ウォッシュテックの業務を月ごとにご紹介

カーペットクリーニングでダニ・ホコリ・カビを洗う作業2

ウォッシュテックが行っているカーペットクリーニング、詳細な手順レポート、その2です。

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パットに付着した汚れをカーペットに再び戻さないように、こまめに交換。繰り返し繰り返し何度も掛けて、素早く汚れと余分な水分を回収、移し取っていきます。今回使ったパットは、こんだけありました。どれも真っ黒でジメっとしています。

カーペットクリーニングのためだけに、この枚数のパットを揃えるのは、正直コストが掛かります。使った後のお手入れも骨が折れます。しかし、このように贅沢にパットを使うことで、乾燥までの時間を大幅に短縮、カーペットの上を歩ける状態でお引渡しができるのです。カーペットクリーニングを頼んだら、業者が帰った後も何となく湿っていて、靴下を履いて歩くと靴下が濡れちゃうんだよね〜、家具も戻せないし〜と躊躇するお声を、たまに伺います。そういったことから、ご生活中でカーペットを洗うって、けっこう腰が重いことだ思います。

日本では、まだまだ「面倒だな、嫌だな、汚れも落ちてるかどうだか…ジメジメの状態のまま何時間も置いておいていいのだろうか…」といったカーペットクリーニングが一般的です。そんなイメージを払拭するために、ウォッシュテックは、世界最高水準の洗浄方法を採用しています。さらに、私たちにできる細かな工夫を加え、惜しまず実行!お客様には、安全な洗浄方法で、しかもなるべく効率良く、ご負担ないよう、頼んで頂きたい思いがあるんです!

どなたにも毎回きっちし施工するから、どのカーペットクリーニング業者さんよりも情報を明らかに、このような詳細なレポートも広く公開させていただけるのだと思います。せっかくシンドい思いをして、隠しごとや誤魔化し無くキチンとやっているのだから、そのことを正確に知って頂きたいのであります!

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絨毯が完全に乾燥したら、再びカーペット専用掃除機を掛けて、乾燥し固形化された洗剤を回収。洗剤の残留を極限までカット。同時に繊維を立てて、フンワリとブラッシング。掛けながら、かがんで、最終チェックしています。

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今回、カーペットから取り出した汚れ。真っ黒な汚水が、パットに移り、すすいいだバケツ水に5杯くらい回収されました。じっとり、ベトベト、何か臭う、気持ちが悪い…といった生活中の汚れが、たっぷり溶け込んでします。

それではあらためて、居室のビフォアアフターをご覧ください。

カーペットクリーニング前。黒いホコリが積もって、カーペットの目が汚れで潰れています。触ると重い感じで、鼻を近づけると、かび臭いような、脂っこいようなニオイがします。

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続いて、カーペットのクリーニング後。詰まって絡みついた汚れが取り去られ、繊維がスカッとニュートラルに戻りました。足を踏み入れられたお客様の第一声は、「ふわふわですね!色の印象はそれほど変わらないみたいだけど、感触…すごーい!」。気持ちよさげに何度も足踏みをされているご様子に、私どもも嬉しい思いです。

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お部屋よりも、更に歩行量が多い玄関からの「廊下」のカーペットクリーニング前後の様子は、こちらです。

2011年1月28日
京都の坪庭

カーペットについての記事が続きました。「ウチ、カーペットの部屋なんて無いし」と、思われた方も多いのでは!と、今になって気づいたので、別の話題を(笑)。

京都の私の祖母の家、お台所に続いて、もう少し。今回は「坪庭」を、ご案内いたします。

もっとも大きな居室から、お庭を眺めてみます。写真右側は、廊下。壁の向こうは、浴室とお手洗いです。竹のパーテーションの向こうには、御影石をくり抜いて作られた手洗いがあります。用を足した後は、柄杓で水を取り、手を洗います。画面奥に見えるのが、プライベートゾーン。仏壇があります。かつては炭屋であったので、店舗+店舗運営ゾーンとは、庭を挟む形で分かれてたんです。

