大理石カウンター 鉢植えを置いてできた白い跡を目立たないよう修正回復

マンション共用部、エントランスに設えられた大理石カウンターに白くて丸い跡が!

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この位置には長期に亘り鉢植えが置かれていて、グリーン入れ替えの際に「あれっ?白い!パサパサになってる」と気づかれたそうです。

大理石は、顕微鏡レベルで見るとスポンジのように無数の孔が開いています。従いまして水分を含みます。時間が経過するとより深くまで染み込みます。

鉢植えの土を通過してくる水は、植物によって違いますが中性ではなく酸性もしくはアルカリ性に傾いていることが多く、土壌に含まれる菌も含んでいます。

大理石はそれら要素にも弱い石です。ナチュラルな石でありますが、土や植物とフレンドリーというわけではありません。光沢を崩して白くボヤけさせたり、深いところまでダメージを与えてしまうリスクが高いです。

「拭き掃除してみたけれど、全く変化がありませんでした。」と仰るのはもっともです。

表面に何か汚れが付着しているわけではないので、洗剤を付けて擦ってみても取り除けないということです。

大理石の表面が凹凸に崩れている様子が、肉眼で見ると白く汚れて見えている。なので、お掃除では戻らないのですね。

レストレーション開始。接写で撮影。

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当ミッションにおける重要ポイントは、光沢を周囲の現状と合わせることです。

こちらの大理石カウンターは、マンションエントランスのロビー両脇にながーく設置されています。歩くところではないので、全体を研磨する必要性は低いです。

ダメージがある一部分のみを回復し、違和感なく仕上げます。

全域にダメージがある区切りない一面を均一な光沢度で仕上げる玄関タイル床の施工例が多いウォッシュテックですが、全体のイメージに合わせてスポット的に補修することもさせて頂いてます。

周りと光沢度や質感を合わせる作業は、それとは少し違う能力を使う作業です。でも、やります。イッツ・レストレーションであります。

修復回復後の大理石カウンター。

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違和感ゼロ!清潔!本来の大理石の質感に回復できました。

「定期的に清掃業者を入れているのに、なんで業者は何もしてくれなかったんでしょうね?」と、お客様。

「うーん、そうなのですね。しかし清掃業者は 石は触るな と教えられますからね。何かして何かあって取り返しがつかないことになったら...って怖がって当然です。」と、社長・中島。

そんな中、なぜウォッシュテックは大理石の変質ダメージ回復に強いでしょうか。

それは、首都圏随一の施工数で大理石の浴室のレストレーションを承っているからです。

バスルームは大理石のダメージ最大級ゾーンです。過酷な経験と実績、ゆえの結果にコミットです。

大理石が使われているマンションのエントランスや共用部ロビーは少なくありません。

そして大理石の上にグリーンが置かれていることも少なくありません。

共用部のみでなく居室においても窓際のカウンターなど、同じ状況が見られるかと思います。

高圧電流を使える工場研磨ではなく現場施工ですので、実際のところ限界はあります。せいぜい官製はがき1/3程度の厚みまでしか削れません。それより凹凸が深く腐食が進んでおれば、回復不可です。

マンション管理人さん、マンションオーナーさん、そして居室の大理石カウンターに植物を置かれている方。

コンセントから電気を取る研磨ではムリ!と判断、お断りせざるを得ない状況になる前に、一度チェックされてみてください。

日時:2020年7月28日 PM 12:00
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