょうか。

くすみ、カサカサ、黒ずみ、それら落ちない汚れに気付かれましたら、ウォッシュテックにお声掛けください。

衛生陶器を衛生的なコンディションに回復させていただきます。

日時:2021年9月22日 PM 01:26
賃貸物件のハウスクリーニング

ただいま、卒業からの新生活、ウキウキわくわくドタバタの方が多いんではないでしょうか。

賃貸マンションや賃貸アパートに単身上京される方からよく頂戴するご相談。

「契約した賃貸物件が、掃除しているのかしていないのか分からないくらい汚いです。不衛生で気持ち悪くて、ここで生活する覚悟が定まりません。キレイにして欲しいです!」

「もちろん既に不動産屋さんにクレームを出して再清掃を頼みましたが、変化ありません!」

たいていの方が、水垢の汚れを気にされています。

浴室の鏡が白く曇って見えない。

トイレの便器は白く膜が張ったみたい。

お風呂場も洗面台も、キッチンのシンクもダラーっと縦縞が入ってて、カサカサしている。

なんなんだ!この水まわりの汚さは!という驚きで、同じ汚れの画像を探しまくってウォッシュテックに辿り着かれたということです。

実は私も京都から横浜に引っ越してきた時、同じ思いでした。

何もかも、くすんでるぅぅっ!オシャレなファッションビルの手洗いも、美容院のシンクも、汚いぃぃ!と。

水垢のサイトにも書いたことですが、首都圏・関東ローム層エリアの水道水は、硬めです。

私の生まれ育った京都が硬度40~55とすると、横浜は60~90なのです。

※冬季は硬度が高めになります。

硬度では数値として拾われないシリカが豊富な地下水源エリアも点在します。

例えば、住んでみたい街で人気の武蔵野市もそのエリアです。水まわりがくすんでる情報など、どのメディアにも出てません。

水道水がヤワらかめの地域からの上京組がリアルなスケール(水垢)と初めて出くわすのが、賃貸物件に入居する時ということになります。

そこで疑問。

なぜ、こっちの人達は水垢に気づかないのか?対処しないのか?

私の職務経験からの実感として、首都圏において水垢が 「見える」 人は、20人に1人いるかいないかくらいです。

全く水垢という存在が分からない。あるいは。確かにあるけど、そういうもん。さして気にしない。と捉える方が、ほぼほぼです。

※オバケの話みたいになっちゃってますが、スミマセン。

賃貸物件のオーナーさんも、そこにまつわる不動産業者や建築業者も。もちろん清掃業者もです。

そういうわけで、ほぼほぼの賃貸マンション・賃貸アパートは水垢ビッチリのまま流通しています。

借主からの指摘に 「え?何も汚れてないよ」 という対応になるのは、当然といえば当然かもしれません。

でも、気になっちゃったら違和感ありますよねぇ。

自費でクリーニングを頼むのもシャク。そのまま気にせず生きてゆく人になるのも負けた気がする。上京組の悩みどころです。

ウォッシュテックが長きにわたりお付き合いさせて頂いている賃貸オーナーさんは、もちろん「水垢が見える派」です。

つまりは、ごくごく少数派。クリーニングが常時満室のキモと考え、コストを惜しまない貸主さんです。

この賃貸物件の退去後の清掃では、カサカサの洗面台も・・・、

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こうですよ!

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パサパサでダレダレのユニットバスの壁面も・・・、

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こうですよ!

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壁に天井も扉も照明も、くっきり映り込んでます。

首都圏では、水垢って、実際に取って見せないと「きれいになった!すごい汚れてたんだ!」と気づいてもらえないと思います。

ここに長年こびり付いている水垢が無くなると、きれい。清潔。気持ちいい。そのことを多くの方に実感していただきたいなと、上京組(水垢見える派)の私は考えてます。

あらゆる箇所のあらゆる水垢に的確にアプローチできる業者であることが、ウォッシュテックの強みです。

日時:2021年3月17日 PM 01:41
洗面ボウルのくすみ汚れ 衛生的で滑らかな質感を回復

近年、売却される中古物件はたいてい清掃業者によるハウスクリーニングが入っています。

10年前くらいまでは、売主さん転居後、完全にからっぽになってから清掃業者を入れる、あるいは清掃しないのが一般的でした。中古物件を購入するにあたっては、お部屋に何にも無い状態で内覧される方が多かったと思います。

しかし現在では、現状居住中の状態で内覧、売買契約、空白期間がほぼ無いままに買主さんが入居されることが多くなったように思います。

この変化によって、売主さんがオーダーするハウスクリーニングが、

「表から見えないところは求めない。日頃から小ぎれいに大切に扱って生活している感じを出して欲しい」

というホームステージング的クリーニングに移行したように思います。稼働(居住)中に高く売るための演出戦略です。

空室での内覧だと、遠慮なしに戸棚の中を開けたり換気扇の中を覗き込んだりします。しかし在宅では、そのようなお姑さん的なチェックはしませんよね。

売主さんに気遣って雰囲気を見る感じかと思います。

したがって、出るわ出るわ気づかれなかった汚れのかたまり...見えないところ掃除しづらいところノータッチノーメンテな中古物件がとても多くなっている...と実感します。

中古マンション・中古戸建を購入・契約するスタイルが変化して以降、ウォッシュテックに全体ハウスクリーニングをご依頼の方が、いざ契約後ご新居を引き渡された直後のご報告としてよく伺うのは、

