都内タワーマンション・高級仕様マンションでは、標準仕様であることが少なくない 「御影石の浴室」。
バーナー仕上げと呼ばれる凹凸ザラザラと、鏡面と呼ばれる滑らか光沢ツヤツヤ、その質感の対比。
そして、白っぽいグレーと、黒色に近いグレーといった色の対比。
御影石の浴室は、質感と色柄、その二方向の組み合わせが、ハイデザイン&ハイクラスな印象を決定づけます。
しかし、新築時の印象をそのままキープすることは、生活している以上、なかなかに難しい。
たとえば、このように。御影石のカウンターです。
何磨きなのか?何色なのか?新築時、精緻に設定されたデザインですが、今はボンヤリ崩れています。
水栓のステンレスも、白い膜が張り付いたように汚れ、くすんでいます。
浴室は、住宅の中で最も過酷な扱いを受けるところです。
お水じゃばじゃば、洗剤アワアワ、トリートメント・整髪料・体から出た老廃物がボタボタ、それを毎日、家族の人数分、受け止めているのです。
中でもカウンターは、石けん皿やシャンプーボトルを置かれたり、壁から流されてきた水がそのまま留まったり、特に汚れやすいところ。
とても汚れやすいが、浴室の真正面...デザイン的に重要だからでしょうか...御影石の浴室カウンターは、たいてい思いっきり鏡面ツヤツヤ仕上げです。
鏡面ツヤツヤを維持する方策は、上に物を置かず、濡れるたび拭き取ること...って、そんなんできるわけあるかーい。
そんなわけで、リアルな生活で、デザインのキープは至難の業です。
石の浴室、クリーニング後のカウンター。
クリーニング以前の画像と比べてご覧ください。
御影石本来の光沢、なめらかな質感。
うっすらまだらな灰色のカウンター、実は、黒色・濃い灰色・明るい灰色・茶系の濃い灰色...様々な色合いがモザイク状の美しい天然石であったのでした。
と、同時に、天井のダウンライトの形そのまま、明るく真っすぐ反射。こんなに照明器具がついてたのね、と分かるように。
そしてカウンターに接する水栓のステンレス。
白くカサカサのパサパサに曇っておりましが、クリーニング後は、ぬらぬらギラギラ...とってもメタリックです。
高級仕様の浴室は、ぼんやり濁って「何者か不明」な見た目であると、本来のスタイリッシュな高級さが完全に無効化されると思います。
せっかく高額で希少な天然石の浴室を所有されているのであれば、クリーニングで新築当初からのデザインイメージをキープ、毎日、高級感を実感していただきたいなと思います。
俺は御影石さ!こんな色で、こんな質感さ!
俺はステンレスの水栓さ!なめらかなフォルムさ!
そんなキャラ強めプライド高めな材質、それぞれの迫力や強さが絶妙なバランスで成立しているのが 「石の浴室の魅力」。
お掃除やハウスクリーニングは、魅力を回復するという目的には足らないです。
どうぞウォッシュテックにお申し付けください。