ウォッシュテックのサイトでご覧いただける施工例は、2020年9月現在700件程度あります。
材質に対しての汚れを集約したサイトとして、他に例を見ない数です。なのに、ブログに載せていなかった...かなり現場件数は多いはずなのに...という仕様が、結構あるんです。
理由は簡単!書こうと思ったことを忘れてしまってるのです。おばちゃん丸出しです。
今日は、そのようなユニット浴室の画像です。
2000年代初頭からしばらく、 「薄緑色の完全に透明ではないけど乳白とも言えない微妙なクリア感」 の樹脂が流行しました。
エアコン、空気清浄機、白物家電、インテリア、建具...あらゆるものが淡いブルーグリーンのシアーな感じになったのを覚えていらっしゃいますでしょうか。ポイント使いで近未来型メノウみたいな感じになってるデザインです。
ユニット浴室も例外ではありませんでした。
2000~2010年に引き渡された新築マンションでは、けっこう多いんじゃないでしょうか。
淡いブルーグリーン、透けそうだけど透けてない、樹脂製の水栓カウンター。
生活を長期経て、カサカサとムラに固着した水垢が目立ちます。
全体がくすんで、薄く膜ができたように見えます。
置いたボトルから落ちた水が乾燥し、ボトルの底の形の水垢に。
いつの間にか落ちた髪の毛が、汚れと絡み合ってカウンターと一体化。シャワーでサッと流しても取れないくっつき具合に。
そして、浴室クリーニング後のクリアなカウンター。
カサカサの曇りが除かれてムラもなくなり、プラスティック本来の質感がなめらかに。
社長・中島の頭部が映る浴室鏡が、更にカウンターに映り込んでるのがお分かりになるかと思います。
傷があるじゃない?とお気づきの方もいらっしゃることでしょう。
仰る通り、生活中で付いた傷は残っています。お掃除をされたときに擦られた跡、カウンターに置いたものが引きずられた跡、手前にあるぶつけ傷など。
このカウンターのデザインは質感の対比がキモです。上面は平滑、裏面はスリガラス調、つまりその質感の違いで美しさを表現しているんですが、いかんせん柔らかく傷つきやすい。そしていったん出来た傷は平滑であるため目立ちやすい。
毎日使うバスルームですから使ったぶん、いろいろあります。しかし、全体を覆うパサパサしたくすみ汚れを除くことで印象は見違えます。
もうずいぶんお使いなので新品には戻りませんけど、清潔で気持ちよくはできます。現状ある中からのベストを導く、それがレストレーションの考え方です。
カウンターの材質として、シャワーや湯桶がドカンとぶつかったりする、水が降りかかりやすくシャンプーボトルが常駐するような場所には不適なチョイスかもしれません。
とはいえ、新築時はものすごくトレンドで素敵だったはずです。物件売却の戦略上、初見のときめきを最も重視したということです。
しかし現実問題、ユニット浴室の使用年数は、トレンドより長いのです。
設備ですから値段も高いです。イヤになっちゃったから交換してやろうかというようなカジュアルさは全く無い高額です。
ゆえにどなたも、どのように扱ってよいか手にあまり、小汚くなった状況にモヤモヤされているということです。
「全体に汚れてきて、何が何の材質かぼやけてきて、掃除してもスッキリしない。もう古くなってきてるからと諦めかけてたんですが、まだしばらくはイケますね!」と、お客様。
ホッ、よかったです。バスルームの現役感、大事だと思います。
今回のお客様のように、クリアなカウンターが汚れてモヤモヤお悩みの方がいらっしゃいましたら、どうぞお声掛けください。