社長と私の竹べら

以前、「竹べらを研ぐ社長」について描いてました。

ふと、社長が使っている竹べらを見たら、私と全然違うデザインだったです。

takebera-tigai.jpg

なお、いづれも店頭での元々の姿は、孟宗竹を薄く棒にして先のササクレを直したヤツ、というプリミティブな形状。

上が社長の竹ベラ。腰袋(道具入れ)に入っている他の道具と長さを合わせて、短め。先が鋭くとんがってて、もう一方は平らな面にフィットする感じ。

私のは、先が丸くて薄い。もう片方は、ナイフみたい。実は、サッと取り出しやすいように、私の腰袋のサイズに合わせてくれていたようです。

社長は、汚れを弾き取るにも力加減が上手なので、固い汚れを鋭い角で触っても物を傷つけることはありません。でも、私はそこまでではないので、強い力が集中しないよう配慮されてます。竹の弾力が生きてます。私からすると、社長の鋭いヘラは、おそるおそる使わないと、コワイ。もしくは、汚れに沿わせにくく、使いづらい!

蛇口の先にこびりついた石みたいな水垢を、ペチンペチンと弾き取っていくときなど、「あー気持ちいいくらいに落ちるなぁー。さすが竹べら。さすが竹」と、何の気なしに使っておりましたが、社長が陰で、私の作業内容を、よーく考えてくれていたんだな!

石器時代って言ってゴメン!よっ!ナイスデザイナー!

日時:2011年2月18日 PM 05:58
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