ユニット浴室も、デザイン性が高い浴室も、どちらにも使われるステンレス素材。
ウォッシュテック対応エリアの首都圏では、ここが大抵カッサカサ、白く濁った状態になっていることが多いです。
水道水の雫が、その場で乾燥、残ったミネラル(カルシウム、マグネシウム、シリカなど)が固着、それが積もって重なって、白く濁って見える 「水垢」 です。
浴室クリーニング後のタオルバー。
金属質が輝き、壁面パネルもツルツルになって反射。鏡に跳ね返って更に反射。
浴室内の照明の数やワット数は同じなわけですが、スマホカメラをオートで撮影すると、クリーニング前と同じと思えぬ 「明るさ!」 で写ります。
もちろん肉眼でご覧になっても、印象が全く違っていると思います。
浴室には、なぜ金属が使われるのか...?
それは、カッコいいからだと思います。質感の差や対比を愉しむということかと思います。
また、金属には、他の素材では代えられない「清潔感」があるからだと思います。
つまり、金属らしくキラッとしてくれていないと、あんまし意味が無いんだと思います。
ゆえのやっぱり、クリーニングするならば、キラッとさせてキめたいところです。
ブログをここまで読まれて、「とはいえ業者に頼むのは高いしイヤだなぁ、でもステンレスをキラッとさせたい、何とか自力で。」と、思われる方も多いかと思います。
何度もお伝えしております通り、クエン酸を濃度高め・長時間パックというようなお掃除は、避けて頂きたいです。
ユニット浴室にある金属パーツは、ステンレス「メッキ」であることが多いです。
断面も表面も同じ 「羊羹タイプ」 のステンレスではなく、メッキは「表面サクサク中とろーりタイプ」、外側がうすーくステンレスで本体は樹脂であるということです。
クエン酸は金属を腐食させる性質がある酸なので、すぐにメッキの薄い層を突き破り、崩れてしまいます。
キッチンのシンクとは異なり、メッキが一度そうなりますと回復不能です。
キラッとさせてカッコよくなりたかったのに、がんばった結果「ダサ」になるなど、悲劇であります。
大掃除でのクエン酸チャレンジ、ハイリスクと知っていってください。