横浜市のマンションで、玄関タイルのクリーニングをさせて頂きました。
茶色の大理石で最もメジャーな石種、スペイン産のエンペラドールです。
新築から15年超、くすみと汚れが目立ってきています。
日本のマンションの多くは、共用玄関(エントランス)→エレベーター→長尺シートの共用廊下 →専有部の玄関 という動線になっています。
エントランスに大きなマットが敷かれていてエレベーターから共用廊下までが屋内でカーペット床であるマンションであれば、靴底に付いた汚れが拭き取られて自宅の玄関まで到達しにくいのですが、少数派といえます。
ほとんどの集合住宅は、お外の汚れを玄関ドアの内側まで持ち帰ってしまいます。
そういうわけで、土足歩行の玄関タイル床は、靴底にくっついた細かな砂(顕微鏡で見ると、鋭く尖った結晶です)・アスファルトの油分・ベイサイドだったら塩分 などなどでダメージを受けやすいです。
大理石の表面にダメージがあると、画像のようにカサカサと光沢を失い、白くボンヤリした膜が覆ったように色柄が不鮮明になります。
同じ画像をズームで。
細かな擦り傷、ホコリと油分が一体化したベタベタ汚れ、拭き掃除しても取れない白っぽい濁り などが見られます。
歩行量が多い箇所のコンディションが厳しいこと、お分かりになりますでしょうか。
ところでウォッシュテック、コロナ以降、在宅勤務をされる平日に大理石クリーニングをご依頼くださるお客様が増えました。
外廊下・開放廊下のマンションは、玄関に陽光が斜めから差し込むのですね。玄関が北側にあるといえども、日中は。
いつも夜間に帰宅する生活では気にならなかった玄関タイルの大理石の 「真の姿」 をご覧になって 「!? 」 と調べられる方が増えたのかなーと思いました。
かくして、大理石クリーニング後の茶色い石材タイル。
廊下の格子どころか、外壁タイルの目地どころか、ウォッシュテックの作業用スプレーボトルに印刷された文字までクッキリ。
鏡のように映り込むようになりました。
傷や曇りはもちろんのこと、自然な光沢に歪みやムラはありません。
エンペラドール本来のツヤッツヤの光沢、陽光をまっすぐ跳ね返すことで得られる迫力ある明るさ、高級和牛の霜降り肉のように散らばる焦げ茶からベージュ色!
これぞ、健全なコンディションの大理石からしか得られない高級感と清潔感です。
磨けば直る石を所有されておりながら、パサパサに汚れたままにされているなど、もったいないことです。
日中、差し込む陽光で玄関タイルを目視されて、「!?」と、なられましたら、スマホでパシャっとお撮りになって、お気軽にウォッシュテックにお声掛けください。
「エンペラドールの工場出荷時の光沢の数値は約90なのだが、115まで上げてしまった。頑張りすぎてしまった。」 と、社長・中島。
どうりて今回いつにもましてのツヤです 笑。
なお、社長・中島が玄関で頑張っていたとしても、どなたも 「 リモート会議をしましたけど、何にも問題なかったですよ」 と、仰いますので、在宅勤務中の方もご心配ご不要と存じます。
よろしくお願いいたします。