以前、小学生の上履きを洗うマンガを描きました。
その後、クリーニングにおけるCHAT理論、実は小学校でやった 「食塩(あるいはミョウバン)を水にたくさん溶かす方法を知る実験」 と同じというブログを書きました。
今回はその2ブログを混ぜて、CHAT理論で上靴を洗う実例をご紹介。
まず、ビフォア!たかだか1週間で何をどうしてこうなった?ハード・デューティな上履きです。
次!厚手のポリ袋にカーペットクリーニング用の洗浄剤を70℃くらいのお湯で溶かし、上履きを入れ、空気を可能な限り抜いて、口を結わきます。
この希釈液がCHATのC=Chemical です。
ポリ袋は、電子レンジや湯煎調理に使えるアイラップを使ってます。
袋の留め具は、袋をねじったところを挟んで押さえるだけで一発密閉、ミスフランシスのクリップです。
お湯が暖かいうちに、靴底を挟むように持ってバフバフ押し、ポンプの要領で中の洗浄液を行き渡らせます。
ハイ!ここでCHATにおけるH=Heat(熱)とA=Agitation(撹拌)ができました。ここまで、作業開始から約3分です。
なお、我が子の現在の上履きは、呼吸ができる(蒸れない)が特徴のIFMEです。
IFMEの上履きは中敷き(インソール)と靴底(アウトソール)に通気口があるので、そのままバフバフするだけで全体に洗浄液が回ります。
このまま30分くらい放置。その間、他の家事を進めます。ここ、CHATのT=Time(時間)です。
再びバフバフとしてから、不透明でズズ黒い邪悪な汚水を流し、ポリ袋に清水を貯めてバフバフして濯ぐを4~5回繰り返し、脱水機に掛けます。
CHAT理論で洗った上履き。
真っ白じゃないじゃん!と突っ込まれるかもしれません。
確かに映えない。ちょっと濡れてる状態で撮ってるし。
でも私は上履きで100%キレイを目指して頑張るのがイヤなんです。現場じゃぁあるめいし。
名もなき家事の負担から言葉が乱れました。すみません。
我が子の靴は10か月前後でサイズアウト、買い替えです。上履きは消耗品と割り切ります!
そして上履きに多用されるメッシュ素材は、ブラシでゴリゴリ擦っても毛羽立つだけで汚れはさほど取れません。ポリ系繊維は無数に孔(ポケット)があるような構造なので、汚れが入り込みやすく、掴んだ汚れを放しにくい。しかもIFMEはダブルラッセルメッシュという複雑な編み方です。追求せず諦めることにします!
不衛生と思われる汚れがあらかた取れたら、母はもうそれでいいっす...。
以上、最小限の体力・時間を追求するうえでは、CHAT理論は生活に有用という記事でした。