東京都目黒区のマンション、石の浴室をクリーニングさせて頂きました。
浴槽の縁は、御影石です。
湯船に入る時にまたぐところですので、水道水が滴りやすく、角度も無いため排水されず、
その場で水滴が乾燥し、水道水に含まれるカルシウムやシリカだけが留まり、毎日ちょっとずつ蓄積して、
白い膜で全体が覆われたかのように、あるいは雫の縁取りだけ残したマダラ模様が重なったかのように見えてきます。
「新築の頃はツルツルピカピカの鏡面だったのに、汚れて濁ってしまって...」 と、お客様。
高級仕様のデザイン性が高いマンションでは、バスルームに 天然石がふんだんに使われていることが多いです。
特に御影石は、色は淡い灰色から漆黒までのモノトーン、質感はツルツルに磨き上げた鏡面やハンマーで叩いた凹凸状...と微妙な組み合わせを表現できるためか、多いように思います。
ウォッシュテックに浴室クリーニングをご依頼くださるほぼほぼのお客様は、このように仰います。
「石の浴室を望んだわけではないのですが...強制的に石だったのですよね...」
「石は、掃除の難易度が高いと頭ではわかっていたのですが、実際に住んでみるとやはり大変で...」
「いよいよ汚れが自分では手に負えない状況になって、業者を入れると決断、マンション提携のハウスクリーニングを頼んだのですが、さほどキレイになったという実感を得られず...」
「ネットで調べて調べて、ウォッシュテックさんを見つけました」
お困りが長期にわたって何段階も重なっていらっしゃるのです。
今回のお客様もです。お役に立てれば幸いです。
かくして、浴室クリーニング後の浴槽縁、鏡面仕上げの御影石の画像です。
鏡面に固着した水垢の白い曇りを除去し、ツルリと滑らかなテクスチャに回復。
本来の色柄が鮮明に見えるようになり、鏡面に天井照明が真っすぐ反射!明るくなりました。
石の浴室は、どなたもお察しの通り掃除が難しいといえます。
石は、水や洗剤や汚れを吸い込んでしまいます。それゆえ、汚れが染み込む形で蓄積しやすいです。
そして、市販のお風呂掃除用洗剤の裏面ラベルを見ると 「石の浴室には使用禁止」 と記載されています。
「...え?じゃあ、どうすれば?」 と、なりがちです。
なので、「もう、いくとこまでいって、ユニットバスにリフォームするさ」 と目をつぶりがちなのですが、
石の浴室をユニットバスにリフォームするとなると、貼られた石をガンガン割って砕いて運び出して産廃処分する工程が初めに来ます。
管理組合への申請は必須・費用はとても高額・工期は長め・工事作業中のストレスは大きい ...おそらくイメージされているよりハードモードなのですね。
なるべくリフォームの工事は、やりたくないものです。できればリフォーム無し・かつ好条件で売却されたいことでしょう。
そして、「いくとこまでいく」というのは、おそらく 監獄 荒れ墓 的な雰囲気を放つ状態にあると思うのですが、
はたして、そんなお風呂に入りたいだろうか?そんな浴室を目指していいのだろうか?この私に、その状態がしっくり来ていいわけがないじゃない?
否(いな)!今こそ何とかせないかん!と思い直していただきたいです。
ネバーギブアップ おしゃれな石のバスルーム!
汚れでお困りの石の浴室オーナー&ユーザーの方々に情報がスムーズに届きますよう、今後もブログを重ねてまいります。