空室全体清掃のクロスクリーニング

ウォッシュテックでは、クロス、壁紙のクリーニングは、料金メニューに記載しておりません。

ビニールクロスは、「10年でリフォーム、貼り替える」ことを前提に仕様が設計されています。つまり、洗って長く使おうという素材や施工方法ではなくて、次々貼り替えるように考えられているんです。そんなわけで5〜6年もすれば、フワフワと柔軟だった表面が、固く干からびたようになってくるので、貼った直後だったらわりかし容易に拭き取れていた汚れであっても、ほとんど取れなくなってしまうのが実情です。

冷蔵庫やTVの裏はホコリで黒ずみ、キッチン脇のクロスには飛び散った油汚れやケーキのタネや天ぷら衣がへばりつき、醤油やケチャップのシミがポチポチと、居室にはベッタリと茶色く煙草のヤニが…。そんな場合は、クリーニングとシミ抜きをするよりも、いっそのことスッキリ張り替えた方が、美しくて早いです。どうせ数年後に貼り替えねばならないこと思えば、今チマチマとコストを割くのは、もったいない出費かもしれません。

とはいえ、クロス貼り替えのリフォーム工事は、思いのほか高いので、築10年に満たない中古物件を購入された方にとっては、キビシイ出費といえます。また、前居住者の痕跡が染み付いているようで、何となく気持ち悪いと思われる方も多いです。

そういうことから、ウォッシュテックでは、「お客様が、ご自身でお掃除される労力と材料を肩代わり」という姿勢で、人件費のみでクロスクリーニングをお引き受けしています。

浴室、キッチン、トイレ、洗面、フローリングの床なんかだったらば、「わぁ!」と喜んで頂ける感じにお納めできることが予想できます。しかし、クロスは…もちろん、プロフェッショナル用の洗剤と道具を汚れに即して手際よく使いますが、「やんないよりは良かったよネ?」な感じになることもある。新品みたいに戻るよう願われても、応える自信は無いゾ。と、考えているので、なるべく抑えた料金で追加されるオプションとさせて頂いております。

廊下、居室、クロゼット内…天井と壁をくまなく中性洗剤とマイクロファイバーで拭き上げ、目立つ汚れを舐めるように見ながら、別の道具を持誓えて、一粒一粒の汚れをポイント的に拾い上げていきます。この作業をご自身で、お引越し前後ドタバタしている最中にされるのは、相当なしんどさだと思います。たぶん、数日みっちり精を出さなければ終わらないかと思います。

そんな事情で、ウォッシュテックでは、裏メニュー的扱いにしており、あんまり大っぴらにアピールしていませんが、やっぱり、やったらスッキリしますよ。クロスクリーニング!

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大きな窓から光が差すリビングの天井に、シーリングライトの黒い跡。取付金具も、茶色く汚れています。

「この位置には、垂れ下がるタイプの照明を使いたかったんですが…」と、お客様。確かに、これはちょっとガッカリだろうなぁ…と思って、頑張ってみました。

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「黒い汚れの跡が、全く無くなりました〜」とは、決して言えません。「すみません、頑張ったんですけども…」と、お引渡し時に申し訳ないとお話すると、お客様は「わー!きれいに消えた!これだったら、照明を付けたら映りこみで見えないですよ!ほら、下から見ても隠れますよ」と、やさしく仰ってくださいました(よかったー)。

住まいの購入に、予算は「絶対」であります。「リフォームすれば、そりゃイイだろうけどもサ」と思われるならば、このようにクロスクリーニングを上手く使って、理想のご新居に近づかれてください。

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こちらは、クロスを拭いた後の汚水。6帖の洋室を拭いただけで、こんなに真っ黒になってしまいます。立地や生活環境にもよりますが、壁って、けっこう汚れているんですね。なお、バケツ脇に置いてあるのは、マイクロファイバーです。ドイツ製のタフなヤツ!天井拭いて濯ぎ、西側の壁を拭いて濯ぎ、北側の壁を拭いて濯ぎ…というように、とにかくマメに漱いでキレイな面で拭き上げます。

日時:2011年3月28日 AM 09:21
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