社長の現場日誌

目立つユニットバス 床の汚れ
社長のblogです。

いつ書いたのか記憶に無いのですが、
久々に書いてみたくなりました。

パナソニックの浴室の床、フラッグストーンフロア、
今はスミピカフロアと呼ばれているようです。

この床が濃色・黒色の場合、非常に汚れが目立つのです。

今まで私は、床の形状が悪いから汚れやすい、
そういう仮説を立てていました。
しかしながら、白系の色の場合は殆ど目立ちません。

他メーカーで、ここまで黒い床を使っているのは、
リクシルのサーモフロアや、旧ヤマハくらいでしょうか。
殆ど記憶にありません。

多少は汚れやすいかな?とも感じておりましたが、
やはり白になると殆ど目立たない。

随分とお話が脱線した感がございますが、言いたいことは、
「どの床材でもフラッグストーンフロアの黒で見える汚れが固着している」
という可能性についてです。

床の形状で多少は差異があるかとは思いますが、
生活の仕方や水質、お手入れの頻度で汚れ方は決まる筈なので、
ここ数年は、上記を意識して取り組んでまいりました。


先日、渋谷区で行ってきたフラッグストーンフロアのクリーニング、
サンポールで洗ってみたところ、汚れが目立ってしまい、
弊社にご依頼が来ました。

flagstonefloorbath-before.JPG

何故サンポールで汚れが目立ったのか?
今まで滑らかな断面であった汚れが、洗剤によってダメージが出たため、
表面に凹凸ができることで目立ちやすくなった、
業界用語で白残りというやつですね。

きっちりと順序立てて、汚れの原因に対して効く洗剤を投入し、
最後は只撫でるだけ、瞬間的に汚れが離れます。

flagstonefloorbath-after.JPG

パナソニックのフラッグストーンフロアの、
クリーニングのビフォアフターは、検索しても殆ど見つかりません。
その理由は、書くまでもないかと思いますが、
理論さえ解れば難易度は高くはありません。

そうであっても弊社に是非ご依頼下さいませ。
日時:2019年4月 1日 PM 10:30
石の浴室 大理石の壁を研磨

大理石のお風呂。お掃除するほどに、くすんで薄汚れた印象になる理由は?

日本国内で市販されている洗剤のほぼすべてに「金属封鎖剤(金属イオン封鎖剤/キレート)」が含まれているからです。

金属封鎖剤は、水道水に含まれるミネラル(金属)を封鎖(封じ込める)はたらきがあります。

日本の水道水には必ずカルシウムやマグネシウムが含まれている。それらミネラルが、洗浄成分と混ざり合うと効果が弱まってしまいます。先手でミネラルをキャッチしてしまえば、洗浄効果が発揮できる。

そういうわけで、洗剤への金属封鎖剤添加は必須と考えられています。

洗浄成分が効く前に先手必勝する役割ですから、それはもう反応が早い。

ここで思い出してください!大理石は、カルシウムでできてます。金属封鎖剤のターゲットと同じものです。

一瞬で大理石表面のカルシウムにくっついてしまいます。1回やそこらでは見た目としてそれほどですが、日常的に継続すれば徐々に凹凸が大きくなり、「くすみ」「光沢感がなくなる」状況に至ります。

社長・中島が記事の中で「回復が難しい」と申し上げているのは、そのような事情からです。

なお、おかみのおそうじセットは大理石でも洗っていただける金属封鎖剤フリーの洗剤をチョイスしています。

日時:2019年3月18日 AM 08:27
日本人初 IICRC HCT(ハウスクリーニングテクニシャン)資格保有しました

ウォッシュテック、中島淳介です。先日お伝えした渡米の件、続報です。

スコア96.25%で合格、ハウスクリーニングテクニシャンの資格を得ることができました。

WASHTECH-IICRC2018HCT-ID.jpg

右下はIICRC資格IDカード。顧客に身分を提示するための携帯用です。

WASHTECH-IICRC2018HCT-score.jpg

IICRCのHCT(ハウスクリーニングテクニシャン)インストラクターの先生の講義は、テキストに基づいた理論をベースに、細かなところや関連する枝葉のお話もてんこもりで、きわめてエキサイティングでした。道中さまざまなアクシデントもあり、ゴリゴリ勉強せねば到底スコアが伸びない難しさもあり、プレッシャーがものすごかったですが、取り急ぎ結果を出せてホッとしました...。

