汚れたまま使う?捨てる?の間を作る仕事

ユニット浴室のFRP浴槽です。

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お掃除しても、そんなに変わらない。

思い切ってハウスクリーニング業者に頼んでみたけど、納得いく仕上がりにはならなかった。

だいぶん古い。

とても汚い。

もう、リフォームするしかない?

この画像のような浴槽をご覧になったら、そのように判断される方が多いかと思います。

そこで。このようなお悩みの相談先は、どこでしょう。

不動産・工務店・リフォーム・設計デザイン など「住まいのプロ」関連の業者さんになるかと思います。

しかし、彼らは汚れについては完全に専門外です。

今、あらゆる住宅にまつわる業者は、スクラップアンドビルドでお金を得ています。

つまり、建てる・取り壊す、新しくする・捨てる、その繰り返しが多ければ多いほど、規模が大きければ大きいほど、会社の業績はアップ。

汚れをどうする?どのようにすれば気持ちよく清潔に長く使える?そういうことは目的ではなく、業務ではありません。

自らの利益や目的を考えれば、交換・リフォーム・工事の方向に進めたい。当然のことです。

掃除でキレイにならなくなったら、買い替えですね。のように、白か黒か、クッキリさせる方が話が早いです。

一方、回復型ハウスクリーニング専門のウォッシュテックにおいては、「もうアカン。交換しかありません。」 までのジャッジが、緩やかです。

白か黒か、汚れたままで諦めて使い続けるか、捨てるか、ではなく 「グラデーション」 になります。

たとえば、「 このような汚れやこの箇所の汚れは落とせます。

しかし、何か月も何年も、長期にわたって汚れが密着していたことで、樹脂が脆く崩れる形で劣化しています。

そのため、もちろん現状と比べれば清潔に見違えますが、新品同様、何事もなかったかのようにはお約束できかねます。

またこちらの、メッキの脱落は、クリーニングでは回復できませんので、部品交換されてください。

現状、そのような状況ですが、クリーニング、されてみますか? 」のようなジャッジです。

「分かりました。可能な限りでお願いします。」とご依頼頂き、実際の浴室クリーニング後の様子。

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汚れたまま使い続けるか、捨てて交換するかの間。

実はこのグラデーションなジャッジは、住宅業界において、とても革新的です。

現状ある住まいに関わる業者では、できません。

専門外の業務なので、顧客との間に入って伝達や打ち合わせを正しく行い、グラデーションな診断へのコンセンサスを得ることが難しいのです。

ふだん、安くても数十万、サクっと何百万もする現場を回す彼らですから、そんだけ働いて、たった数万円の現場?私の取り分は上手くやってもせいぜい1万円とか?アホらし!ってなることも理由です。

そのようなことで、回復型ハウスクリーニングは、現行のスクラップアンドビルド業界の下請けにはなりにくい仕事です。

他業者から仲介されないので、お困り・お悩みの方ご自身で検索されて、ブログやサイトから辿り着かれないと、ウォッシュテックと巡り合うことはできません。

ウォッシュテックの回復型ハウスクリーニングでは、このような汚れが付着した浴槽が、

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診断通りの内容で仕上がります。

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どれだけのものが「汚れ」を理由にリフォーム・改修をされ、廃棄されているのかを考えると、

どれだけの方が「掃除してもきれいにならない」と悩まれ「こいつ、もう捨てたい」と沈んだ気持ちで暮らされているのかと考えると、

お星さまに向かってSDGs!と叫びたくなる私です。

日時:2021年10月23日 PM 04:03
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