マンションで使われる大理石について。
共用部分に大理石が使われているマンションにお住まいの方は、とても多いかと思います。
エントランスやロビー、コンシェルジュカウンター、あるいはエレベーターの周りなど。いかがでしょう。
住まわれている方や訪れる方から「パッと目につくところ」に設え、空間に天然石の質感や光沢を与えると、建物に高級感やステイタスを示すことができます。
ゆえに、見えない目立たないところに大理石を使う人はおりません。
良いコンディションの大理石を見ると、無条件というか感覚的に 「お金があって、ちゃんとしてる。」 と評価してしまう。その心理を知っての設えです。
つまり、一目で「ちゃんとした人」「信用できる場」と思わせる。それが大理石の最大の機能といえます。
汚れていない。均一に滑らかな光沢を放つ。石材そのものの色柄がユニークで美しい。それさえキープしておけば、無言でマウントを取れる。
他の床材、例えばフローリングや陶製タイルとは一線を画す、ひじょうに「強い」特殊な機能と思います。
そういうことで、高級なマンションやタワーマンションの共用部の大理石は、「デベロッパーの威信をかけて」メンテナンスされます。
計画的に予算を組んで定期的に手を入れ、常に美観を保ち、マンション全体の資産価値を維持するということです。
しかし、いったん玄関のドアの内側に入れば、専有部です。「私」が個人で管理せねばなりません。
居室は、エントランスやエレベーターホールとは比べ物にならないわずかな歩行量なので、共用部のような頻度でのメンテナンスは不要です。
とはいえ、大理石の硬さは、人間の爪よりちょっと固いくらい。
毎日生活しておれば、靴裏の汚れや砂粒による擦り傷により、10年もすれば、本来の質感からかけ離れたコンディションになります。
また、ビルメンテナンス業者は、広い空間を大型機器で周期的に石材研磨するのが好きです。「私の家の、玄関」や「人が一人通るくらいの幅の廊下」など、空間的にも売り上げ的にも小さい現場は避けます。
もし、自宅の大理石をキレイにしてみたいと思い立っても、実際に頼む先が無いのが実情です。
ウォッシュテックは、17インチのパッドの数十キロの重さの200V電源の、がスタンダードとされる石材研磨を 「日本の住宅」 に向け徹底的にカスタムしています。
日本の住宅を熟知しているからこその事前調査と診断(インスペクション)、石材研磨の理論やシステムのスペックはそのままに居室内に見合う形にサイズダウン、這いつくばって近くで目視確認しながら執拗にハンドポリッシャーで研磨。仕上がり光度の数値は、大型機器を軽々超えるハイスコア。
その「徹底的に住宅の石に特化させた」石材研磨のスタイルは、ウォッシュテックが開発した方法です。
※ハンドポリッシャーを家の中で回そうなんて当時キテレツなアイデアは、社長・中島が始めです。日本の住宅にレストレーションの概念を落とし込む、だれもそんなこと考えてませんから、キテレツアイデア湧出は納得です。
誰より先に始めて常に進化させ、「頼み先、やっと見つけた!」と、ご依頼され続けてきたので、首都圏での施工数と対応石種の豊かさは他社とは比べ物になりません。
マンションのエントランスの大理石はピッカピカだけど、いったん家の中に入ればズッタズタ...これ、いったい、どゆこと!?どしたら!?となったら、ウォッシュテックにお声掛けください。
大理石の本来の機能 「美しさを維持できれば、ちゃんとしてると思ってもらえる。無言でマウント取れる」 を回復することは、「私のステイタス、本来はこうなの。それだけの価値ある私なの。」 と実感し直す機会になります。
プライベートな居室であるわけですから、オフィシャルな外面ではなく「本当の内面のワタシ」に直に響くんだと思います。
共用部は管理費から自動的にメンテナンスされるので、どこか他人事かもしれません。しかし、専有部はご自身でお金を出してエイヤでされることですから、格別ではないでしょうか。
大理石研磨後の玄関タイル。
靴底の擦れた黒ずみ、クラック(ひび割れ)模様に入り込んだ汚れが除去され、美しく回復。
かさつき、べとつきが無く、なめらな光沢。この高級感と迫力こそ、ご自宅に張られた大理石本来の姿です。