ウォッシュテックのサイトで施工画像が最も多いのは浴室クリーニングです。そのバスルームの中でも、石の浴室は、首都圏随一の施工例かと思います。
なぜ他のサイトにはほぼ無いのでしょう。理由は、施工実績がほぼ無いからかと思います。
施工実績とは、どなたがご覧になっても「これが、こうなったんだな」と分かる内容で、かつ下請け業者としてではなく自社で直に請けている必要があります。その2点を満たす事例がとても少ない状況ということです。
通常一般的な清掃業者は、天然石の浴室に対応できるもの(材料・道具はもとより状況把握や対処する方法)がありません。請けてもリスクが高すぎます。したがって、最初から「できますよ」と手を挙げないのが正しいです。
しかし東京や横浜には、石の浴室は少なくありません。デフォルトの仕様として石材が採用されているマンションは、都心中心にたくさんあります。
新築の時は石の質感と色がおしゃれで、清潔で、高級感があって、どこをどう見ても美しかった...なのに今は!そうお悩みの方は、けっこういらっしゃると思います。
そして、既にあるコネクションから依頼してみたが断られた、あるいは全くきれいにならなかった、という経験をされた方も、けっこういらっしゃると思います。
どこにも宛てがないというのは、とてもご不安かと思います。そして、旧いんだから仕方ない、どうせどこもこんなもんだ...と思われようとするのは辛いことと存じます。
「この石はうちと同じ」「この状況はうちと似ている」など具体的な例を示し、お困りの方にとってのよすがとなりますよう、ちょいちょいブログに挙げていくようにしています。お役に立てれば幸いです。
今回は、トラバーチンの壁面タイル浴室です。
全体に薄く膜のようなくすみが覆っています。
窓から壁タイルに映り込む陽光は、暗めにぼやけています。
クリーニング後の壁面。
何も上に乗っていない石本来のニュートラルな温かみ。プルっとした滑らかな光沢を回復しました。
窓の映り込みも形くっきり、さらには映り込みからの映り込みも発生し、浴室全体が明るい印象に。
トラバーチンは、大理石の組成とは異なる堆積岩の一種です。
大理石と比べて柔らかく、粗密でいうならば粗といえます。それゆえ研磨しても光沢が上がりにくいことが特徴です。
ウォッシュテックの社長・中島は、トラバーチンの壁タイルを3~4工程で研磨します。
たったの3~4工程でこのように磨ける人は、他にはいません。
私が持ったら数分で腕が痺れて持てないハンドポリッシャーを、壁に垂直に接して常に角度を保ちながら、ゆっくり円を描きながら進めてゆくなど、まったく人を超えたゴリラの技です。
そのように時間や材料にロスが無い3~4工程であれば、お客様の日常生活へのご負担が少なく、リーズナブルな料金設定ができるということです。他には無い強みです。
とはいえ、石の浴室クリーニングは1日がかり、消費されるダイヤモンドディスクはとても高いので「安っ!」とはいきませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。