石の浴室 大理石の壁タイル ツヤを落とさずカビを除去する方法

東京都世田谷区のマンションにて、石の浴室クリーニングを承りました。

こちらの浴室は1年に1回、定期的にお伺いしています。

壁面タイルは大理石です。

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黒いカビが目立ちます。

接写でご覧ください。

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石って、カッチカチで何があっても変わらないというイメージがあるかと思うんですが、

天然石、特に大理石は、顕微鏡で見るとスポンジみたい。穴ぼこだらけなのです。

つまり、石と言うても脆くてスカスカです。

なので、水道水・お風呂掃除用洗剤に含まれる成分・カビ除去剤に含まれるアルカリ成分を、あっという間に吸い込んで影響されてしまいます。

しかも、いったん吸ったら、どんどん奥に染み込んじゃう。乾きにくい。つまり、とても汚れやすい。

東京や横浜の高級マンションでは、石のバスルームが標準仕様ということが少なくありませんが、

マンションは、購入契約後物件引渡しの瞬間を 「最高潮にイケてる」状態に持って来なくてはならない都合上、実際に何年も生活したらどうなるかはフワッと...多く語られません。

ゆえの石の浴室オーナーさんは、ご入居数年にわたるご生活、このような流れでお困りになられる方が多いように思います。

1)カビる。汚れる。

2)洗剤で掃除する。 → 白く濁る。

3)カビ取りする。 → カサカサ、パサパサになる。

4)掃除してもキレイになってゆかないぞ?むしろ酷くなってゆくような?な...なぜ!ど...どうする???

5)業者を入れてみた! → キレイにならなかったぞ?(あるいは)ツヤや色柄が変になったぞ?

腑に落ちないまま、(1)に戻る...そして 監獄っぽい廃墟っぽい浴室 に近づいてゆく...

石の水まわり、特に浴室の美しさと清潔さは、何となくでは保てないハードモードです。

・適切な日常管理の具体的方法

・専門業者による定期的なメンテンナンス

その2点を押さえ、生活を回す必要があります。

どちらも手付かず、あるいは片方だけ、という場合は、日常的に感じる汚さ・不潔・めんどくささと手を切れず、回復不可能レベルの汚れを理由とする改修工事(とても高額で大掛かり)までのリミットが爆発的に早まります。

QOL、SDGs、タイパ、コスパ、どの切り口から考えても 定期的なメンテンナンスにして清潔で上質な浴室を長く使う方が、安いしイージーモードという事実を、もっと知っていただきたいなと思います。

そして、「 ウチは、年イチでウォッシュテックに頼んでるからオッケーだ  」 という気楽さに繋がっていただきたいなと思います。

浴室クリーニング後の石の壁面タイル。

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黒カビが消え、大理石本来の色柄、ピンクベージュ・アイボリー・褐色のマーブル模様が回復しました。

石って、汚れがあると、なんとなく不穏で陰惨な雰囲気を帯びやすいです。

クリーニングして汚れが無くなると、本来の優しい可愛らしい雰囲気に戻ります。

同じく接写で。クリーニング前の画像と比較されてご覧ください。

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石の質感には変化がありません。どなたもが「石らしい」とイメージされる通りの質感です。

汚れを除く際、石の光沢や色柄を損ねない。

そこも石のクリーニングに特化しているウォッシュテックの強みです。

一般的なハウスクリーニング業者は、「石のカビが気になるのよね」 と、相談されたら、カビ除去剤を使います。

石にできたカビは手ごわいですので、ふんだんに使うことでしょう。

カビ取り後、カビは漂白された。

しかし、その後、石が変になったような...。

「えっ。でも、カビ、キレイになりましたよ?」

そのようなトラブルで業者と延々交渉するというのは、骨が折れるし疲れるものです。

業者とすれば、今から光沢を戻す術は持ってないわけで、石を変質させた過失を認めれば、タイルの貼替という超高額の損害になる...と戦々恐々ですから、話は難航必至です。

ご自宅に似た汚れ・似たデザインの施工実績をバリエーション豊かに掲載している業者を選ぶことで、そのようなトラブルは避けられます。

「石の浴室...ナァ」 と、持て余し気味の方がおられましたら、定期メンテンナンス、この機会にご検討ください。

クリーニングの範疇を超えたコンディションで回復不能...あと数年でも早くお声掛け頂いておったなら...という石の浴室も少なくありません。

なるべくお早目にお声掛けください

日時:2023年9月 8日 PM 01:25
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