・キレイと思ったんだけど、空室の状態で見たら違ってました。

・生活感が予想以上にリアル。細かく見ると、けっこう不潔。ブラックボックス的な箇所がどうなってるのか...開けて見るのも恐ろしい。

というご感想です。

内覧で見たところ汚れは少ない物件です、と、初動のお問い合わせで仰っていたはずなのに、お金を払って我が物として得た瞬間に評価や印象がひっくり返る方が増えています。

一般的なハウスクリーニングだと、「うわー中古物件ってコワー!でも、こんなもんか...現実は...」と、そのままご入居されるしかないと思うんですね。

ルンルンと夢見ていたイメージが、ひっくり返ったまま新生活に突入!という感じで。お引越しの慌ただしさに紛らわせる形で...。

でも、どこかモヤモヤしますよね。こんなはずでは...って。

その一旦ひっくり返った印象を可能な限りで修正することが、ウォッシュテックの空室全体クリーニングかなーと考えてます。

おうちを買った、そのルンルンを引き渡し以前のままキープ、あるいは増幅させるだけの力がある。それがウォッシュテックの回復型ハウスクリーニング・レストレーションの利点で、他の清掃業者には無い強みです。

中古マンション・中古戸建の購入をされる方のお役に立てるかと思います。

画像は、マンション空室全体清掃に含む形での洗面台のクリーニングです。

こちらも、キレイにお使いですと言われた物件です。

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確かに、ベトベトや黒ずみ汚れがあるわけではありません。でも、でも...どこか腑に落ちません。

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どうでしょう?映えてますかー!アガりますかー!

クリーニングは汚れを除くことしかできませんから、引き渡される以前に生じた素材の劣化や損傷は回復できません。

でも、すれば納得できることって、とても多いと思います。

日時:2021年2月 4日 PM 02:10
天板と洗面ボウル一体型 ユニット洗面台 くすみ汚れを回復

人工大理石製、天板と洗面ボウルが同じ材質で地続きになっているユニット洗面台。

2010年頃からマンションで多く見られるようになったデザインです。

ウォッシュテックの洗面台の施工例うっかり「人工大理石天板×陶製ボウル」に偏っており、今やメジャーどころの「樹脂製一体型洗面ボウル」が手薄と気づきまして、慌ててブログにしてみます。

天板も洗面ボウルも全てプラスティック製。コーキング(パッキン)が無くてシームレス(地続き)、焼成では実装不可能な角度や凹みを付けられるところが最大の特長です。

でもさ!柔らかいんですよね!

石目調のゴツめの人工大理石に陶器の洗面台と同じ要領でゴシゴシ力いっぱい擦れば、たちまち傷らだけになってしまいます。

かといって、整髪料・保湿剤・化粧品を洗い流したり、毎日何回も手洗いするところですから、全てを受け止める洗面ボウル・水栓・天板の手前の方あたり、相応に汚れます。

こびり付いた汚れを前に、スポンジと洗剤で頑張るも事態変わらず、「うーん...」と行き詰まりを感じる方が多いように思います。メラミンスポンジを使う?いや、そこだけ跡ができて目立っちゃったら終わりじゃん...などなど。

例えば、このように。

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洗面台クリーニング後は、このように。

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天井のダウンライトと、鏡上の照明が洗面ボウルにバチーン!と真っすぐ反射するようになり、明るい印象です。

何より、清潔。表面の汚れがツルリと無くなると、本当に気持ちが良いです。

洗面ボウルに水を貯めて顔を洗うなんてクリーニング前は絶対イヤだったでしょうけど、今は出来そうです。

画像手前左、照明の形がシャシャシャっとボヤけています。ご自身のお掃除で頑張られた痕跡です。

陶製ボウルだと出来ない傷が、プラスティック製ボウルでは出来てしまい、そしてそれを無かったことにはできないです。

樹脂製洗面台、いいとこいっぱいあるけれど、そこだけ注意です。

「あー、うちと同じ汚れじゃん」とリアルに感じて頂くため、ズームでビフォアアフターしまして、今回のブログを終わります。

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洗面台のくすみ汚れを不潔に感じたら、ウォッシュテックにお声掛け下さい。
日時:2020年12月 7日 AM 11:36
陶器の洗面ボウル くすみカサカサ汚れの原因と理由を解説 ツルツルに回復

洗面ボウルの材質で、人工大理石と並んでよく拝見するのが陶器です。

陶製ボウルの良さは、やっぱり清潔感かと思います。ぬるりと滑らかなガラス質の光沢の中を、蛇口から出てきた水がトロトローっと滑って排水口に吸い込まれていく様子は、見ていて気持ちいいです。

しかし、ウォッシュテックのテリトリーでは、陶器の表面に焼き付けられたガラス質のコーティングである釉薬(うわぐすり)の質感が失われた洗面ボウルが大半かと思います。

商業施設の手洗いボウルは数か月で、使用頻度の少ない住宅でも数年経過すれば、カサカサして照明の光をボンヤリ映す程度になってしまうのです。

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古くなったから、釉薬が剥げてしまったのかしら...と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、違います。

ガラス質の釉薬の表面に、水道水の中に溶け込んだカルシウムやマグネシウム、シリカなどのミネラルが積み重なってくっついているのです。

くっつく、という表現だと、すぐに取れそうに聞こえるでしょうか。

すぐに取れるんだったら、ちょちょっと手を入れるだけでキレイになってコンディションをキープできるはずですが、現実、滑らかさをキープできないのはなぜでしょう。

ガラスの主成分はシリカです。つまり、水に溶け込んだシリカが表面にくっつくと、同じ性質であるガラスとホントにピッタンコ。

分子構造レベルで「水垢」と「表面の釉薬(ガラス)」が超密着というかもはや一体化に近い状態になる...そのようにイメージしてみてください。

釉薬は剥がれているわけではなく、水垢がめっちゃがっつり密着です。

いったん水に溶けたミネラルですから、水垢って、なんていうか粉?粒?のように密着です。水溶き片栗粉を置いておいたら粉だけ残して干上がりますね、あんなふうに。ツルっと平滑ではないため、肉眼ではすりガラスのようにマットな質感に見えてきます。

