ウォッシュテックの浴室クリーニングは、縦長の浴室鏡クリーニングを標準料金内に含んでいます。
しかし、横長のワイドミラーについては、割増料金を頂戴しています。
ごくたまに、
「ウチの鏡は、使用後マメに乾拭きしているので、ブログに掲載されている鏡レベルまで曇っていません。
その場合も、割増料金は必要ですか?」
と、ご質問をいただきます。
なので今回は、ワイドミラー割増について、ブログにしてみます。
鏡のクリーニング...と言われてイメージするのは、やはり鏡の表面ですよね。
そうなんです。もちろん、鏡が映るようになることが一番の条件です。
しかし、鏡の汚れは、面としてアプローチする鏡表面だけではありません。
鏡が曇っていなくとも、全現場中99%ハードモードに汚れており、クリーニングせねばならない箇所があるんです。
それは、金属製の、枠!縁!そして、そこに接する鏡のキワです。
金属(枠)・鏡・樹脂(壁)の3つの異なる素材がギュッと集まっている。そして、それぞれに数ミリの段差がある。
平らではないので、パットやポリッシャーが当たりません。
しかし、数か月から数年ぶん、カチカチに固く白く...汚れが蓄積されています。
ここ、実は、とても難所です。
同じデザインの枠でも、縦長の浴室鏡であれば...、
外した方が早く美しく洗えるという判断もあります。
しかし、ワイドミラーは、構造上外すことができません。
※ゆえの、ワイドミラー交換の工事は高額と言うことです。
かくして、石みたいにガチガチににこびりついた水垢を特殊な酸で柔らかくゆるませ、手道具でほじくる、
また別の特殊な酸で更にゆるませ、ほじくる...
そして一粒一粒、摘み取るように、無くす...と、
様子を見ながら一歩一歩ネチネチネチネチ頑張ることになります。
しかも、上も下もビシーッと長く金物が付いています。長い。
縦長の浴室鏡であれば、クリップ状の支えのみの場合もあります。でも、ワイドミラーは、とにかく長い。
このネチネチネチネチな作業は、ワイドミラーにしか発生しません。
材料を多く要するのは当然のことながら、時間・体力を消耗する作業です。
鏡の面積が増す、それ以上に枠周辺のコストが大きい。
そういうことで、材料費実費のみでも、ください...おねがいします...というのがウォッシュテックのワイドミラー割増です。
そのようにしたワイドミラーの画像の例、こちらです。
ネチネチネチネチ、浴室クリーニング後のワイドミラー。
この金物周辺の汚れを、あまり放置されますと、鏡の側面から裏に回ってきます。
鏡の裏側には、銀が打ってあります。汚れは、金属を腐食させます。
鏡の表面を指で触ってみても、ツルツル。
だけど、何だか白や黒のポチポチした斑点が出てきた。
あるいは、端っこから鉛色がにじんできた。
それは、鏡裏側の金属腐食...脱落したり錆びたり...の様子が、表側から透けて見えているのです。
フチの汚れ、あなどるなかれの破壊力です。
金属の腐食は、クリーニングでは回復できません。交換しか方策無くなります。
上にもチラと書きました通り、ワイドミラーの交換は、おそらくイメージされているよりも大掛かり。工事の費用、ズシンと来ます。
ネチネチしたクリーニングは、大変です。できれば誰もやりたくないことでしょう!
しかし、ワイドミラーの鏡を健全な状態でキープできれば、長期的なコスパとして非常に有効です。
だったら、やった方が良いですね!
それが、ウォッシュテックの考えです。
宜しくご検討ください。