ヒドロキシル基発生装置でウイルス対応の空間洗浄をやってみるテスト4部作、完結編です。
「その2」では、既存の除菌消臭システムでは対応できないことって、あるよね。というお話をしたかと思います。
問題点をクリアできるのはヒドロキシル生成器です。他には無い強み、利点が際立っています。
「その3」の内容をまとめると、ヒドロキシルって、こうです。
・お日様の自浄作用を人工的に再現した仕組みなので、機器の稼働中も安全。
・広範囲に拡散する。
・感染症やアレルギーの原因菌、カビ、ウイルスに対応するデータあり。
そしてその後、3か月余が経過してしまいました。すみません。
暑い夏の間、ガッツリ使用in我が家のリビング。今回は満を持しての「居室用ヒドロキシル基生成器、レビュー評価編」です。
使用機種はこちらです。
日本の住宅で稼働させるヒドロキシル基生成器のレビューは、日本初じゃないでしょうか。
たいへんマニアックですが生活に密着してますので、ご安心ください。
試用期間は夏季。
エアコン稼働のため換気は少なめ。なおかつ、菌・バクテリアの繁殖力は高く、不快な臭いも発生しやすい。絶好のタイミングといえます。
ヒドロキシル、あるとないとで大違い!という瞬間、ベスト3。
★1位 魚仕事をしたとき
社長・中島の趣味は、魚の目利きと調理です。
平目だって、この通りスッケスケなレベルに捌きます。
ほぼほぼ横須賀・東部漁港で活〆(生きた状態で尾を切りエラを除き、血液・体液を排出する処理)、内臓を除いた状態で購入するので、魚としての臭いは最小といえます。腐敗臭はもちろんありません。
でも、ま、さばく時にはニオイ、あります。クリアなお味を愉しむため、処理中に発生する臭いは仕方ありません。
そして、塩素を使います。まな板や包丁の持ち手、シンクなどに浴びせ、食中毒を防止します。
エアコンはつけっぱなし。夏の外気を取り込めば室温が上がり、虫を寄せる。これも衛生的にノーサンキューです。
つまり、魚をするときは、全く異なる性質である臭気、タンパク質と塩素(化学物質)の二本立てで居室がクサイという状況です。
ヒドロキシルをオンしてから作業を始めるようにすると、これが何にも臭わないのです!魚だから仕方ないと諦めていたのですが、すっきり解決です。ありがたや。
★2位 おうち焼肉
今年の夏は暑くて外では焼けず、リビングで決行。
空中に漂う臭いはもちろん、カーテンやラグの臭いも翌日には何事もなかったかのように消えています。
ただし、油の飛散はナシにはなりません。目には見えないサイズで空間全体に浮遊する成分はヒドロキシルに任せるとしても、見える・洗える箇所は、拭き掃除と洗濯の方が断然合理的です。
また、露出していない部分、たとえばクッションを裏向けに置いたまま・カーテンが折りたたまれたまま暴露していたなどの場合は「そこだけクッキリ」脂っこく焦げたような臭いが残っていました。
粒子が接触 → 反応 なので、確実に当てないとだめなんだなぁと実感です。
特性をつかんでからは、お肉のみならず、餃子やお好み焼きなどホットプレート生活をエンジョイできました。
★3位 安心です
コロナ禍、我が家は原則、外出後は全部脱いで洗濯→入浴というルールで過ごしています。玄関から洗面所→脱衣室→浴室と動き、可能な限り居室に持ち込みません。
それでも「なんか心配。もしかしてもしかしたら・・・」という日もあります。
そんな時はスイッチオン。
何もできないまま災難を待つようなモヤモヤ感は堪えがたいこと。ストレスフリーの水際対策、ありがたや!
このように、居室で通常通りの生活をしながら業務用レベルの除菌消臭システムを稼働できるヒドロキシルですが、この機械の担当はあくまで「臭気・菌・カビ・バクテリア・ウイルス」のみです。
集塵機能は全くなく、居室内のホコリ・ハウスダスト・花粉の質量は変わりません。
目視できる浮遊物はターゲットとして大きすぎるのです。
しかし、「目には見えない何か」に対応するシステムとしては、最強だと思います。
1)建物機能の回復が目的。
2)目的達成のため、ハイパワーハイスペックハイテクニックで迅速対応する。
これが建物レストレーションの考え方です。
建物の機能とは、例えば保育園であれば乳幼児が健やかな環境で生活し成長する・お役所であれば市民生活に必要な行政サービスを執り行う、のような「建物の役割」のことです。
事件・事故・水災・火災などトラブルはさまざまですが、建物機能が失われたとき早急かつ的確に対応できなければ災害規模は大きくなります。
また、確かな結果を求められるので、作業はきわめて科学的で合理的です。機器にセールストーク・イメージ・ブランディングは一切なし、スペック一本勝負です。
住宅におけるリビングの機能は、日常生活の雑多な用事をあれこれをしたり、くつろいで過ごす場所かと思います。家の中心的存在で面積が広く、最も稼働する居室ではないでしょうか。
日常の暮らしを止めない。居室としての機能を保つ。
ヒドロキシル基生成装置は、建物レストレーションの考え方に即した住空間洗浄システムといえます。