ガラスの容器はジャムやピクルスなど酸性の食品でも変化しなくて良いですよ!と、言いますよね。ガラスと原料同じのシリカの水垢(スケール)というやつは、変化しにくいヤツなのです。ということは、きわめて除去しにくいのです。

スポンジやクロスで磨いてみる、クエン酸スプレーしてみる...そのような掃除ではビクとも良くならない理由は、そういうわけです。

「ミネラル分が多めに含まれているエリアの洗面ボウルは、たいていくすんでいる。WHY?」の理由、以上でございます。

陶製洗面ボウルのレストレーション後。

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トゥルッ。

1枚、汚れの皮を剥いだように、ぬらっとした陶器らしい質感が回復。

ビフォア画像中央下あたり、お掃除を頑張られた痕跡が見られ、本来の平滑な質感からは程遠く、ここでギブアップされたとのことでした。しかしレストレーション後は均一な光沢に!

一応ながら、洗面ボウルの全体像のビフォアアフターも載せておきます。

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陶器の洗面ボウル全体を俯瞰で見た方が分かりやすいか迷ったので、どちらもご覧ください。

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明るいボウルの中をツルンと流れてゆく水。これぞ洗面台の清潔です。

水垢は、いったん固着すると加速度的に厳しくなります。したがって固着のメカニズムを事前に知って予防、付いてしまったら早々に手を打つのが得策です。

なお、ホーロー製のボウルは、釉薬の下は塗装、その下は金属です。陶器よりも焼成温度が低いため釉薬は弱め、その下の層はウエハースのように異なった材質が薄く重なっています。既にお掃除で深追いしたためダメージがある場合や、水垢の固着が長期に亘っている場合は、陶器と比べて水垢除去の回復率は低くなります。ホーローの洗面台の場合は、より先回りの対策が必要といえます。

日時:2020年9月16日 PM 12:36
清潔な洗面台で手を洗いたい くすみモヤモヤ 不潔な汚れをつるんと除去

新型コロナウイルス対策で有効なのは、手指を石けんを泡立て、流水でウイルスを落とすこと。日々報道で伝えられているので、一日何回も「しっかり手洗い」される方が増えているように思います。

毎回、いつもより長く洗面ボウルや蛇口を見る。飛び散りや汚れを見る。家族全員が見る。そこでハタと思われることがあるのかもしれません。洗面台クリーニングのご依頼が多くなっています。

弊社はコロナウイルスによるキャンセルは現状1件もございません。もともとご予約いただいた浴室に「洗面台も追加できますか?」と、ご連絡いただくことが増えています。そこで今、洗面台への関心が高まっているのかなーと思っているんです。

洗面台に見えてくる汚れといえば、

・ステンレス(蛇口)が輝かない

・排水口から見え隠れしているカビ

・スポンジで擦り洗いするも変化なし ボウルに膜のように張り付くくすみ

・天板に飛び散った水滴の跡 カリカリに残ってる

などでしょうか。例えば、このような?

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どなたも汚れに気づかれたら、お掃除されると思うんです。不潔な状態は、どなたもイヤなのです。

軟らかい歯ブラシで弾き飛ばすようにして水栓の隙間に発生したカビを取り除く、オーバーフロー用の排水口(洗面ボウルの上の方の穴)にカビ取り剤を噴き込んでカビを流す、ベトベトした石けんカスを洗う。それらお掃除は、衛生的にマスト。是非ともやっていただきたいです。

しかし、その下にある全体を覆ったカサカサ感は、ほぼ変わらないかと思います。

変わらないと、カサカサ感もどうにかしたくなってしまうもの。

たまにメラミンスポンジやトイレ便器用酸性洗剤などを使って深追いされる方がいらっしゃるのですが、人工大理石を傷めますのでおやめください。渾身の力を込めてスポンジたわしや固いブラシで擦るのもおやめください。良い結果にはならないと思います。

深追いはしたくない...ギブアップ。そして、ウォッシュテックを画像検索などでご覧になり、お写真を添えてご相談くださるようです。

洗面台クリーニング後。

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ステンレスは、金属のなめらかさと輝き。

人工大理石は、ほわっと柔らかな樹脂の質感ながら、表面ツルっとキュキュッとニュートラル。

画像、水栓の間ちょっと下に見えている丸い灰色のは何?

