エコ洗剤、色々ずらり

換気扇、コンロ、グリルなどを含むキッチンのハウスクリーニングをさせて頂く作業中、同じお部屋にいらっしゃるお客様に「化学薬品の臭いが気になられるようでしたら、窓を開けてくださいね」と、お声掛けしています。

今でこそ、「ぜんぜん変な臭いしませんよ、大丈夫です」と、お答え頂けるようになりましたが、8年前の開業当初などは、キッチンの頑固な油汚れを洗うときには、かなーり「ケミカル!」な臭いが気になったものです。身内で慣れているつもりの私からしても、刺激のような、ドヨ〜ン…ウッとくる臭いがありました。すみません、すみません、と心の中で唱えながら、風向きや換気に気を遣ったり、別室にご移動をお願いしたり…。

そのうち、エコに着目した製品が出るようになりました。しかし、製品の数も少なく、洗浄力は低いものでした。キッチンのように、ギトギトに茶色く固まった油が、アルミ、塗装面、ステンレス、陶製タイル、あらゆるところにへばりついている場合、ほとんど無力でありました。いくら工夫しても、ベタベタが残ってしまうんです。しかも、界面活性剤や消泡剤などの添加剤を詳しくチェックすると、じぇーんじぇんエコでない製品も多くありました。

生分解性が高く、中性で素材にダメージを与えず、いつまでも残留せず、手が荒れず、環境を汚さない、「本物の」エコ洗剤を使いたい。何年にも亘って付着し変質した汚れと溶けて混ざり合っても、お客様が「ウッ…」とこない洗剤を使いたい。そう思い続けて、現在。

今では、かなりの種類を持ち、使うことができています。これは一部分。日本未発売の洗剤も、いくつかあります。

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「前に頼んだときよりも、臭い、しませんね!」とリピートのお客様からご感想をいただくと、汚れ落ちと環境性能は、両立できるはず!お客様が求めるハウスクリーニングを実現したい!と、言い続け、諦めず信じてきて、今があるんだなぁ、こんな私たちを支えてくださったお客様に本当に感謝だ、と思います。

なお、環境性能が高いエコな洗剤は、クリーニング先進国の製品です。そういった国では、ハウスクリーニング市場が成熟し、顧客の意識も高いですから、定期的なクリーンメンテナンスはプロに任せる習慣が定着しています。10年近く経過したような、強烈な焦げを伴う油汚れに対応した設計ではありません。想定の範疇を超える汚れには、適宜適量の化学薬品を使わなければ、スッキリ清潔な状況にリセットできないことがあります。

化学薬品がお嫌いな方は、なるべく頑固な汚れに育てないうち、お早めにご用命くださいませ。

日時:2010年8月21日 PM 10:02
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