ユニット浴室 ガラスっぽい収納棚のくもりを除去

2010年代に分譲されたマンションのバスルームで比較的多く拝見する「ガラス調」の収納棚。

エアコンなど家電にもガラス風の樹脂がポイント的に多用される時期だったので、ユニット浴室やユニット洗面台も「部分的にシアー」な感じが入ってます。

棚板は浴室鏡のまわりに位置するため、シャンプーボトルや洗顔料のチューブを置かれている方が多いかと思います。

物をどかして棚板を外してまじまじと見ると、うん!パサパサで僅かに凹凸があって、きっちり汚れています。

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淡いグリーンとブルーの間のような本来の色が白く濁ってまだらにくすんでいます。ボトルが置かれた跡もクッキリ。

ステンレスのフチも同様に白く濁って見えます。

浴室クリーニング後の棚板。

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素材感、回復!

ステンレスメッキ部分は金属質の光沢がキラッ!ガラス調の樹脂は透明ですっきり、爽やかなブルー!

鏡のようになめらかになったので、浴室内の様子が鮮明に映り込んで、照明を跳ね返しています。

このデザインのユニット浴室は、さまざま個性的な質感が絶妙に組み合わさることで、美しくオシャレな印象になっています。

焦げ茶や黒のような濃色のマットな質感の壁に、整然とした凹凸が並ぶアイボリーや淡いグレーの床、FRPのなめらかな浴槽、そして部分的にステンレスメッキがキラリ、ガラス調のクリアな樹脂がツヤッ。

モノトーンのコントラストと、ツヤとマットのコントラスト。見事な構成です。

そう考えますと、白く濁って汚れの膜が全てをうっすら覆っている状態では質感も色もボヤけてしまって、ものすごく年取って見えるんです。

クリーニング前の画像を見返してください。濃色の壁面(カウンターの下あたり)も、白いくすみ汚れが覆って、にごっているのがお分かりになりますでしょうか。汚れがあるため手前のシャワーホースも全く映り込んでいません。

このマンション、もう買って何年になる?と、しみじみ思われるのは、全体がくすんで見えて汚れていることに気づかれた時ではないでしょうか。

レストレーション後の状態をご覧になって、まだイケる!気分が上がる!と喜んでくださるお客様を拝しますと、本来の質感を取り戻すことは清潔はもちろんですが「現役感」につながるんだなと思わせていただきます。

ユニット浴室の収納ラックの棚板は、いつも何かモノが乗っているのでガッツリご覧になる方は少ないかと思います。

今夜、ご覧になってみてください。そして、掃除されてみてください。

汚れがツルっと落ちないなーと思われたら、そこで留め置いて、ご相談ください。

浴室内で鋭く割れるガラスは使われません。クリアに見えても柔らかく、渾身の力で擦れば傷になってしまう材質です。深追い禁物です。

日時:2020年8月 7日 PM 05:16
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