フローリングのテイスティング

前回、いきなりフローリングの端材を出して薄い付き板のお話をしました。実はウォッシュテックにはフローリング床材のサンプル端材が大量にストックされています。開業した2003年以降ずっと続けていることなので、かさばります。半年おきに処分、はしょっていくのですが、ドサッ...。

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建築建材展などで出品されている床材は、数年経過して後、実際に住居や店舗に導入され始めます。その床の汚れ方、傷み方、メンテナンスのリスクを逸早く把握し、新築・新規の状態のフローリング床に最も効果的な管理方法を逆算します。どんな樹脂ワックスを塗布すれば良いか。洗浄方法は?下地作りは?どのように作業すれば、ワックスの機能を最大限に保ち、フローリングを長く守れるか。ご入居から2〜3年経ってフローリングが汚れ始める頃、その「予習」が、お客様にとってお役に立ちます。

ウォッシュテックでは、お客様に最も適したハイレベルなサービスをまっすぐ安価にお届けするべく、常にメーカーや業務卸店との連携を保ち、さまざまな製品のサンプリングや耐久テストをしております。

新製品、新しい仕様になった際はもちろん、同じパッケージ・同じブランドであっても徐々に構造や成分を変えていくことが多いので、定期的に試してゆく必要があります。

フローリングをそのまま置いておくのではなく、アクリル系樹脂ワックス、ウレタン樹脂が多く含まれた樹脂ワックスをはじめ、塗料系コーティング、ニス、オイルステイン...さまざまな加工を、さまざまな部材に試し、膜の密着性、耐水性、耐久性、ノンスリップ性、ツヤの具合や乾くまでの時間、ニオイ、塗りやすさはどうか...あらゆる方向から比較検討します。

floortile-sample.jpg

美味しい店では、お酒や食材を、あらゆる面から厳しくテイスティングしますよね。より高いレベルに近づくため、一つ一つ実際に手にとって特性を知る...同じことかと思います。

写真ではフローリングしか出してませんが、外壁タイル、石材、人工大理石、化学床、そのほか色々なカテゴリのサンプルがあって、うーん、部屋が狭い!(笑)

日時:2010年7月20日 PM 05:04
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