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手前ガラスの引き戸、根元あたりには「水琴窟」がしつらえられています。音色は、「キラキラキラ〜シャラシャラ〜、ポェ〜ン、ポィ〜ン…」のような感じです。活字にすると何だかバカっぽいですが、真夏に聴くと、ちょっと涼しい気持ちになる音です。

この坪庭のかっちょいい点は、大きく2つです。まずは、廊下側、画面右に置かれた石。地面に埋まっている分量が大きい方がイケてる、ということから、この石、まるで氷山のように深くまで埋まっているそうです。そんなことは何でもないよ、と言わんばかりに、岩の上には、鋳造のカニのオブジェが親子で遊んでます。そして、画面左にある灯篭。本物の鞍馬石を使っています。鞍馬石には、微量の鉄分が含まれており、何十年、何百年と長く置くことで赤く錆が出てきます。その赤い錆がビンテージ的にイケてる、ということです。

スゴさをモロに見せることはダサい、昔から今まで持ち続けるところがスゴい。そういった価値観が京都の人には根強くあるように思いますが、お庭にもこのようにガッツリ表現されているんですね。

2011年1月27日
カーペットクリーニングでダニ・ホコリ・カビを洗う作業1

川崎市麻生区マンション、カーペットクリーニングの作業中の様子。順を追ってレポートしてみます。

まずは、パワフルなカーペット専用掃除機でカーペットの繊維を立てながら、ゴミ、ハウスダスト、カビ、ダニなどを吸い取ります。カーペットに付着する汚れって、実は、ほとんどが粉っぽい固形物なんです。例えば、うっかり小麦粉入りのお皿や煙草の吸殻を入れた灰皿を床にひっくり返した時、まずは掃除機を掛けますね!汚れを、いきなり濡れ雑巾で拭いたら、よけいに取りにくい。それと同じ考えです。

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次に、洗剤を準備。1mlの目盛りが付いたボトルで、正確に…。使用するのは、カーペットクリーニング最先進国であるアメリカで、カーペットクリーニング専門業者が使用している洗剤です。生分解性が非常に高く、残留ダメージが無い中性、環境にやさしく、汚れ落ちが的確です。ムダ無く、かつ満足に汚れに作用させてゆく濃度を見極め、キッチリ量って洗浄液をこさえることが重要です。

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希釈したカーペットクリーナーを、床に均一に噴霧します。○○倍の希釈液を、1平米あたり○○ml、というように厳密に!機械的な動作で!調合から噴霧、この洗剤に関わる一連の手順がテキトーだと、汚れの回収量や乾燥(お引渡し)までの時間といった仕上がり予測も、テキトーでブレブレになってしまいます。お客様に喜んで頂くためには、テキトーではイカンです。

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洗剤で湿っているうちに、ポリッシャーで洗浄。毛を逆立てつつ、マイクロクロスで汚水を吸着するカーペットクリーニング専用のパットを付けています。機械を使って、叩き洗いと水拭きをする感じです。

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狭いところも、絶妙なポリッシャーさばきで洗います。「すげーだろー俺ー」と社長が自慢をしたので、「そうか…よく分かんないけど、他には無いイイコトなんだったら撮っとこう」ということで、撮りました。

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更に細かな箇所は、手作業です。

長くなってしまったので、カーペットクリーニングの作業、次回に続きます

2011年1月25日
カーペットクリーニングでダニ・ホコリ・カビを洗う

川崎市麻生区のマンションにて、カーペットクリーニング

分譲マンションを賃貸に出されており、現在はオーナーさんのお子様がお部屋をお使い中。「何だか、いくら掃除機かけても、キレイにならない…他人が使ってたこともあって気持ち悪い…」とのことで、心機一転、カーペットの洗浄をされることになりました。

特に歩行量が多い廊下を見てみます。中央はベタベタとしてカーペットの繊維の間が埋まったように詰まっています。脇の方は、薄く黒ずんでネットリしたホコリのような汚れが覆っています。

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ズームしてみます。ホコリやカビ、衣類の繊維など、黒っぽい汚れがダマっぽく積もってます。お客様によりますと、家庭用掃除機では、付着した黒いモヤモヤまで吸い込んでくれず、残っちゃうそうです。表面の凹凸が埋まって、のっぺりした質感になっています。

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カーペットクリーニング後の廊下。時間が経過したため日の向きが変わってしまい上手に写せませんでしたが、歩行路線の黒ずみが消えてます!