これは、洗面ボウル下部にあるポップアップ水栓です。回復型ハウスクリーニング以前も、わずかにボンヤリ見えてます。しかしクリーニング後はクッキリ陰影と形が映り込むようになっています。ツルっと何もない状態なので、像が崩れず真っすぐ映る。

もちろん、マニキュア状の塗り物系コーティング加工はナシ。ゆえに、映り込む形にゆがみ・歪みは全くありません。ウォッシュテックは、ニュートラル第一主義。製品出荷段階の状態に可能な限り回復させることが仕事です。

にじみ、水垢、くすみ...それらが一掃されると、清潔感がパワーアップ。見た目だけではなく、表面にあった汚れの凹凸(段差)がなくなることで、汚れ・菌・水分が引っ掛かって積もりにくくなり、衛生的に管理しやすくなるということです。

クリーニング後は、サッと拭き取るだけで清潔キープ。

手洗い後に使うペーパータオルでその都度飛び散りを拭き取るのがベスト。それが大変だったら、手拭きタオルの交換直前にそのままボウル・水栓まわり・天板を拭いて洗濯カゴにイン。その流れで管理されてみて下さい。

洗面台がキレイだったら難なくできる感染症対策ですが、洗面台自体が不潔だなーと思うと手がビビっちゃいますよね。まずは洗面台そのものが清潔であって欲しいなと思います。

日時:2020年3月14日 AM 09:01
くすみでパサパサ 洗面ボウルの水垢を除去して陶器本来のツルツル質感に

洗面台の陶製ボウルのクリーニング。

ボウル表面全体がパサパサとしたマット調で、一枚、汚れの膜が張ったような印象です。

スポンジと洗剤で掃除してみても、表面のベタベタがきれいになるだけ。くすみ・くもりは変わりません。触るとサラサラ...昔懐かしスリガラスのようです。

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古いから。長く使っているから。ツルンと輝かなくても仕方ない。と、諦められている方が多いかもしれません。

レストレーションで水垢のみをピーリング。陶器本来の質感に回復してみます。

洗面台クリーニング後のボウル。

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ツルツルを通り越して、ヌメヌメとも言えるほどの光沢に。

触ると、プルっと指の皮膚が引っ掛かって、これぞ陶器。食器と同じ質感です。

実は、20世紀製の陶製ボウルは、今のそれよりもタフです。表面を覆ったガラス質の釉薬(うわぐすり)がしっかりと分厚くて均一。従いまして、回復しやすい洗面ボウルといえます。

カサカサとした水垢が付いたものは、顕微鏡レベルで見ると「凹凸」です。それゆえ、光をまっすぐに跳ね返すことができず曇って見えるのです。

この微細な凹凸は、脂っこい石けんカスや手肌の汚れ、カビなどの足場となります。凹凸に汚れが積もって凹凸を増幅させてゆき、不衛生に。

水垢を除去し、本来の平滑に整えることで「汚れにくい状態」に回復できます。

私どもが取り組むレストレーションとは「製品本来の機能・目的を回復させる」こと。水まわりの陶器は、別名「衛生陶器」。もちろん美観も付いてきますけど、衛生が最も重要です。

インフルエンザが流行している時期。一日何度も手を洗う洗面台。表面に何も付着していないニュートラルな洗面ボウルで、どうぞご清潔に。

日時:2019年12月 2日 PM 12:31
陶器の洗面ボウル くすみを除去して清潔な光沢感

梅雨どきです。ジメッとどんよりな天候が続きます。ご機嫌いかがでしょうか。

今回は、洗面ボウルのクリーニングです。

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陶器の質感も、どんよりくすんでます。

表面に、膜のような硬い汚れが固着。カサカサと不透明な水垢は、本来の質感を曇らせます。

もちろん、汚れによって僅かな凹凸が構築されるため、カビや脂っこい石鹸カスも蓄積されやすい状況です。食中毒が発生しやすい高温多湿な時期、手を洗うボウルがそもそも不衛生となると、心配ですね。

さらに、お掃除をしてもしても「くすんだまま、つるっとしない」だと、ヤル気もシオシオになるというものです。

クリーニング後。

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つるん!一皮むけたような光沢感です。

陶器に焼き付けられたガラス質の釉薬(うわぐすり)本来のクリアな質感が蘇りました。

クリーニング以前の汚れた状態では、流した水は不規則にとどまった形で、排水が遅いです。一方、クリーニング後のニュートラル(汚れの付着が無い素材本来の状態)では、洗面ボウルに設計された傾斜に素直に水が流れ込み、排水が速いです。水分の滞留時間を短くできれば、汚れも付きづらくなります。

厳しい汚れをいったんリセットすれば、あとはキープするだけなので労力は最小限に。「お洗濯する前のタオルで、ボウルの内側も拭くようになりました!」などなど、「不潔っぽい」「古びて生活感たっぷり」の洗面ボウルではありえなかった習慣が、自然と身に付かれてゆく方が多いように思います。

今回は、併せて御影石の天板もクリーニングしています。ウォッシュテックは、他社を圧倒する石の水まわりの施工実績がございます。高級仕様でデザイン性が高い石の洗面台もワンストップでお引き受け可能です。

すっきりクリアな清潔な洗面ボウルで、朝一番のお支度ができれば。出かけたくないお天気でも、ちょっと元気出ると思います。

日時:2019年6月19日 AM 10:21
洗面台 蛇口の裏 汚れ除去

横浜市都筑区マンションにて、洗面台クリーニング。陶器製のボウルです。

全体にくすんでパサパサした洗面ボウル、洗剤とスポンジで擦り洗いをしてみても、ちっともツルっとしてこないのですよね。

蛇口(水栓)の向きを上にして撮影してみます。

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水栓の裏側にもボウルと同じく、水道水が干上がって残ったミネラル(カルシウム・マグネシウム・シリカなどの金属)が固着しています。ミネラルが積もってできた凹凸を足場に、カビも集まりやすいのです。

日常でわざわざひっくり返して見ない蛇口の「水が出てくるところ」。実は、白くて硬いカリカリ汚れが黒いパーツに目立ちます。きれいな水が出てくるはずが、とばっ口の不潔感。いったん目に入ってしまうと、気持ちが悪いものです。

クリーニング後。

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ハイ!清潔!これなら、出てきたお水も気持ち良く飲めるかしら!

