東京都港区のマンションにて、石の洗面台をクリーニング。
御影石の天板に、陶器の洗面ボウル。
モノトーンでまとめられた都会的なデザインです。天板の奥から間接的に入り込む照明、ボウルの真上にあたる天井に白色LED。
極めてオシャレです。それゆえに全体的な曇り汚れが際立ってしまいます。
モヤモヤと陶器の釉薬がにごり、水栓の根元には、白くて硬い石のような水垢。飛び散りが多いボウルの左右と手前にも、膜のような曇りが見られます。
洗面台クリーニング後。
プルッとハリを感じるボウルに!指で触るとキュッとニュートラル、清潔さを取り戻しました。
照明の光を当初の計画通りに跳ね返すようになって、デザインの美しさを再認識できます。撮影するスマホも、すぐにピントが合うって言ってます。同じワット数なのに、明るく撮れる。「うん、やっぱしステキ」とウットリです。
御影石天板、よく汚れるところにあった「くすみ」も、均一になめらかに。
高級仕様の水まわりをハウスクリーニングするためには、石材・陶器・ガラス・樹脂、あらゆる材質の知識とテクニックが必要になってきます。
陶器には陶器の手の施しようがあるし、御影石には御影石のリスクがあるし、それぞれをそれぞれ見極めて正しく扱ってゆかなければ「よーし!全体に見違えたぞ」という仕上がりに至ることができません。
誰にでも出来ることではないと考えています。
それゆえ事実、ウォッシュテックで「高級仕様」のマンションにお住まいのお客様のほとんどが、「マンションの管理会社経由で紹介してもらったハウスクリーニング業者に頼んだけど、何も変わらなかった」「大手ハウスクリーニング業者さんに問い合わせをしたけれど、話をしただけで断られた」「中古物件を仲介してくれた営業さんに頼んだけど、無理だと言われた」と困られて、独自にお調べになってご依頼に至られています。
クリーンメンテナンスの難易度が高い、ゆえに「デザイン性が高い」「高級仕様」とも言えますが、実のところデザインする人も売る人も、どうしていけば的確に管理してゆけるのかをほとんど全くと言っていいほど知らないんだと思います。知らなくても困らない人が大多数なんだと思います。
しかし、実際にお住まいの方は困られているのです。
生活してゆくうちに「古くさい」「生活感たっぷり」「不潔に思う」その気持ちをだましだまし受け入れていく感覚になって、それって…それって、おかしいじゃん、と。ツテを辿っても誰も面倒見てくれないって、おかしいじゃん、と。
高級仕様のマンションにお住まいの方は、世間一般の方よりずっとずっと先鋭的な感覚をお持ちなのですから。
的確なハウスクリーニング業者とのコネクションが、どうかすんなり行き届きますように。