科学的で合理的なアプローチ。確かな技術を備えたプロフェッショナルとしてのマネジメント。

残念ながら、現在の日本では体系的に効率よく学ぶことができません。だから、体得したければ海外であっても身を運ぶしかありません。

得たものすべて現場に生かし、頑張ります。

日時:2018年9月13日 PM 12:45
IICRC ハウスクリーニングテクニシャン受講のため渡米します

お客様各位


平素より弊社をご愛顧賜り、厚く御礼申し上げます。

誠に勝手ではございますが、9月2日~9日、アメリカのラスベガスにおきまして、研修に向かいます。

IICRCハウスクリーニングテクニシャンコースを受講します。

※ハウスクリーニングテクニシャンの詳細内容をご覧になられたい方は、リンク先のポップアップ画面「Allow」をクリックして下さい。

併せて、米国クリーニング市場の現状視察や業務用資材展示会も回ります。

恐れ入りますが、上記の期間、私の応対は時差の関係上、非常に難しくなります。

ご利用いただいているお客様に還元できますよう奮励努力してまいりますので、何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。


有限会社ウォッシュテック 代表取締役 中島淳介


IICRC-Global Resource Center.jpg

IICRC_ISE-HCT-room.jpg

9月5日、現地の中島より送られてきたラスベガスのIICRCセミナーセンターの写真、アップしておきます。(おかみ)

日時:2018年9月 3日 AM 08:33
レストレーション用 オーダーブラシコレクション
社長のblog、書きます。おかみに任せきりなので...。

こう見えて弊社は、拘りがありまして、良い洗剤や道具を探す、無ければ外国製も探す、それでも無ければオーダーメイド、こんなスタイルでお仕事と向き合っております。

先ずはオーダーメイドで作ったハンドポリッシャーブラシ三点をご紹介致します。

washtechoriginalbrush-1.jpg

ユニットバス用です。配列やブラシの毛、植毛角度etc...何度も何度も作り直し工夫を凝らしたブラシです。

三種類の毛材を使っておりますが、それぞれ耐磨耗性・耐熱温度・耐薬品性が異なりますが、真ん中のは化学繊維の中でも高温にも使え、且つ薬品にも強いです。

次が磁器・陶製タイル用の金属石鹸用のブラシ、化学繊維ながら汚れに刺さるようなイメージですね。

washtechoriginalbrush-4.jpg

もう一つはファブリック用に作ったものです。もう少し工夫を凝らしたい分野です。

washtechoriginalbrush-2.jpg

これは愛知のクオリティ社製のハンドポリッシャー用ステンレスブラシです。マンション共有部廊下などのノンスリップシートに抜群の効果があります。

washtechoriginalbrush-3.jpg

最後に、まだ発売されてないのですが、ブラシにゴムを吸着させて洗浄力を増したもの。大阪のスマート社製ですが、販売前にサンプルで使ってみてほしいとのことでしたので、一年近く、様々なシーンで試しています。

washtechoriginalbrush-5.jpg

同業者の方に何人か知っている方はいるかもしれませんが、このブラシは磁器・陶製タイルの屋外の有機汚れに非常に効果があります。但し硬い汚れを弾くのは苦手なので、上記の汚れに刺さるタイプと併用すると、浴室でも大活躍しそうです。

この他にもハンドポリッシャー用のブラシだけでも沢山在庫しているので、普通のツールだけでも溢れかえるほどあるのですが、昨年に大幅に整理しまして、これから更に溜め込む所存です。

おかみに怒られるかな...
日時:2018年7月13日 PM 04:01
INAX 黒を基調としたユニットバス サーモフロア床とエンボスカウンター

品川区大井町で浴室クリーニング

INAXの黒色のサーモフロアとエンボスカウンターでしたので、金属石鹸だけでなく、水中のミネラルがスケール化したものは、白色に近いために、濃色は非常に目立ちます。

INAX thermofloor mizuaka0.jpg

INAX thermofloor counter mizuaka0.jpg

一般の方のおそうじではほぼ対応できないものでお困りの方が多いですが、ハウスクリーニング業者にとっても極めて厳しい現場といえます。

私は不器用なので、無い知恵を振り絞って、汚れの種類と、その部材に合わせてケミカルを使い分ける事で、綺麗に洗い上げるしかありません。

INAX thermofloor mizuaka1.jpg

INAX thermofloor counter mizuaka1.jpg

今日は、酸を7種類・中性を3種類・アルカリ3種類・ポリッシュ系4種類、沢山使う、ほんの少し使うなど差違はありますが、使用しました。

INAX thermofloor mizuaka senzai.jpg

まだまだ課題はありますが、現在の私の実力からすれば、最高の仕上がりと言っても良いかもしれません。

日時:2015年12月 7日 AM 10:48

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