横浜市のマンションにて、大理石の玄関を磨かせていただきました。
中古マンションご購入に際しての全体ハウスクリーニング に併せての石材メンテナンスです。
今回の石種は、ロッソマニャボスキ。赤銅色と言うのでしょうか、褐色から朱色が重なり合うような大理石です。
でも、築15年、パサパサと薄汚れた印象になっています。
石ってだいたい、こんなふうに汚れてくすんでるもんじゃない?
いいえ。新築の時は、こんなにくすんでなかったですよね。
このくすみは、前居住者である売主さんがつけた傷であり、汚れです。
フローリングやカーペットといった人間が化学の力で作り上げた人工物は、20年も生活すればボロボロに崩れて交換せねばならない状態に至りますが、
大理石は、正しく磨けば、20年前のコンディションに戻ることができます。
なぜなら大理石は、人間が作ったものではないからです。
何万年も火山のマグマで焚かれて地下で押しつぶされてきて出来たもので、言うたら神様がお作りになられたものです。
20年やそこら、神様からすればあっという間。なんぼ人間が踏んで歩いたとて、美しく磨き直すことができるのです。
それを、 「もう20年も経っているものだから、石も汚くなるわよね。リフォームして張り替えるしか方法はないわ。それか、ワックス(化学物質)を上から塗るとか? 」 なんて、人間の勘違いです。
神様が作られた大理石に人間ができるのは、地中から掘り出して切り出して、磨くことだけです。
掘り出した大理石をいっぺん家に貼ったなら、ただ磨くだけで、マンションを取り壊すその日まで、若々しく美しいままに使い続けることができます。
他の床材 セラミックタイル・カーペット・フローリング なんかとは次元が違うSDGsといえます。
かくして、こちら。正しく磨いた赤色の大理石です。
時が戻ったかのような、鮮やかな赤色マーブル!
このマーブル模様は、マグマが吹き上がる道筋や地層がグニャリと曲がった跡であったり、太古の時代の動植物が堆積して化石化したものなんだそうです。
その物語が鮮明に読み取れるようになると、とてもロマンティックで神聖に思えるのではないでしょうか。
そしてコンディションが良い天然石だけが醸せる高級感!
大理石は、だれしも服従したくなる迫力を備えているものです。ただし、美しいならば、という条件付きです。
「...こんなキレイな石が、我が家の玄関にあるだなんて...!」 と、お客様。
そうでしょう?素敵なおうちですよね!
実際に研磨されてみるまでは、「石なんて、こんなもんじゃない?」 って思われていたのが、ひっくり返りますよね。
これが、本当の大理石の姿です。
表面の滑らかさ、光沢がよくお分かりいただける箇所を拡大してみます。
このボンヤリにごった大理石が、
石材研磨後は、こうなります。
窓ガラスの細かな凹凸、張り巡らされたハリガネ、そこまでクッキリ目視できるようになりました。
これだけの勢いで明るさを真っすぐ反射させますので、玄関も一段明るく感じるようになります。
ドアを開けて、ご自宅に足を一歩踏み入れる、その玄関をメンテナンスされると、家全体が「ちゃんとしてる」印象となります。
玄関は、くつろぐとか体を洗い浄めるところではなく、その家を一目で印象付ける場所ですから、
中古マンションご購入後、ご入居前の全体ハウスクリーニングに併せて、大理石の磨き直しをご依頼いただくのは、とても有効と思います。
そして、売主さんの痕跡を削って消して、新品みたいに滑らかでツヤツヤにし直すって、この物件を手に入れたという満足を実感できて、気持ちよいです。
全体清掃とワンストップで、大理石の色を問わず間違いない確かな仕上がりでお引渡しできるのは、ウォッシュテックだけです。
神様がお作りになられた素敵な石が入っているおうちにお住まいになるなら、ぜひ、健康で美しいコンディションをキープするためのメンテナンスを取り入れられてみてください。