大理石 他業者の不自然なコーティング クレームトラブルをレスキュー

ウォッシュテックの大理石タイル トラブルレスキューシリーズ、ブログ3つ目です。

→ その1)クエン酸湿布トラブル 大理石が酸で腐食、ラップの跡が一目瞭然の状態に。しかも、除きたかった汚れは、そのまま。

→ その2)尿の跡 ペットのオシッコに触れて大理石が変質。尿がこぼれた形そのまま、光沢が無くなった。

今回の事例も、ウォッシュテックではちょいちょい頂くお問い合わせです。

●石材研磨を他業者にしてもらったら、期待からかけ離れた仕上がりになった。

●質感と光沢が不自然で人工的。滑らかさが大理石とは全く違う。

●クレーム対応を求め、他業者は再度来訪し、何らか手を施した。

●更にクレームと対応を繰り返したが、改善せず膠着状態に。

●現状のままの生活は、どうしても受け入れられない。何らか打開策や改善策はありますか?

こちらの画像が、現状の大理石タイルの質感。

dairseki-coating-trouble-rescue0.jpg

うん。上にツヤツヤになる何かを塗ってるナと丸わかり。

布かスポンジかでコーティング剤を引っ張った跡、それを持ち上げた時にできた僅かな凹凸や気泡の跡。

そして何より、全体の光沢が人工的というか不自然。

本物の大理石の質感を知る方であれば、一目で 「ダサっ」 と白眼になるであろう仕上がりであり、クレームは当然のことかと存じます。

まずは、上塗りされたコーティング剤を除いてみます。

dairseki-coating-trouble-rescue1.jpg

塗られたコーティング剤...あるいは石材用ワックスかもしれません。ブヨッとふやけて、白くなってます。

で、柔らかくした上塗りを回収しますと、

dairseki-coating-trouble-rescue2.jpg

「ぜんぜん磨けてねぇ。」 社長・中島、霊視さながら石に触れて見る。(ちょっとコワ)

マニキュア状のコーティング剤もしくは石材用ワックスを上塗りし、疑似的な光沢感を演出する場合、定着性を高めるために表面を凹凸に荒らす方が良いという考え方があります。

塗装の、ヤスリを掛けて前の塗料を除くとともに表面を荒らしてのち、ペンキを塗るというやり方と同様です。

ビシッと磨ける技術が前提としてあるならば、後に塗るコーティングやワックスの施工性を配慮する必要は全くありません。

光沢を出すために、これ以上、何かする必要が無いわけなので。

そのため本来、上塗りマストならば、石材研磨を謳うべきではありません。

しかし、業者はそれも石材研磨と言うてきます。それはもう堂々と真顔で「ウチもできます」と言うてくることでしょう。

ただ一手、発注されるご自身、そのような業者を避け選択肢から外せば、上塗り不自然光沢トラブルを回避できます。

特に、今回の画像のような黒色系大理石(シャローアッシュネロ)は、研磨のみで色合いを回復させることは非常に難しいです。

黒っぽいがゆえに、ていねいにていねいに研磨してきちんと傷をなくしてゆかないと、ちょっとの凹凸も乱反射してしまい、黒系というには白っぽく見えてしまいます。

黒色なのに光沢がある...と感じて頂くためには、 「ことさら小刻みに段階を上げて丁寧に研磨し、傷をなくし、平滑に均一に黒色に見えるように整える」 が必要であり、

それが、時間もかかるし体力も要るし材料も高くつくしで、「難しい」わけなのです。

ゆえの黒い石だと特にコーティングやワックスなど、化学物質をアテにしがち。難しさを解決するアイテムとして行使されがち。

しかしそこはやっぱり黒い石なので、何か塗った場合も、表面の僅かな凹凸やプツプツが目立ちやすく、むしろクレームにつながりがち。

1度目から、黒い大理石であっても研磨のみで安定した仕上がりを提示している業者...それはウォッシュテックなわけですけども...に、ご依頼になるならば、そんなトラブル、発生しようがないのです。

かくして、大理石本来の質感・光沢を取り戻した玄関タイル。

ペタペタ手塗りした痕跡、マニキュア的な不自然な光沢が無くなりました。

dairseki-coating-trouble-rescue3.jpg

さらに分かりやすいよう、玄関タイル斜めから透かしてのショット。

dairseki-coating-trouble-rescue4.jpg

壁面、ドアの直線を真っすぐ映し込んでいます。

クラック模様が鮮明。しかし指で撫でると、象牙に似た温かみのある滑らかさです。

私の見渡すところ、研磨だけで仕上げているふうにお客様には伝えず、うすーく何か塗ってる大理石は少なくありません。

しかし、大理石は太古の昔から掘り出した化石ですので、つい最近に人間が化学的に作った物質など、いづれ違和感として現れてくるものです。

黒ずみ、黄変、細かなひび割れ、質感のムラ...大理石本来の姿ではない不自然な違和感は、安っぽく偽っぽい印象に直結します。

石材にコーティングをして変になった...しかし、依頼した石材研磨業者はギブアップ、打つ手なし。

やっちまった。だけど、大理石本来の質感が今は恋しい。

そのような不自然上塗りトラブルにお悩みの大理石ユーザーの方がおられましたら、画像を添えて、ウォッシュテックにお問い合わせください。

拝見しまして、折り返し詳細ご返信差し上げます。

日時:2023年3月10日 PM 01:52
このエントリーをはてなブックマークに追加

新着ブログ記事

過去のブログ

Page top icon