黒い樹脂が黒く戻り、ステンレスは濁りが無くなりました。何も付いていない、工場出荷段階の質感って、美しくて気持ちが良いものだと思います。

ボウルに張り付いていた水垢のボヤけた印象も、ツルリと釉薬のなめらかな光沢に回復。これなら、洗面ボウルに貯めた水でお顔を洗えるかしら!

洗面台は、来客時にチェックされやすい箇所です。逆に考えれば、ここがツルっとニュートラルだったら「この人、デキル...!」と思ってもらえます。

そして何より。毎朝毎晩使うものですから、キタナイから水を貯めずに...キタナイからあんまり触らないでおこう...てなことでは、フルに使い倒すことができず、もったいないのです。

回復型ハウスクリーニング(レストレーション)がお役に立ちます。

たいていの洗面台は、上部に照明がデザインされています。ライトの形が薄ボンヤリしてきたら、一度お声掛けください。

日時:2018年7月20日 PM 04:18
陶器の洗面ボウルの水垢 マットなくすみ汚れをツルツルなめらかに

東京都大田区にて、ご購入後ご入居前の中古マンション全体ハウスクリーニング。その一部として、陶製洗面ボウル

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陶器の洗面ボウルは白くて、カビもない。「キレイだよ?汚れてない」と、仰る方が大半かもしれません。

しかし、質感はどうでしょう。水滴の跡が重なったようなモヤモヤとした跡。卵の殻のようにカサカサと、全体に「くすみ」に覆われた感じ。使用感というか生活感というか、何年も使い込まれたユーズド感、あります。

回復型ハウスクリーニング後の洗面ボウル。

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陶器表面に施された釉薬(うわぐすり)のなめらかでクリアなガラス質が回復。人造大理石(樹脂)製の洗面ボウルとは違って、陶器のボウルは「ぬらぬら」っと表面が揺らめく光沢になるんですよね。

触ると、プルプルっと指のうるおいで引っ掛かるツルツルさです。クリーニング前のカサカサに近いスベスベ感とは全く違います。

全体を覆っていた水垢が除去されてニュートラルな状態になると、質感は、若々しく清潔な印象に見違えます。

クリーニング後の様子をご覧になって、触られてみて、初めて「あ、あれは汚れていたのか...こんなキレイになるなんて」と気づかれる方も多いです。

ご自身のお掃除では、カビ・ヌルヌル・ベトベト汚れは取り除くことができますが、カサカサくすみ汚れは変わりません。自分で対処できない、自分でやっても変わりがない汚れは、次第に「汚れではない」と認識するようになっちゃいますよね。それが、生活感、古臭い、ダサい、不潔っぽい、どことは言えないけど全体的にウーン...という印象に繋がってゆくのだと思います。

この洗面ボウルの形状はスクエアで、水の流れ込み方もデザインされています。水垢が固着して汚れた数年後の様子など、デザイナーは考えたくない。なので、想定されていません。ゆえに、表面がカサカサだと、水滴の付き方や水の流れ方すらダサくなるのです。

陶製ボウルをツルっと戻し、洗面カウンターの石材のくすみを「ビシッ!」と迫力ある光沢に研磨し、水まわり一つ一つの質感を的確に回復して全てが出揃ったとき、資産として圧倒的に強いものに変わってゆきます。

この物件は、いい。オシャレだし、高品質。何より清潔で、気持ちいい。ワタシが毎日生活するに相応しい。お引渡し後、そのように実感&再認識していただければ幸いです。

日時:2017年7月 4日 PM 02:06
洗面 水栓(蛇口)付け根の錆と汚れをクリーニング

東京都港区のマンションにて、トイレクリーニング

トイレの手洗いは、タンク一体ではなく便器のサイド、薄い収納棚の上に設置されています。

限られたスペースでやりくりするため、陶器に刺さっているというか、こういう形状が多いですね!

入り組んでいて、小さくてダイナミックな動作でおそうじしにくい。はみ出しそうな感じで手を洗うから、汚れもはみ出してきて溜まりやすい。

ハッと気が付くと、蛇口の根っこ、さ…錆てるぅっ。わゎ…自分でやってみたけど、どうにもならん。ということで、ウォッシュテック出動となりました。

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写真中央の灰色の棒は、どけるのを忘れて撮っただけで、特に意味はありません(すんません)。ちなみにこれは、プラスティック製の先が薄くなったヘラで、ガッチガチの石のような汚れを酸でゆるませてから、殻をめくるような動作で弾き取っていくときに使う道具です。

このような、陶器と金属(金属といっても、無垢…つまり断面が全部おなじ金属、ということではなく、表面がメッキ加工になっているもの)をクリーニングする場合、付着している汚れの性質は同じでも、洗剤や道具を使い分けねばなりません。

特に酸性の洗剤。パサパサと曇らせる、石の膜のような水垢をほどく際の必須ケミカルです。これ、陶器だとダメージゼロだけど、メッキに付着するとシミみたいに腐食しちゃう場合があるのです。ぜったいに触れさすな!と初心者マーク時代の私、社長によくドヤされていました。

そのようなトラブルのリスクを下げるため、熟練のハウスクリーニング業者であれば、例えばどこどこのメーカーのメッキは強いけど、ここのは特に弱い。なので、ケミカルの組み立ては、こう。みたいな理論が頭に入っておるというわけです。

なので私は、ハウスクリーニングとは、「自分が知りえない理論と出来えない実践→安定した美しい仕上がり」を買う、ってことかなと考えてます。

もう一言加えるならば、「自分が知っている理論と出来うる実践」はハウスクリーニングではなく「家事代行」あるいは「おそうじ」で、ゆえに当然ながら安価で、私どもとは別カテゴリということです。