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廊下の中央は、ナイロンカーペットの繊維1本1本に汚れが覆ってしまった状況で毎日踏まれ続けたため、繊維が途中でポッキリ折れてしまっています。カーペットクリーニングで質感まで回復できる時期は、もはや過ぎてしまいましたが、カーペットの凹凸全体に埋まっていた汚れを取り去ることができ、清潔感がある、フンワリと柔らかな足ざわりに戻りました。顔を近づけたときに感じていた脂が酸化したような重苦しいニオイも無くなっています。

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全体を薄く覆っていた汚れが無くなりました。カーペットのループも、はっきり見えます!

カーペットは、お部屋の湿度を調節する、空気中にホコリを舞わせない、など空気清浄機のような作用があり、とても快適な床材です。ふだんのカーペットのお掃除は、家庭用掃除機でバキュームするだけでOKなので、ラクチンです。しかし、空気清浄機と同じく、「いったんフィルターの容量が満タンになったら、もぉそれ以上はカンベンして…」ということにもなるので、「ベタベタして嫌な感触だなぁ」「最近、家具にホコリがたくさん積もるなぁ」と気付かれたら、カーペットクリーニングのタイミング。汚れをリセット!です。

正しい時期に正しい方法でカーペットクリーニングをすれば、張替え周期をグーンと長く保てるので、コストパフォーマンスが抜群に向上できますよ!床の張替え工事は、オサイフ的にもマンション管理組合への申請など段取り的にも、かなり面倒ですから、存分に長生きさせてください!

その足元のカーペット、ほっぺたをくっつけられますか?ハダカでゴロンと寝られますか?「ウチは、カーペットの床で良かった…」と、思える働きをしてますか?

次回は、ウォッシュテックのカーペットクリーニングの作業の様子をご紹介いたします。

・ホコリやダニをカーペット専用掃除機で取り、洗剤を噴霧し、洗浄

・洗浄により採取された汚れと、お部屋のカーペットのビフォアアフター

2011年1月23日
断捨離なの?

年末、お客様方から立て続けに「未使用のタオル、もし宜しければお掃除に使ってください。整理してたらたくさん出てきたので…」と、タオルを頂戴しました。年明けからさっそく、ありがたく使わせていただいてます。

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物干しが、日本全国の温泉を行脚しているマニアっぽいです。

2011年1月20日
新築マンション探訪

中学時代からの友人が都内の新築マンションに引っ越したので、お招きに上がりました。

彼女のお目当ては、もちろん「日常のお掃除方法の指導と、業務用の高機能&エコ&低リスクな洗剤+お掃除道具いっさいがっさい」(笑)。

ご期待にお応えして、業務用のマイクロクロス3種類(毛足が長めの床拭き用+毛足短めの鏡・ガラス拭き用+若干凹凸が深い水まわり清掃用)、トイレの便器フチ裏やウォシュレットまわり専用のトイレブラシ、おかみセレクトお掃除セットを持参しました。

トイレ・キッチン・バスルームそれぞれの清掃のキモ、ホコリやカビを取りやすくして換気の効率を上げるキモ、フローリングの拭き方、ベランダの洗い方、などなど、道具を持って、部品を外して、実技指導。

彼女は赤ちゃんを抱えて毎日ご多忙なご様子。ならば、なるべく効率よく管理できるようなお掃除方法でなければなりません。「ここさえこうしておけば、大変な掃除をしなくて良くなるよ!だから、ここだけはチェックして、気にしておいてね!」と、ウォシュレットの防臭フィルターを外し、浴室換気扇のフィルタと扉のスリットを洗い、洗面台の蛇口の根っこを拭き...新居のお掃除ポイントを説明しながら一周!友人は、赤子を背負いながら、メモメモ...。

