無添加純石鹸も進化中

ウォッシュテックでは、あらゆるハウスクリーニングメニューで、幅広く環境や生命に安心な安全性が高いエコ洗剤を使用しています。成分の一部だけ・洗浄力が低い、というような生半可なエコ商品ではなく、たとえば主原料となる植物の栽培管理から界面活性剤など添加物の成分まで、世界トップクラスの化学技術を反映した洗剤であります。

一方、私は髪も体も無添加純石鹸ひとつで洗う、ナチュラル石けんユーザーです。ただし、軟水器を使っています。カルシウムとマグネシウムの含有量を全く含まない「硬度0」に調整した超軟水(ソフトウォーター)との併用で、より快適に(ベトベトの膜みたいな石けんカスと決別、石鹸の使用量1/2〜1/3で泡たっぷり1、洗浄力MAX♪)石けんをエンジョイする軟水生活者です。

軟水器導入以降、より石けんについての愛が増幅、一説によると5000年前からあったとされているウルトラ・クラシックな石けんも、最新ハイテクエコ洗剤の動向と平行して、常に注目しています。

石鹸は、必ず油脂からできています。油脂は脂肪酸とグリセリンからできていて、脂肪酸とアルカリが化合したのが、脂肪酸ナトリウムだったり脂肪酸カリウムだったりの「石けん」です。その石けんの他に何も足してない石けんが「無添加純石鹸」。香料も炭酸塩も添加していないシンプルな石けん。私は、その無添加純石鹸で衣類を洗濯しています。絹も毛も綿も化繊も、なんでもござれの洗濯石鹸です。

先日、衣類を洗濯する石鹸を「針状」に切り替えました。洗濯用粉石鹸って、粒子が細かくて舞い上がったのを吸い込むと「ケホッ」となって辛いんですよね。洗濯の時、ベトッと糊みたいに固まりやすいし。この針状洗濯石鹸は、チョコスプレーを細く長くしたみたいな、爪で押すとホロッと折れる...こんな感じです。

harijo-sekken.jpg

先ほどお話いたしました「脂肪酸」は、原料となる油脂によって種類も含まれる割合もさまざま。たとえばオリーブオイルに多く含まれるオレイン酸だったら、石けんカスを作りにくく水に溶けやすく酸化しにくい(お肌に使うと毛穴が広がりやすい)性質の石鹸になるし、たとえばココナッツオイルに多く含まれるラウリン酸だったら、固く水に溶けにくくて石鹸カスができやすいけど泡がモコモコに立つ石鹸になる...そんなふうに、どんな油(脂肪酸)から石鹸をこさえるかが、使用感の鍵になってきます。

洗濯石鹸は、溶けやすさと洗浄力重視で油脂の配合や炊き上げの方法についてどんどんカスタマイズされてきましたが、ここまで形状を変えた製品は今まで無かった!針状無添加石鹸は、スプーンですくって洗濯物の上に振り入れても咳込まないし、水にもスムーズに溶けます。ナイス!

クラシックでオーソドックスな石けんだって、だんだん進化しているのであります。人類の叡智バンザイ!

日時:2010年7月15日 PM 06:52
このエントリーをはてなブックマークに追加

新着ブログ記事

過去のブログ

Page top icon