在来浴室 壁タイル 水垢くすみ汚れを除去、本来の光沢に回復

戸建住宅、在来浴室のクリーニングを承りました。

壁面と床面は、陶製タイルです。

特に壁のタイルは、白く膜が張ったかのように濁っています。カサカサとくすんで、光沢がありません。

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国土交通省 住宅局 令和3年度 住宅市場動向調査報告書によりますと、

リフォームの動機は?という質問に対し、42.5%が、「住宅がいたんだり汚れたりしていたから」と答えています。

42.5%は、リフォームの動機の第一位です。耐震や介護と比べ、断トツのパーセンテージです。

日本人は、「汚れを理由とする」 リフォームをします。で、

リフォーム実施世帯の世帯主は、「60 歳以上」が 54.9%。

世帯主の勤続年数は、「30年以上」が 33.3%。平均勤続年数は 23.3年。

30年超の住宅ローンで新築を購入し、退職に合わせる形でリフォームする。理由は、汚いから。そんな日本人のスタンダードが統計から浮かび上がります。

ここで私がハテナなのは、

「家の汚れは、築3年ごろから感じられるようになるはずだが、汚れへの対策がずいぶん先だな。」

ということです。

「いたんだり汚れたり」とツラっと並んでいますが、傷みと汚れの間には、実は大きな時の流れがあります。

汚れの破壊力はすさまじいものです。

材質に汚れが長期間密着すると、金属・石・木・樹脂...なにもかもが脆く崩れてゆきます。

したがって、汚れは傷みに直結すると言えます。

しかし、汚れは傷みよりもだいぶん前段階にあります。

もし、「掃除では対処できない汚れがあるな。キレイにならないな。不潔だな。」と、気付いた時点で、適切に住宅クリーニング・メンテナンスをするならば、

「汚れ」はそこで解決できます。

なのに、だいぶん先まで「汚れ」を持ち越すんだな、と。

固着した汚れを大事に持ち越し、傷みに至るまでノーメンテナンスを貫き、リフォーム(廃棄し新品に交換)というゴールに向かう。

数十年間、汚いと思いながら?あるいは私がいけないからこんなことになっているのだと言い聞かせながら?

そんな生活は心身ともにストレスだと思うんです。

ここで、浴室クリーニング後のタイルです。ストレス、つるん!どっか行っちゃうがいいです。

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カサカサとした白いくすみが除去され、本来のえんじ色に回復。ガラス質の釉薬が滑らかな光沢です。

窓の外にある植栽の緑も鮮やかに写り込み、向かいの壁面を互いに映し合います。バスルームが明るく気持ちよい空間になりました。

・・・汚れは、適切なタイミングで、その都度、解決されてゆくことと思います。

適切なタイミングは、日々掃除をする当事者にしか判断できません。

汚れや質感の変化、違ってきているという肌感覚を大事にされてください。

「汚れなど、大したことではない。」

「自宅の美観や清潔に対してコストを割くなど、贅沢である。」

「掃除は家庭内で無償で全うすべき。」

と、腰を折ってくる人もおるでしょう。その人は、現在掃除を継続して実践しておらず、今ある汚れに気付いていないんじゃないでしょうか。気づかず分からないのですから、現状維持(時間・体力・お金を新たに供出する必要は無い)を提言してくるのは道理です。

「汚いと思う。」その、ご自身の感覚を信じて、勇気を出してメンテナンスにチャレンジされてみてください。

何十年も欠かさず住宅ローンを支払い続ける、その重圧に対するモチベーションは 「我が家は、気持ちいい素敵な家だ」 という気持ちひとつです。

これはウォッシュテックで10年以上リピートくださっている方のお言葉なのですが、

「歯を食いしばって働く、ローンを払う。いつでも気持ちいい家じゃなかったら、しんどいだけ。クリーニングは、そのモチベーションを数年に一度、数万円で買うということだ。」

傷みに至る前に、新しい考え方を、ぜひ!

日時:2023年4月29日 PM 01:38
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