セラミックタイル 自転車の油・錆の染みをクリーニング

自転車を広めの玄関に置かれているおうちのセラミックタイルをクリーニング。

自転車のスタンドの金属から出来た赤さび。

パーツの付け根あたりが錆びているので、その錆を含んだ水がスタンドの棒を伝ったのでしょうか。中性洗剤とスポンジで擦ってみるのですが、一体化したような感じで変化はありません。

jitensya-akasabi-tail-simi0.jpg

前輪を動かしてみると、機械油の染みが見られます。

jitensya-aburakon-tail-simi0.jpg

スポークやハブが油の黒ずみが、やはり伝ってタイルに付着した様子。機械油が表面にベトッと乗っているというよりも、平らに染みになっています。やはり、これも日常的な拭き掃除では変化が見られません。

まず、タイル全体を覆っている汚れ(ベタベタした排気ガス汚れや、土足歩行による泥汚れなど)をセラミックタイル用の洗剤でしっかりと洗ってゆきます。

なんで全体をまず洗わねばならないかというと、汚れがコーティングみたいになっちゃって、上からいかなるアプローチをしてもフタになって届かないんです。加えて、あわよくば汚れとくるまって錆や油シミも一緒に取れてきてくれほしいなーという期待もあるんです。(事実、全体を洗うと薄くなることが多いです)

全体の汚れを取り去ったのち、残った錆と油をスポットで対応。タイル用洗剤では効かない分を、それぞれ専門的な洗剤で化学変化させて、ほどきます。

錆は、チオグリコール酸という成分を含む薬剤を使います。チオグリコール酸は、パーマ液に含まれる成分。美容院でよく嗅ぐ、あのツンとした臭いがあります。

美容師さんに聞いたのですが、パーマ液は日々進化しており、最近はチオグリコール酸の濃度が低くても効果が感じられるようになって、臭いも少なくなったんだそうです。

ということは、錆に効くケミカルも同様なんでしょうね!10年前に嗅いだのとは大違い。当時は、しゃがんで錆びの上にのばすとウっときたもんです。効きもよくなってます。

かくして、錆の染み!

jitensya-akasabi-tail-simi1.jpg

続いて、油の染み!

jitensya-aburakon-tail-simi1.jpg

場所をずらして撮ったんじゃないのぉ?と思われるかもしれませんが、床タイルの地道なマーブル模様を照らして頂くと、大体の場所が一致していることがお分かりになるかと思います。

日時:2015年12月10日 PM 12:30
このエントリーをはてなブックマークに追加

新着ブログ記事

過去のブログ

Page top icon