中古マンションの全体クリーニングに併せ、追い焚き管洗浄を承りました。
築5年のユニットバスの追い焚き管から排出された汚れの画像です。
築5年のマンション、「築浅」と言われる範疇です。
建物の構造、たとえばコンクリや鉄筋は、確かにフレッシュと言えましょう。
しかし人の身が直接触れる「生活する場」としては、シビアコンディションに達する段階です。
日本のユーズドマンションは、「今まで一度もメンテナンスを入れて無い」→「有利に売却する目的で清掃業者を初めて入れる」という道筋が一般的です。
つまり、深いところ難しいところはノーメンテナンス状態だけど「表面ぱっと見キレイ」な中古物件が流通市場のデフォルトということです。
私は数々中古築浅物件を拝見しておりますが、むしろガッツリ汚れているナァーという印象です。
新築時は全てがまっさらですから、さほど掃除を頑張らなくてもキレイをキープしやすいです。
その掃除ペースのまま売却に至っているからでしょうか、開けたらウワーとなっていることが多いです。
真剣に床や収納を拭き掃除をしたことがない。バラバラに分解して丹念に洗ったことがない。そのような、新築以来はじめまして!という汚れも多いです。
追い焚き管内の汚水を排水すると、溶けだした汚れが流れたのち、粉状の汚れが泥のように残りました。
この汚れを通過したお湯が、あったまって開いた皮膚や粘膜に触れて、追い焚き管に再び帰る。翌日、また管を通って体に触れに来る。...そうならなくて良かった!!
「誰にも見えない汚れ」の代表格は、浴室の「追い焚き管」です。
実は私も、実際に洗浄してみなければ分かりません。「え?ワタシ?ちゃんとしてましたよ?クリーンですよ?」というお顔でも、実際の腹の中がどうなってるかは分からないのです。
もしかして全然汚れていないかも?でも、この作業で真水がそのまま出てきたことは一度も無く、「全然汚れてない」に賭けるのはいかにも危険と思われます。
新しいおうちに住まうなら、全体クリーニングに併せての追い焚き管の洗浄は「マスト」ではないでしょうか。
中古マンションや中古戸建はもちろんですが、賃貸物件も是非!
浴室交換のリフォーム済み物件でも、追い焚き管は以前のものをそのまま繋いでいますので、是非!
スケルトンリフォームやリノベーションで浴室の位置やサイズを大幅に変更している場合を除き、追い焚き管は継続使用です。
セールストークの「築浅だからキレイ」は、ツルンと納得しがちな旨味たっぷりですが、ウォッシュテックのブログをご覧の方は「いやいや、築浅でも、ちゃんと汚れてるもんだよ」と、丸呑み厳禁でお願いします。