東京都港区のマンションにて、浴室クリーニングを承りました。
浴室クリーニングは1つの場所としてオーダーされるのですが、実はとても複雑です。
御影石、釉薬を施されていないセラミックタイル、釉薬は施されているけれどあえてマットな艶消しにされている陶製タイル、天然石を人工的に加工したクォーツストーン、強化ガラス、鏡、陶器。
と、こんだけ多様な材質がギュッとひしめき合っているのです。
でも、お風呂場です。水をザンザカ、石けんやシャンプーをブクブク、体をキレイにするところですから、汚れは分け隔てなく付きます。
全体が白くくすんで膜が張ったよう。材質の質感や色の違いがよくわからない。それは、汚れの固着が進んでいるということです。
同じ画像をズームで切り取ってみます。
クエン酸や重曹のお掃除法で 「酸性の汚れにはアルカリ性、アルカリ性の汚れには酸性を使って、汚れを中和する」 と説明されることが多いと思います。
しかしそのとき必ず、小さーい字で注意書きが記載されているはずです。
「 ※材質によります。変になってもワタシは責を負いませんよ。 」 と!!
事実、
ステンレスメッキが施された水栓にクエン酸の溶液を浸したキッチンペーパーで数時間パックしてメッキが腐食、色と質感を完全に失った事例や、
鏡をクリアにしたくてクエン酸パックをしたが成果を得られずトイレ用の酸性洗剤を使ったところ、鏡の裏側が腐食、鉛色の腐食跡が生じた事例など、
「アルカリ性の汚れには酸性ね!アイアイサー!」でやってしまい、ウォッシュテックにお寄せいただくトラブルは少なくありません。
つまり、「材質とケミカル(洗剤)のマッチング」を正確に見極めなければ、「今、ここに付いている汚れ」ツルっとそれだけを除けないということです。
プラスティックには問題なく使えるが、石材に触れれば瞬時にショワッと溶けて光沢が即死するので使っちゃダメ。
しかし、ショワッとさせずに、プラスティックに付いているのと同じ汚れを除くなら?
そういう計算を超スピードでできるかどうか。その計算をスムーズな動作で落とし込めるか。
確かに、しかし迅速に、求める結果に到達する。そこが「技術」であり、お金を投じるべき他社との差だと思います。
浴室クリーニング後のカウンター、鏡、水栓。
鏡は鏡、石は石、タイルはタイル、金属は金属。一目で分かるようになりました。
社長・中島の髪の毛のボサボサ感までつぶさに見て取れるようにツルっと。
色と質感が健全なコンディションに回復。これが本来の美しさです。
同じく、クリーニング後の画像をズームで。
このデザインの水栓は、平らな面積が大きく、金属光沢が正常なときは照明を真上に反射させて美しいのですが、形状上、水垢で曇りやすいというデメリットもあります。
なので、ゴシゴシ掃除をされる方も多いのです。でも水栓に施されたメッキは柔らかくて薄いです。ゴシゴシ傷は、くすみ汚れを除いてみますと、この画像のように目立ってきますので、くれぐれも深追い厳禁でお願いします。
さまざまな色合いと質感が入り組んだ浴室は、掃除が難しいです。
難しい それはつまり、科学的見地がなければ 復旧不可能な失敗やトラブルが起こりやすい&求めている成果が表れにくい ということです。
ご自身で管理されるにしても、家事代行業者やハウスクリーニング業者に頼んでみてもスッキリしないのは、「難しいから」です。
科学的見地が安定しているから、どんな材質でも美しく洗える それがウォッシュテックの強みです。
浴室の、拭いきれない汚さと生活感でお悩みの方は、浴室全体の画像とお困りの箇所の接写を添えて、お気軽にご相談ください。