そして、クリーニング後のトイレ手洗いボウル。

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うん、おしゃれ。

金属は金属らしくギラッと輝き、陶器は陶器らしく温かで清潔そう。

デザインがオシャレであればあるほどに、汚れが付くと「年は取りたくないものだ。新しく若いことだけが、美しいのか。諸行無常。ちーん」みたいな気持ちになりがちですが、

ウォッシュテックのハウスクリーニングなら、まだ、イケる!ですよ。

日時:2016年1月 8日 PM 12:22
ホーロー洗面ボウルの汚れ、くすみ

横浜市青葉区のマンション。洗面台クリーニング

ホーロー(琺瑯)の洗面ボウルが、全体に濁ったようにくすんでいます。

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写真中央あたり、いくつものいびつな◯が重なって白く凹凸になっているの、お分かりになりますでしょうか。水道水の中に含まれているミネラル、たとえばカルシウムやマグネシウムなどの金属が、その場で乾き、表面にミネラルだけが残ってこびり付いた状況です。

ホーローの表面は、ガラス質の層でくるまれています。お茶碗の、土の器に釉薬(うわぐすり)がコーティング、焼成させてガラス質になっているのと同じイメージです。ツヤっとしている膜は、表面の薄いところだけ。

ホーローの場合は、簡単に説明するとガラス質の下は白い色の塗装、その下は濃い灰色をした金属の板です。つまり、エイヤエイヤガリガリと力任せに粗いもので削ってしまうとガラス質が失われ、その下のマットな白い層が露出します。もっと削り進むと黒っぽい鋼板が透けて見えてきます。

白く濁らせているミネラルは、ガラス質よりも硬い。「この汚れをどうにかしたい」と頑張るあまり、琺瑯の光沢ごと削り落としてしまう方は少なくありません。どうかご自分で無理強いされないでください。

いっぺん削り落とされて失われたら、ハウスクリーニングでは戻せなくなってしまいます。

洗面台クリーニング後の琺瑯製洗面ボウル。

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汚れだけを滑らかに取り去り、ガラス質はそのままに、つるん、ぴかっ。

酸性の洗剤で汚れを柔らかくほどき、泥パックのように汚れを吸着させ…「擦る=洗う」というイメージがあるハウスクリーニングですが、いえいえ、お肌のエステと同じく汚れを取り去るには様々なテクニックがあるんです。正しい手順を正しく踏めば、危ない洗剤もいりません。傷つけることもない。

作業担当:中島の髪の毛のモサモサまで鮮明に映り込んでいます。ピース!

シャンプーできるタイプの大きな洗面ボウルは、底面が水平に近く、水が流れ込みにくい傾向があります。ですから、その場で水滴が干上がって跡になりやすい。硬くて白い汚れが気になる方は、水道を使ったあと、サッと拭いとくと汚れの付き方が遅くなりますよ。

清潔で明るい洗面台。すすんで手を洗いたくなりますね。

日時:2014年6月27日 PM 04:18
人工大理石の洗面ボウル、白いうろこ状の汚れ

横浜市青葉区の戸建住宅にて、洗面台クリーニング

洗面台は、毎日毎晩、お目にかかるところ。なので、お掃除をこまめにされる方が比較的多いです。

しかし、お掃除をしてみても!洗面ボウルがカサカサッと濁って、曇っていて、ちっともツルリと戻らない。ステンレスの蛇口が、ウロコが覆ったみたいに白くなって、キラリと光らない。

お客様によりますと、「おばあちゃんの知恵袋」にあった「歯磨き粉で磨く」を試したりしても、ほとんど効かないし…。頑固汚れ用のスポンジなんかで擦りまくって傷キズにするのも怖いし…。と、お悩みだったそうです。

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ハウスクリーニング後。

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ボウルはツルリ、照明の光を映しこむほどに滑らかになりました。ステンレスの蛇口は、本来の質感を取り戻し、明るく輝いています。

温度調整目盛りの根元に固くザリザリと積もった白い汚れも、すっきり。殻が剥けたように無くなりました。

来客が増える年末年始は、ノロやインフルエンザの流行期にあたります。ご自宅にお客様をお招きされる際にも、まずは手洗いうがいをして頂く方が安心できますね。

となれば、「お!キレイにしてる」という印象の洗面台にリセットされておくと、洗面所へ誘導しやすいんではないでしょうか。自信をもって、どうぞどうぞ、と案内できますよ。

汚れた洗面台で手洗いしても、あんまり菌が落ちてないような気がするし跳ね返りの水も汚れているように思えるので、チャチャッと濡らす感じで済ませてしまいがち。しかし、美しい洗面台だと、ゆっくり落ち着いて手洗いできて、あーきれいになったなぁ、と思えるものです。

清潔な洗面台から、素敵な時間をお過ごしください。

日時:2012年11月24日 AM 07:19
陶器の洗面台、ツルッ、キラッ!

横浜市港北区にて、洗面台クリーニング

オーソドックスな陶器の洗面台は、衛生的で丈夫で、私は大好きです。

でも、日々使っていると、なんだか表面が、くすんできますね。お茶碗を洗うように、割とマメに洗剤とスポンジでクルクルと洗っても、表面の脂っこい汚れしか取れない…。いまいちツルピカしない…。

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洗面台クリーニング前。水で濡れているときは、あまり目立ちませんが、乾いた状態で見ると、どことなく一枚、膜が張ったような濁りというか、くすみがあります。マットな質感で、指で撫でると、なんとなく滑々と粉っぽい。

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こちらは、ハウスクリーニング後の状態。

トゥルットゥル!陶器本来の光沢感が戻りました。指で触ると、ムッチムチと肌が引っかかる感じ。表面に何も乗っていないニュートラルな感触です。清潔感たっぷり!