家族が増えたら、マンションを買い換えるかも...とのことだったので、10年後のことを考えたお掃除を今から一緒に頑張ろうゼ!と、誓い合いました。友情のバロムクロス!(←年がバレるね)

2011年1月17日
傷つきやすい洗面台

横浜市都筑区にて、洗面台クリーニング

ここ4年ほどで、とても多く見られるようになった人造大理石の天板ボウル一体型の洗面台。今までに拝見してきましたところ、築3年以内のマンションであれば、約7割くらいがこのタイプであるように思います。

この洗面台の良いところは、シームレスなのでボウルと天板の継ぎ目からのカビが発生しない、新築引渡し時に艶やかで明るく印象が素晴らしい、リーズナブル、ということだと思います。

しかしながら、このタイプの人造大理石は、とても傷つきやすいです。メラミンフォーム(メラミンスポンジ)や、ちょっとハードなスポンジたわしでゴシゴシとお掃除すると、動かした通りに擦り傷がついてしまいます。かつて多く見られた陶器やアクリル系人工大理石の洗面ボウルよりも、ずっとずっと柔らかく、繊細だと思います。

こちらの洗面台も、表面に細かな「掃除キズ」が目立ちます。その凹凸の上に、曇ったような、あるいは脂っこいような汚れが乗って、どこをどう角度を変えて撮ってみても、全く光沢がありません。蛇口も表面が白っぽくまだらになり、ステンレスの質感がくすんでいます。

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ズーム!排水口まわりが黒くボヤけています。表面に水を打ってみると、水滴がいびつな形で弾いています。表面に汚れが覆っているので、まあるくプルンと盛り上がった形の水滴になりません。

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クリーニング後。表面のくすみと汚れが取れて、艶やかな光沢が戻りました。天井のダウンライトの温かな照明色を、ボウル全体に映し込むようになり、洗面所が明るい印象です!蛇口レバーのステンレスも、キラリと光り、鮮明に周囲を映しています。

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同様に、ズーム!厳密に見ると、ご自身でされたお掃除でできた深い擦り傷は残っています。でも、だいぶんツルッとなってます。ステンレスの排水口付近ににじんでいたカビも取れて、表面にはプルッと張りが出て、瑞々しい仕上がり。表面が汚れでくすんでいたときには全く見えなかったのですが、写真奥、立ち上がり面に、ぼんやりと排水口が映り込んでいます。

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ウォッシュテックが掃除すると、なんでキズが付かないの?と、お客様から訊ねられることがあります。おそらく、「これは傷つきやすいものなんだから、キズをつけないように掃除するぞ!」という覚悟をもって、道具と方法を注意深く選んでいるからだと思います。洗剤や道具を適切に組み合わせて段階的に、力加減やタイミングを上手に計りながら作業してゆくと、粗い研磨剤や強い洗剤を使わなくても、ダイジョブなんですよ。(実際、この洗面台をクリーニングする際には、研磨剤は一切使用していません。)そのように申し上げると「凄い…プロの技かぁ…」と仰ってくださる方が多いのですが、社長の指示通りにやればソコツな私でもできてしまうくらいのことなので、何だかこそばゆ〜い、照れくさ〜い思いです。

このタイプの洗面台の日常的なお掃除方法は、シームレスな設計を生かして、こまめに水気を取ることだと思います。柔らかなマイクロファイバーを側において、ボウル全体をクルクルっと拭かれると、ゴシゴシ掃除をしなくても長くキレイを維持できます。「根を詰めて頑張るほどのお掃除をしない」ための掃除が、効果的です!

