ライムストーンをフッ素でコーティング

東京都目黒区のマンション、ライムストーンの洗面台。しっかりとクリーニングし、汚れを除去したライムストーンの洗面台、今回はコーティングです。

使用するフッ素コーティングは、水溶性です。有機溶剤やアルコールを含むコーティング剤よりも安全性が高いのですが、「塗布後72時間、水に濡れてはならない」という縛りがあります。そんなことで、通常お住まい中でのハウスクリーニングでは、水周りに採用することが難しいのですが、今回は、補助的な洗面台であり、頻繁に水濡れせずに定着できることから、使わせていただきました。

まず一度目、刷毛でコーティング剤を塗布。塗ったそばから、あっという間に吸い込まれていきます。写真、染み込んだ箇所の色が変わっているのが、お分かりになりますでしょうか。ふだん手を洗ったりした後の水は、このようにライムストーンに染みているんです。汚れが染みやすく、カビが生えやすいライムストーンの特性が分りやすいかと思い、アップしてみました。

limestone-senmen-coating.jpg

72時間後。水栓から水を出してみます。ドライなライムストーンの質感はそのままに、水を弾いてしみこみません。水滴を拭き取れば、すぐにドライでマットな質感に戻ります。

limestone-senmen-fusso.jpg

脆く削れやすい石ですから、ガンガン擦ってのお掃除は、危なっかしいです。水垢が付いても酸が使えない、カビてもアルカリが使えない…そんな難しいライムストーンですが、コーティング後は、柔らかなスポンジと中性洗剤で、ご自分でお掃除、管理できるようになるかと思います。

仕上がりをご覧になったお客様、「わ〜、こんなにキレイに戻ったんなら、今後この洗面台は飾りにします!」ですって。そ、そうですか(笑)。手を洗ったりうがいをしたりされないにしても、アロマオイルなどの芳香剤などは、なるべくカウンターに置かない方がお勧めです。

日時:2010年11月22日 PM 10:16
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