私が陶器製の洗面ボウルが好きな一番の理由は、実は「ちゃんと磨くと、ちゃんと戻る」という素直なとこなんです。うふふ。

日時:2012年1月19日 PM 05:23
人工大理石の天板(洗面台)、陶器の洗面ボウル

横浜市青葉区の戸建。洗面台クリーニング

人工大理石(人造大理石)の中でも、最高品質と称されるデュポン社製「コーリアン」の洗面台天板。その中でも、象牙のようなアイボリーが高級感を醸し出す、「カメオホワイト」。

私は、「コーリアンの天板は、娘さんの嫁入り道具に出来ますよー」と、よく言います。それくらい、丈夫で、メンテナンスさえすれば何度でも美しく甦る素材なのです。他社の人造大理石と比べると、やはりお値段が一段ハイクラスですが、長く使うことを考える場合は、とてもオススメ。頑丈ゆえに、ものぐささんのザツザツ〜なお掃除にもじゅうぶん耐えうる点も、とてもオススメ!

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人工大理石の、照明の映り込み方にご注目。光沢がムラになっているの、お分かりになりますか?天板を斜めから光を透かして眺めると、すごく光沢がある箇所と、とてもくすんでいる箇所が、まだらです。

キッチンの天板や、食卓、ダイニングテーブルなどもそうだと思うのですが、毎日、濡れ布巾でマメに拭いていても、気付くと何だか黒ずんでムラムラ、触るとどことなくベタベタ引っかかる感じになっていたり、くすんでいたりしませんか。思い立って真剣に洗剤で拭いてみると雑巾が真っ黒に汚れて「ハッ!」とする、みたいなこと、ありませんか。洗面台の天板が広い場合も、同じようなことになりやすいのです。実は、長期に亘っての汚れが頑固に付着しています。

陶器の洗面ボウルは、油の膜が貼られたように光沢が無く、ところどころ黒っぽい筋のようなカビが浮いています。照明が当たっても光を吸収してしまって、ドンヨリ暗い印象です。

洗面台の人工大理石に付着した汚れを除去し、陶製洗面ボウルを磨きました。

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人大の天板に映った照明が、均一にぼけるようになりました。全体の質感が、なめらかでニュートラルになった証拠!不透明なのに薄く透明感があるような、まさにカメオのような素敵なアイボリーホワイトに戻りました。

仕上がりを触られたお客様、「わっ…つるつる…すべすべ…気持ちいい…」と、いつまでも指先で撫でられています。へばりついた汚れを一皮剥いたようなイメージ。表面の黒ずみ汚れも、べとつきも、しっかりと除去されています。エステで例えるならば、「ピーリング」とか「美白」のような感じかな!べっぴんさんになりました。

このように、上質な人工大理石ならば、何歳であっても、何度でも、艶やかで滑らかな、若々しい肌に甦ることができます。定期的なメンテナンスで、たびたび惚れ直して、代々引き継げるくらい、長く長く、大事にお使いください。

陶製のボウルは、分かりづらいので接写してみました。これは、クリーニング前の洗面ボウル。排水の周りに、茶色っぽい水垢がガチガチと固まって付いています。指で触ると硬く尖って盛り上がっています。石のようです。排水口のステンレスは曇って、モヤモヤしています。洗面ボウルと天板を繋ぐコーキング(パッキン)からは黒カビが垂れ下がっています。陶器の釉薬のガラスのような質感が失われ、白く粉を噴いたようにパサパサして見えます。

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陶器の洗面ボウル、クリーニング後。つるっとガラスのような、釉薬本来の質感が戻りました。ライトの映り込みのキラキラの数が増えました。ダラダラと垂れ下がっていた黒いカビがなくなっています。ステンレスも、キラリ!陶器の滑らかな白さに、銀色の輝きが合いますね!

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これなら、洗面ボウルに水を溜めて、顔を洗えるぞう!

日時:2011年3月 4日 PM 06:00
洗面台、蛇口の付け根のカリカリ汚れ

洗面台の蛇口の根元や水栓レバーの隙間に、カリカリと固い石のような、ベージュ色のような茶色っぽい…あるいは灰色っぽい汚れが、こびりついている。って、多いんじゃないでしょうか。

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蛇口やレバーに掛かった水道水が、垂れたり挟まったりで、常に留まって、水分だけ干上がってしまって、含まれたカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分だけが残ることが、原因です。ミネラルに加え、カビや金属石鹸(石鹸カス)も含まれている場合も、よくあります。

水垢のカリカリを、ズームしてみます。このお住まいの水垢は、ベージュ色です。石みたいにガッチリくっついていて、スポンジや古歯ブラシに市販の水周り用の洗剤をつけて擦っても、ビクとも落ちません。

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クリーニング後。隙間や付け根のガビガビを落としました。人工大理石の洗面ボウルの輝きの違いにも、ご注目!ぱさぱさと粉っぽく、マットな質感が無くなりました。つややかで、触るとキュキュッと、水栓を捻る感触も気持ちよいです。

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同じく、ズーム。入り組んだ隙間の水垢も、きちんと取り除かれています。「蛇口の付け根とレバーの隙間、いつも気になっていたんだけど、落ちなくて困ってたのに、取れた!やった!」と、お客様。