2011年1月16日
京の町屋のキッチン

首都圏におけるハウスクリーニングで見ているキッチンは、多くの場合システムキッチン。シロッコファンの換気扇、ステンレスのシンクと水栓、吊り戸棚、カウンター…。しかし、私の帰省先の京都、中京区にある祖母(97歳)の家の台所は、こんなです。

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一枚ものの御影石が天板とシンクになってます。あの固くて重〜い御影石の塊を、こんな風にくり抜いて使うとは、かなりのチカラワザです。昭和初期、新米の丁稚さんが毎朝タワシで磨かれたそうですが、現在は丁稚さんも女中さんもおりませんので、生活感たっぷしです。

画面右の木の蓋みたいなのは、昔は井戸。上水道の整備により、塞がれました。台所の左側には、おくどさん(煮炊きする竈)。今はガスコンロになってます。画面手前の白い四角いのは冷蔵庫です。

この写真は、一段高いところにある居間から、見下ろす感じで撮影しています。画面をもう少し右にずらすと、すりガラスの引き戸があって、隔てた向こうは土間になります。つまり、台所は低い位置、土足ゾーン(実際は、すのこ敷き)なのです。

換気扇は?上を見上げてみます。

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今の住居で換算すると3階くらいのところまでズトーンと高く抜けてます。ちょうど、おくどさんの真上に天窓が開いていて、換気扇は、ありません。当時の京の町屋は、「天窓までの高さ」がステイタス。建物の高低は、大黒柱の長さや強度と深く関わってくるため、高い方がイケてたのだそうです。

現代の首都圏において、大理石のキッチン御影石のキッチンの比率はそう多くないはずですが、ウォッシュテックでは、割合、石の現場が多いようです。

石の洗浄や研磨は、そのためだけに機材や材料を多く取り揃えねばならず、また石の組成や産地などによる特性をよく知っておかなければ非常にリスクが高くなります。そのため、ハウスクリーニング業者は敬遠する傾向があります。

しかし、私が幼い時から触れ合ってきた「石のキッチン」は、こんなふうに超イレギュラー。現在ある、どんなキッチンよりも珍しい「元祖・石」なタイプといえます。石の現場は色々ムツカシい、それでもウォッシュテックが頑張ってしまうのは、この「京の町屋の台所」が原点にあるからかもしれません。

2011年1月14日
スモール、ショート

中古物件ご購入後、ご入居前の空室、全体ハウスクリーニング。お引渡し時、「日常お掃除」の方法について、お客様からご相談。

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10秒後。

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膝からお尻までのリーチ、わずか50cm!脅威の座敷ワラシ的清掃法でお答えしてしまいました。

お客様の背丈も考えず、つい、うっかり。短足バンザイ!(←ちょっとウソ)

ちなみに、巨人チーム(身長183cm)に属する社長の解答は、「折れ戸を外す」、でした。これも解答としては、いかがなものか。

2011年1月11日
自作の腰袋

「腰袋」とは、ベルトに通してズボンの腰から下げる、職人用の道具バッグです。

通常、ハウスクリーニング業者は、電気設備業者さんや大工さんのような、大きな腰袋を下げません。固くて分厚い道具入れを身に着けていると、何かの拍子にうっかり床や壁に引きずって傷つけてしまうこともありますし、狭いところで小さくなる姿勢になった時に引っかかります。

そういうことから、ハウスクリーニング業者の腰袋は、細かな道具を一まとめに持ち運ぶ袋、というイメージ。道具の基地として床に置かれていることが多いようです。

複数の扉や窓を清掃しなければならず、あちこちウロウロする場合は、「竹べら」など、頻繁に使うであろう道具をポケットに忍ばしたいとこですが、私が作業着として愛用しているショートニッカは、通常のカーゴタイプ作業服よりも、ポケットの数と容量少ないので、自作の腰袋を下げて、フォローしています。

キャンバス地で、マチは少な目。使い途中のスポンジたわしや拭き布、作業中に破けちゃったニトリル手袋など、濡れたものをちょっと入れるために、撥水ナイロン生地製のポッケをくっつけました。撥水生地ポッケはブサイクですが、いちいち置いたり拭いたりせず、すぐに手に取れるので、思いのほか便利でした。

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私はハードに使うので8号帆布とゴツい縁取りテープ(マチ部分は、計7枚重ね。愛機ジャノメDP-310には、いつも苦労をさせています…笑)で縫いましたが、かわゆい柄のラミネート生地にトーションレース、のような腰袋であれば、「ガーデニング」のようなオシャレ感が出るのかもしれません。

