これが大掃除/キッチン換気扇/2

横浜市青葉区の戸建、キッチンクリーニング。前回「自分なりにお掃除を頑張ってきました。でも、実はこんなに汚れていたなんて」とお客様が驚かれた換気扇の油汚れ、続きです。

ウォッシュテックのキッチンクリーニングは、強いアルカリ性の洗浄液でドボン・ジュジュ〜ッと漬け込む方法ではありません。キッチン周り、とくに換気扇のパーツは、塗装であったり金属製であるため、過度なアルカリで反応させてしまうと、パサパサと粉がふいたようになったり、黒ずんだり、焼けて変質してしまうことがあります。表面が凹凸になり、そこに再度油汚れが食い込んでしまうと、とても落ちにくい汚れになってしまいますし、強度や耐久性にも影響がでてくるかと思います。

そんなことで、ウォッシュテックのハウスクリーニングは、油汚れ、ディープクレンジング!溶かします。

fancase-abura-dorodoro.jpg

通常、換気扇のクリーニングでは苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を溶かしたお湯で煮るようにして洗浄します。だから、たいてい分厚いゴム手袋をするのですが、写真でお分かりの通り、社長が嵌めているのは薄い手術用手袋です。強烈な油を溶かしている洗剤は、実は中性。肌にピリッとこない!マイルドなので、もちろんアルミ製の換気扇の素材を傷めることなく洗浄できます。

「危なくない薬剤を使っているのに、なんで手袋をするかって?部品が金属だから、ふやけた指で触ると、スパーッッと切れて怪我することが多いんだよ。めっちゃ痛いんだよー」と、社長。なるほど。

レンジフードも同様に、ドロドロドロ…油汚れを丁寧にほどいていきます。

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換気扇全体の油汚れを溶かし、拭いていきます。でも、さすがに今回の換気扇は汚れが厳しいので、この作業の後に残った頑固な油汚れに対し、ポイント的にアルカリ性の洗剤を使用し、きっちり取り除いていきます。現状、油汚れに関しては、「いかにもケミカル」な洗剤の方が、まだまだパワフル。なので、長期に亘り強烈に焼け付いた油汚れに対策するためには、相応の洗剤を適量に行使することも致し方ないと考えています。

とはいえ、6〜7年前の弊社標準の換気扇クリーニングに比べて、ほんとうにポイント的にしか使用しなくなったので、「いかにもケミカル」な洗剤の使用量は、ものすごーく減りました。

以前は私、近くで換気扇の作業を手伝っているだけでも咳き込んでいたんです。今は、咳き込まないです。そして、作業中は、洗浄剤と油が激しく反応する臭いが鼻をついて、お客様にとても申し訳なく思っていました。今は、お客様に「嫌なニオイがするかと思うので、臭かったら窓を開けてくださいね」とご案内しても「いえ、特に気になりませんよ」とお返事くださる方が多くなりました。

実は私は、あんまり身体が丈夫ではありません。お客様にとっては2年に1度のハウスクリーニングであっても、作業者の私たちにとっては、毎日毎日のこと。多くの薬剤に触れて汚れを取り除く中にあっても、長く健やかに仕事をして、より多くのお客様にお仕えしてゆきたい気持ちは、日に日に増していきます。ですからもしかすると、「環境や生命に安心な洗剤」を求める気持ちは、お客様よりもずっと強いかもしれません。

次回、「換気扇の油汚れで金属が錆びる」に続きます。

日時:2010年12月 7日 PM 10:22
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