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酸性の薬剤を塗布して、固い水垢をふやかして柔らかくしてから、ヘラ状の道具で弾き飛ばすようにして少しずつ塊りを取っていきます。水栓レバーを上下左右に捻って、さまざまな角度から目で見ながら、歯石を取るような気持ちでコツコツ作業します。

数年掛けて、こびりつけられた汚れですから、パッと薬品を振り掛けてチャッと撫でてジャーと流すだけで落ちる、ということはありません。どこまでもコツコツと地道な手作業で一粒一粒オフしてゆきます。

日時:2011年2月21日 PM 06:05
傷つきやすい洗面台

横浜市都筑区にて、洗面台クリーニング

ここ4年ほどで、とても多く見られるようになった人造大理石の天板ボウル一体型の洗面台。今までに拝見してきましたところ、築3年以内のマンションであれば、約7割くらいがこのタイプであるように思います。

この洗面台の良いところは、シームレスなのでボウルと天板の継ぎ目からのカビが発生しない、新築引渡し時に艶やかで明るく印象が素晴らしい、リーズナブル、ということだと思います。

しかしながら、このタイプの人造大理石は、とても傷つきやすいです。メラミンフォーム(メラミンスポンジ)や、ちょっとハードなスポンジたわしでゴシゴシとお掃除すると、動かした通りに擦り傷がついてしまいます。かつて多く見られた陶器やアクリル系人工大理石の洗面ボウルよりも、ずっとずっと柔らかく、繊細だと思います。

こちらの洗面台も、表面に細かな「掃除キズ」が目立ちます。その凹凸の上に、曇ったような、あるいは脂っこいような汚れが乗って、どこをどう角度を変えて撮ってみても、全く光沢がありません。蛇口も表面が白っぽくまだらになり、ステンレスの質感がくすんでいます。

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ズーム!排水口まわりが黒くボヤけています。表面に水を打ってみると、水滴がいびつな形で弾いています。表面に汚れが覆っているので、まあるくプルンと盛り上がった形の水滴になりません。

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クリーニング後。表面のくすみと汚れが取れて、艶やかな光沢が戻りました。天井のダウンライトの温かな照明色を、ボウル全体に映し込むようになり、洗面所が明るい印象です!蛇口レバーのステンレスも、キラリと光り、鮮明に周囲を映しています。

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同様に、ズーム!厳密に見ると、ご自身でされたお掃除でできた深い擦り傷は残っています。でも、だいぶんツルッとなってます。ステンレスの排水口付近ににじんでいたカビも取れて、表面にはプルッと張りが出て、瑞々しい仕上がり。表面が汚れでくすんでいたときには全く見えなかったのですが、写真奥、立ち上がり面に、ぼんやりと排水口が映り込んでいます。

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ウォッシュテックが掃除すると、なんでキズが付かないの?と、お客様から訊ねられることがあります。おそらく、「これは傷つきやすいものなんだから、キズをつけないように掃除するぞ!」という覚悟をもって、道具と方法を注意深く選んでいるからだと思います。洗剤や道具を適切に組み合わせて段階的に、力加減やタイミングを上手に計りながら作業してゆくと、粗い研磨剤や強い洗剤を使わなくても、ダイジョブなんですよ。(実際、この洗面台をクリーニングする際には、研磨剤は一切使用していません。)そのように申し上げると「凄い…プロの技かぁ…」と仰ってくださる方が多いのですが、社長の指示通りにやればソコツな私でもできてしまうくらいのことなので、何だかこそばゆ〜い、照れくさ〜い思いです。

このタイプの洗面台の日常的なお掃除方法は、シームレスな設計を生かして、こまめに水気を取ることだと思います。柔らかなマイクロファイバーを側において、ボウル全体をクルクルっと拭かれると、ゴシゴシ掃除をしなくても長くキレイを維持できます。「根を詰めて頑張るほどのお掃除をしない」ための掃除が、効果的です!

日時:2011年1月16日 PM 06:55
東京都港区にて、洗面台のカビをハウスクリーニング

東京都港区のマンション。洗面台の手洗いボウルのハウスクリーニング

陶器の洗面ボウルは、全体に光沢がなく、ご自分でお掃除をされても曇ったまま、くすみが取れないとのこと。マットな水垢でパサパサ、しかしどこかベトベトとしていて、水を弾くとまだらになって、不潔な感じです。少し視線を落としてフチを見ると、黒カビと赤カビが垂れてきているのが見えます。排水口には若干のサビがあり、ステンレスの光沢は無く、曇っています。

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天板がボウルに迫り出しているため、ボウル上部の水分が切れにくく常に湿った状態です。お掃除も入り組んでいて難しい!特に高温多湿となる梅雨から夏にかけては、カビの繁殖が早く、黒カビが一旦付いてしまうと取り除くのがやっかいです。

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陶器を洗浄、なめらかな光沢が戻りました。触るとキュッキュッ、プルンと艶やかで、何の引っ掛かりもありません。排水口のサビは薄くなり、ステンレスのメタリックな質感が、陶器のなめらかなツヤに、よく合っています。先程よりも更に視線を落として撮影してみましたが、キワというかフチというか、洗面ボウルと洗面天板の繋ぎ目から出ているカビが見えません。

今回の洗面ボウルは、比較的サイズが小さなものです。手を洗うとき、うがいをするとき、汚いボウルや排水口に跳ね返った水が掛かると、何とも汚れたような気持ちになりますよね。洗面台は、風邪・インフルエンザ予防のために一日何度も使う重要な箇所ですから、いつも清潔で美しく保つと気持ちよいです。

日時:2010年7月22日 PM 03:50

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