以前、「竹べらを研ぐ社長」について描いてました。
ふと、社長が使っている竹べらを見たら、私と全然違うデザインだったです。
なお、いづれも店頭での元々の姿は、孟宗竹を薄く棒にして先のササクレを直したヤツ、というプリミティブな形状。
上が社長の竹ベラ。腰袋(道具入れ)に入っている他の道具と長さを合わせて、短め。先が鋭くとんがってて、もう一方は平らな面にフィットする感じ。
私のは、先が丸くて薄い。もう片方は、ナイフみたい。実は、サッと取り出しやすいように、私の腰袋のサイズに合わせてくれていたようです。
社長は、汚れを弾き取るにも力加減が上手なので、固い汚れを鋭い角で触っても物を傷つけることはありません。でも、私はそこまでではないので、強い力が集中しないよう配慮されてます。竹の弾力が生きてます。私からすると、社長の鋭いヘラは、おそるおそる使わないと、コワイ。もしくは、汚れに沿わせにくく、使いづらい!
蛇口の先にこびりついた石みたいな水垢を、ペチンペチンと弾き取っていくときなど、「あー気持ちいいくらいに落ちるなぁー。さすが竹べら。さすが竹」と、何の気なしに使っておりましたが、社長が陰で、私の作業内容を、よーく考えてくれていたんだな!
石器時代って言ってゴメン!よっ!ナイスデザイナー!