建築建材展2010

ビルメンショーと同様、毎度行くようにしている
東京ビックサイトの建築建材展。

ハウスクリーニング業者が何故「建築・建材」に?
と思われる方もいらっしゃると思うのですが、

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1)
今、実物を見ることで
ハウスクリーニングに傾向と対策を生かす。

展示会で注目される建材(壁、床、外壁、塗料、
ガラス、フィルム、保護材など)は
2〜3年後、実際にマンション共有部、店舗テナント、
戸建て・マンションの内外装に採用、施主に引き渡されます。
5〜7年後には、汚れや劣化が目立ち始め、
お掃除、メンテナンス、ハウスクリーニングの
お問い合わせが届くようになります。

また、施工、その後の状態で問題ありと判断された製品は
翌年の展示では何事も無かったかのように姿を消すので、
いち早く建材、施工方法の脆弱性や、
メンテナンスにおけるリスクを知ることができます。

展示会ではサンプルを数多く取得し、今から実験、
「その時」に備えられます。


2)
ビルメンテナンス業界、ハウスクリーニング業界とは
別の視点から情報を得る。

ビルメン業界はある意味古くさく偏っていることもあり
他の業界からの技術転用が少なかったりします。
予算が厳しい業界だからってのもあるかもしれませんが
異業界からのオモシロ技術は建築方面に早く流れやすい。

ビルメン業界、ハウスクリーニング業界の
問題解決方法とは全く違う道程を経て成り立った
すばらしいと思う技術、道具が見つかることも。

中には、ビルメン部門がありつつも店舗、住宅向けに
全く異なるアプローチ、パッケージで提案している企業も。

3)
ハウスクリーニング→リフォームがスムーズに。

ウォッシュテックでは、ハウスクリーニングでは
どうしても対処できない損傷、劣化が見られる場合
すみやかにリフォームの手配ができるよう
内装、設備など職人さんとの関係を密にしています。

多くの職人さんの情報源は、同業者のネットワークと
材料屋さん。案外メーカー直結の情報は少なく遅い傾向。

お客様、リフォームの職人さんに
「今、こういう方法があります」「こうしてみては?」
と、最新の資料、情報、アイデアをすぐに提示できます。

今回の建築建材展では、不況のためか
「修復」「補修」「復帰」をテーマにした
技術、資材が数多く見られました。

どこまでクリーニングで、どこからリフォームか、
境界は、より曖昧になってきていますが
ハウスクリーニングをギリギリいっぱいまで頑張る立場として
ここから先は洗浄では対処できない…改修交換だ…
という線引きは、とても大事かなと思います。


そんなこんなで、年一回ベンキョーさしてもろてます。

今年は、大手建材メーカーの巨大ブースは少なめ。
そのためかオモシロ一点技術主義な出展企業が目立ち
アツい営業さんも多かったです。

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最終日だけあって、夕方、駐車場待ちの車群。大混雑!!

日時:2010年3月12日 PM 11:51
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