日常見えない箇所に、美は宿る

雑誌の記事の「掃除のコツは?」特集に、「赤ちゃんの視点で見ること!」と答えておられる方がいらっしゃいました。

確かに。ウォッシュテックでは、ハウスクリーニング後、ご確認とお引き換えの形で、現金ご一括でのお支払いとなるのですが、そこに小さなお子様がお立合いになると、チェックは、とても厳しいものになるです。「ん!」と、汚れを指さし確認された経験が過去数回があります。

以来、身長183センチの社長と、153センチの私、そしてバブバブ目線での見直しを怠らないよう、気を付けています。

そのように、死角というか、気付くまで気にならない汚れは、意外にあるものです。視線の落ち方や物陰にあって、ふだんのお掃除もノーマークで、あッと気付いたら、既にかなり汚れている箇所。

たとえば、浴室の、シャワーのスタンドバーの裏側なんか、どうでしょう。

showerbar-kusumi0.jpg

ふだん、見ないよね!でも、濡れた手でつかんで、水分タラタラ石鹸モコモコのままシャワーヘッドを戻すので、裏側に汚れや水分が滴ってそのまま乾き、ガチガチに硬い水垢になっておりがちです。

金属質の輝きは失われ、触ると痛いほどに尖って固着した水垢、もやもやとマダラもようになったステンレス。部品の継ぎ目からは、黒いカビがはみ出るように覗いていて、特に見えにくい箇所にはヌルヌルした茶色いカビも付着しています。

浴室クリーニング後のシャワーバーの裏側。

showerbar-kusumi1.jpg

なめらかで艶やかな、ステンレスの質感が戻りました。隙間からはみ出ていたカビや、石のように垂れてこびり付いていた水垢も丁寧に取り去られ、清掃後の明るい浴室を映しこんでいます。

183センチの大男が、浴室に這いつくばって、のたうつように細かなヘラで汚れを拾っている姿は、一種、異様な光景である。

しかし、美は、細部に宿る。特に、パッと一目では見えない箇所に、宿るのです。

日時:2013年4月16日 AM 10:12
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