ユニット浴室の正面側に設置された鏡。
浴室鏡の役割は、入浴中、座った人の胸元あたりから上、顔や髪を映すこと。
自分の姿が鮮明に映れば、例えば、ヒゲの剃り残しが無いか...泡が流せているかか...など、即時確認、即時対処できます。
しかし、世のほとんどのユニットバスの鏡は、こんな感じで曇って、ボヤっと見にくい状況かと思います。
特に、最も 「映り込んで欲しい」 位置である下半分が特に白く濁りやすいです。
理由は、お風呂掃除の方法にあります。
お風呂場のカビを防ぎたいならば、入浴後にシャワーで水を掛け、浴室内の温度を下げる&汚れを流す という考えが一般的であるからです。
しかし、この行動を繰り返しますと 「白く固い水垢が形成される」 のであります。
入浴後、水道水を、まんべんなく壁・鏡・床に振り掛ける。オシマイ!また明日☆ ということは、水道水が薄く残った、あるいは雫が残った状態のまま、長時間放置するということです。
日本の水道水は100%ミネラルウォーター。つまり、ミネラルが溶け込んでいます。H2Oが干上がったら、ミネラルが取り残される、ということです。
もちろん、1日で取り残されるミネラルは、ほんのわずかな量です。しかし、1か月...2か月...半年...と経過しますと、着実に蓄積します。
目にも「白いモヤモヤ」として見えてくるようになります。
くすみに気付いた時には、掃除をしても落ちない、固くてビクともしない汚れになっちゃってるということです。
浴室クリーニング後の鏡。
くもり、くすみ、一掃。すっきり鮮明に映るようになりました。
もし、ノールックで肌の感触を頼りにカミソリを使ったり、メイクをクレンジングをされたりしているならば、浴室クリーニングの頼み時です。
おそらく、壁・カウンター・床・扉の内側・浴槽のフチなども、鏡と同じく白く濁ったように汚れている状況かと思われます。
お風呂場の鏡なんて、あっても無くても関係ない。と、思われる方が多いかもしれません。
「見えずに使いにくい鏡」は、確かに、あっても無くても関係ないです。もはや鏡ではないわけですものね。
実は、ウォッシュテックのお客様、クリーニングで「鮮明に映る鏡」の機能を回復されてみてはじめて、
「お風呂場の鏡って...便利だったんですね!」と、再認識される方、少なくないです。
仰る通り。浴室鏡は、泡を付けて、細かいところまでチェックして、チョチョっと手直しして、すぐに多量の水で濯いで、ハイ完了!解像度アップ&時短に欠かせないアイテムです。
あっても無くても関係ない、そんなもん。と思われがちな浴室鏡ですが、お値段とすれば数万円(特にワイドミラーだと、気楽に取り替えられる値段ではありません!)の設備です。
使えない状態のまま、機能を停止したまま、ただ在る。というのは、本当にもったいない。
あるものは、機能を十分に発揮させ、使い倒す。
それがコスパというものです。
なお、鏡の曇り汚れ・ウロコ取りにつきましては、ダイヤで削る・研磨剤で削る方法はウォッシュテックではお勧めしていません。
※ご参考ブログ ダイヤモンド研磨の危険性
ダイヤモンドによる研磨は、水垢もろとも、ガラスの表面を削り落とすため、ランダムに深い凹凸を作ってしまいます。
荒れて崩れたガラス表面は、水垢の足場となり、ガッチリ密着しやすくなりますので、いっとき「水垢、消えた!キレイ!」となっても、さほど間を置かず更に深刻な状態に至ります。
ウォッシュテックではないハウスクリーニング業者に依頼する際、また、ホームセンター・100均・通販でゲットできる鏡のウロコ取り関連商品ご購入の際は、そのリスクとデメリットを知って精査ください。