浴室 掃除しても落ちない床のカビを除去

ユニットバスの床の汚れ。

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この画像は、完全に乾いた状態で撮影しています。

赤っぽい、黄色っぽい、そして黒。さまざまなカビ汚れが見えます。

お風呂掃除用の洗剤をつけてスポンジで擦ったり、カビ取り剤をスプレーしてお掃除を頑張っても、全然スッキリ落ちません。

表面の部分は比較的キレイになりましたが、窪み部分の汚れがキレイにならない...。

四つん這いになって歯ブラシを当てて擦ってみたが、変化なし。いや、少しだけマシになったか?しかし、このチマチマ疲れる割に取れ高の少ない作業を、汚れた床全面やり遂げるなんて...報われない。

ここでギブアップ、ウォッシュテックにご相談いただきました。

浴室クリーニング後の床。

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床の模様に入り込んでいた黒ずみ、カビが一掃。

均一な淡いグレーの色と質感を回復。

表面を薄く覆っていた油汚れも除去、ヌラッとしたテカリ(作業前の画像と見比べてみてください)や、ベトベトの感触がなくなりました。

清潔な状態。これなら、素っ裸でしゃがんで体を洗うというような動作も、ご不安ないと思います。

しかし。

なぜ、床の凹み・窪みに埋まった汚れ、頑張って掃除してもキレイにならなかったのでしょうか。

理由は、もはや単純なカビ汚れではない段階に至っていたことです。

ウォッシュテックがお伺いさせて頂く横浜を中心とした首都圏エリアは、関東ローム層の上にあります。火山がドーン!その灰がベースの土壌です。

ゆえの、硬度が60~80くらいあり、硬度試薬では計れないシリカも少なからず溶け込んだ、そんな「水道水」を日常生活中ふんだんにお使いです。

水道水で、洗う、濯ぐ。その場に残った水道水が乾く、水分は蒸発するが、カルシウムやシリカなどミネラル成分は置き去りになる。その痕跡である「水垢」が生じやすい環境といえます。

水垢は、ミネラルのカタマリですから蓄積すると石のような固いものなのですが、鍾乳洞のようにちょっとずつ、ちょっとずつ形成されてゆくので、他に発生するカビや油分を巻き込みながら進むことになります。

浴室の床は、身体を洗う洗剤・石鹸と汚れ(体から出る汚れはもちろん、ファンデーションやヘアスタイリング剤なども)を全て受け止める場所なので、汚れの質量は、壁や浴槽などとは別次元といえます。

かくして、ミネラルでガチガチにパウチされた黒カビ・石けんカス、になりやすいです。

水垢の固い殻に守られて閉じ込められた状態なので、シンプルなカビ・シンプルな油汚れであれば効いてくれる洗剤が、スンナリ作用しないということです。

結果、目に見えるし、そこにあるけど、ビクとも落ちない!という困った事態に。

お風呂掃除において落ちない汚れには、ミネラル(水垢)が絡んでいる。

その汚れの蓄積プロセスを覚えておいていただくと、ゴシゴシお掃除を一所懸命頑張って傷やダメージ跡を作られることもないかと思います。

また、「え?うち、もうかなり進んじゃってるよ?ガーン」な方にとりましては、水垢に詳しくないハウスクリーニング業者に頼んでも、望む結果には至らないことがお分かりになり、業者選定の一助になるかと思います。

他で解説されていない情報です。どうぞお役立てください!

日時:2021年7月11日 AM 08:25
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