ハウスクリーニング済み物件でも、汚れはたくさんあります

引き続き、まだまだ空き室全体ハウスクリーニングが数珠つなぎ状態です。

料金表ページにも書いておりますが、「ハウスクリーニング済み物件」であっても、入居し新生活を始めるにあたっては汚れいっぱい...不潔いっぱい...な現場をたくさん拝見しています。たくさんというか!ほぼ全て、かも!

昨今、中古物件市場が過熱気味。好条件での売却を狙い、売主さんがされるハウスクリーニングが、より戦略的になっているように思います。

売主さんは、「清潔で状態が良い」物件であるとアピールする必要があります。しかし、もはや手放そうとしていて自分が住まない家に、なるべくお金を遣いたくはないのです。

売主さんが行うハウスクリーニングとは、買主さんに「たいへんきれいにお使いです。」「それほど汚れていません。」と言わしめることが目的のハウスクリーニングです。

端的に、見えるとこだけキレイ、というハウスクリーニングです。

以前は、空き室の状態でシビアな内覧が行われることが多かったのですが、最近は「居住中」での内覧が多いようです。住んでいる人を目の前に、ガサガサ見まくれませんよね。売主側の仲介業者の営業担当さんも側にいる。冷静な調査と判断は、より困難かと思いますので、さらに「パッと見キレイ感」傾向は強まっている印象です。

こちらのキッチンも、お客様は「きれいだと思います」と仰っていました。

しかし。換気扇のファンケース(換気扇・シロッコファンを納めるカバー)の内側は、えらいことに。

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コンロの隙間に埋まっている汚れは、こんなことに。

konro(akishitsu)aburayogore.jpg

油汚れは引火したらあぶないし、油分は酸性なので金属や塗装を確実に傷め、深刻な損傷に直結します。そして、油は害虫の大好物。とても不衛生。

買主の方々がお求めになるハウスクリーニングは、「資産として長く維持したい」、「清潔に気持ちよく暮らしたい」が目的かと思います。

ハウスクリーニングというワードは同じでも、目的が違います。その目的をわきまえた業者をお使いください。

日時:2019年5月29日 PM 02:07
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