ご家庭でのお掃除でも、雑巾や古ハブラシが欲しいときにサッと出し入れできる腰袋があると、だいぶん手早く作業できるかと思います。

使った道具や雑巾を、その辺にポンと置いて、移動して「あっ、もう!」と取りに戻る。久しぶりに大掃除しようとしたら、便利だと思って使ってたアレが見つからない。そういう小さなイライラで、体力・ヤル気・時間を吸い取られてしまう方に、腰袋、オススメします。

2011年1月 7日
さざれ石の巌となりて

さざれ〜い〜し〜の〜巌とな〜りて〜こ〜け〜の〜む〜す〜ま〜で〜♪国歌「君が代」は、もともと「年賀」のための歌だったそうですね。だそうなので、おとそ気分でアップしてみます。

鎌倉にある鶴岡八幡宮に行ったらば、

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こんな石がありました。

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岐阜県から来た、日本最大級の「細石(さざれ石)」。ズームで撮ると、こうです。

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今は細かく小さな石であっても、長い時間掛けて結集し、やがて大きな一つの岩になる。それが「さざれ石」!私は「細石」を実際に見たことが無かったので、「このことだったのか!」と、新鮮な気持ち。

この細かな石をくっつけているものは、何でしょうか。松脂?石自体が熱か何かで溶けたの?

答えは、「石灰」。石灰岩が、雨水によって溶解し、炭酸カルシウムになって、コンクリートやセメントのように周りの小石をギュッと固めちゃったんですって。

日本は、水が軟らかい、水道水中のカルシウムなどのミネラルの含有量が少ない、というのが一般的なイメージかと思うのですが、なんのなんの。君が代が詠まれたのが平安時代ってことは、日本って元々ずっとカルシウムたっぷりの土壌だったんじゃないの。

だったら、水垢が、浴室の壁タイル強化ガラス浴槽のフチにビッチリ付くのも、仕方ないんじゃないの。

なお、このさざれ石は、雨水に晒される野外に展示されています。首都圏や海外から流れてくる雲が降らす酸性雨にもビクともせず、「巌」のまま。けっこう頑丈であります。

悠久の歴史の中で作られた細石の姿を前にすると、「日本の水は(地域差なくどこも全て)軟らかい」、「水垢は、クエン酸やお酢で(塗るだけで、きれいさっぱり)中和できる」といった説が、いかに雑で浅はかであるか、ようく分かる気がします。

2011年1月 4日
あけましておめでとうございます!2011

昨年も、お蔭様で様々なお住まいに入らせて頂くことができました。新しいお客様との出会いも多くあり、今までに無いようなエキサイティングな現場も経験でき、充実の一年でした。

何のネームバリューも無いこんな小さな有限会社を見つけ出してくださり、私自身が手作りで積み上げただけの稚拙なサイトをじっくりご覧くださり、この業者ならば家に上げても良いと信じてくださり、ご自身の「恥ずかしい」と思われてきた場所を開いてくださり…

たかだかハウスクリーニングで大層に、と思われるかもしれませんが、私どもにとりましては、ご依頼いただいたお客様との巡り合わせも、全ての現場を無事お納めできたことも、まったく奇跡のように感じられます。

2011年も、真っ向勝負、全速力で、行きます!

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今年の年賀状は、フェルト版画です。燃えるウサギさんを描いてみました。画面後方が、「版」。前回までは芋版だったのですが、「生もの」だけに製版から印刷まで一気に、という方式は、今シーズンの年末大掃除スパーク中には厳しく、断念。今回、超マイナーな手法だそうですが、フエルト版画に初挑戦しました。フェルト版画は、日をまたいで作業しても大丈夫。しかも多色刷りOK。いいじゃないの〜。

感謝を込めて、ご多幸を祈りつつ、一枚一枚年賀状を手で刷る作業は、どんだけ忙しく疲れていても、すごく楽しいのであります。

2011年1月 1日

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