ウォッシュテックの業務を月ごとにご紹介

RSA Japan ハウスクリーニング講座 実動しています

ウォッシュテックでは、数日に1件ペースで、他府県在住の方からお問い合わせを頂戴します。

・遠いけど、回復型クリーニングに来てください。

・遠いから、同じような清掃業者を紹介してください。

遠方出張は、その都度検討してみるのですが、施工料金よりも高額な出張料をいただくというのは現実的ではないと思いますし、長時間運転後のパフォーマンス低下もありますし、お引き受け困難であることが多いです。

他業者紹介につきましては、お客様ご期待通りとなる心当たりがあればさせていただいておりますが、大抵の場合は「ウォッシュテックだけしかやってないであろう」内容で、だからこそ他を探せなかったのだと思いますが、これもお引き受け困難であることが多いです。

そのようなことで、以前よりこの問題を何とかせねばと教育や育成について考えておりましたが、いよいよ実動!RSA Japanインストラクターとして、講義を重ねております。

RSAとは、アメリカのバーリントンが本拠の建物レストレーションの実技トレーニング専門スクールです。

※建物レストレーションは耳慣れない言葉かと思いますが、カーペットクリーニング石材研磨をはじめ水害復旧や銃乱射事件後の建物復旧などあらゆるクリーニングを担うきわめて専門的な技術です。※

アメリカのクリーンメンテナンス産業(日本とは比べ物にならない巨大な市場規模!)の最大手、ケミカル・機材・資材・サービス全てが揃うレジェンドグループ(Legend Brands International)が運営しています。

国際認定資格IICRCの合格者の多くが「得た知識を体に叩き込んで、自らに肉付けできる実地訓練をしたい」と門戸をたたく「超メジャー校」。それがRSAなのであります。

RSAの正式名称は「Restoration Sciences Academy」。つまり、科学的根拠に基づく建物回復技術を体系的に学ぶことができます。日本には、今までそういうスクールがありませんでした。

国内にもクリーニングやメンテナンスの技術セミナー、フランチャイズ内講習、独自の認定システムなど数多くあります。しかしどこか断片的だったり実践的でなかったりするのかもしれません。現場で伸び悩む、独学で行き詰まる、仕事に楽しみを感じられず挫折する...ハウスクリーニング業15年超、そういう方をたくさん見てきました。ハウスクリーニングは、独立開業しやすい業種と言われています。新人が安さを武器に現場を取っては倒れるを繰り返しているため価格競争が激化。事業の継続は過酷であり、ステップアップは容易ではないのです。その問題を真っ向フォローしようとする教育機関が既存で皆無ということです。

お客様にとってもメリットがあります。アメリカではRSAのトレーニングを修了したかどうかが、業者選定の一つの決め手(物差し)になるのですが、日本でも自らの習熟度を示す指標として定着すれば、業者のミスマッチによるトラブルを避けられます。

いろいろ頑張ってやっていたら、社長・中島、国際的知名度を誇る名門RSAの日本拠点「RSA Japan インストラクター」にさせていただきました。

99.9%のハウスクリーニング業者が「できない。難しい。敵わない」と考えるシビアな現場を毎日ペースで完遂する中島のメソッドを注ぎ込む機会、ようやく整いました~!

座学!

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実技(ハンズオン)!モザイクで隠しましたが、皆さん「おぉ~すげぇ~ほんとだ~」と楽しそう。

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社長・中島の知識量と現場対応力に満ちた講義は、門前の小僧の私から見ても面白いです。自力で乗り越えられない悩みを抱えたハウスクリーニング業者の方からすれば、たぶん、目から鱗なことだらけだと思います。

次回は、10月24日です。ユニット浴室クリーニングについてお教えします。清掃業者にとって最も苦手意識が高いのが浴室クリーニングだから、ここを押さえておけば飛躍的にラクになれる...という考えです。

実はウォッシュテックのサイトは、ものすごくたくさんの同業者がご覧になっています。ですので、インストラクターとしての一面もお伝えさせて頂きました。

2019年9月19日
大理石 バスルームの壁 光沢が消えてパサパサになる理由

石の浴室のレストレーション。

大理石の壁面です。

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窓から差し込む光に透けると、パサパサと粉っぽく濁っている様子がよく分かります。

ちょっと飛び散りが付いちゃってから撮影したので結露しているように見えますが、飛び散りの他の箇所は全体的にドライ。触るとカサカサしています。

▼回復型クリーニング後の大理石の壁。

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ダイヤモンドディスクで研磨し、新たな面を繰り出して滑らかに整えたところです。触るとキュッ...でも、スベッ。ニュートラルな大理石の感触。ヒヤーっとこないところが、陶磁器タイルとは違うのです。まさに高級。

壁の大理石タイルに、窓の形がくっきり映り込むようになりました。研磨によって光沢が取り戻せたので、陽の光をまっすぐに跳ね返します。

レストレーション後にいつも思うことなのですが、浴室は本来の質感を取り戻すと、とても明るく見えます。照明も太陽光も、まっすぐに映り込むためかと思います。

逆に言えば、汚れに覆われたバスルームは、暗いです。雰囲気や感覚ではありません。光がぼやけて小さく映るので、物理的に暗くなりがちです。

浴室の壁は、樹脂製パネルのユニット浴室でもくすみます。

こんな壁も、あんな壁も。分け隔てなく。水道水に含まれるミネラル(カルシウム、マグネシウム、シリカなど)が固着しているので平等であります。

しかし、大理石の壁のくすみ方は、ユニット浴室のくすみ方よりも更に複雑です。

浴室用の洗剤を使うことによってできた「くすみ」です。

市販の浴室用洗剤には、金属封鎖剤という添加物が含まれています。水道水の中に溶け込んでいるミネラル(金属)と洗浄成分が打ち消しあわないために必要なものです。

金属を封鎖するというのはですね...。洗剤が撒かれました!その瞬間、水道水の中のミネラルをガブリとくわえ込む!封鎖完了!ミネラル(主にカルシウム)、コロしました!そして効き始める洗浄成分。...いわば先鋒。ものすごい反応が早いんです。

金属封鎖剤は、ものの数秒でカルシウムと反応してしまいます。

樹脂製であれば、問題ありません。でも、大理石はカルシウムで出来ています。

水道水に溶けているカルシウムよりも先に、大理石のカルシウムに反応してしまうのです。水道水よりも大理石のカルシウムの方が圧倒的質量ですから、金属封鎖剤とすれば「オリャー!(腕まくり)」と掛かるのも当然かも...。

光沢がある大理石は、触れると一瞬で表面が壊れてしまいます。もちろん、1回や数回では気づかないレベルです。洗剤をシュッシュシュッシュ撒くのを数か月、数年と続けていると、肉眼でもパサッと見えてきます。パサッとした質感に見えるということは、すりガラスと同じで、凹凸なんです。見た目だけでなく、触っても変質の変化が分かるかと思います。

これが、大理石のお風呂の「あれ?ツルツル光沢が無くなった...汚れ?高級感、どこ行った?」現象のメカニズムです。

もはや表面が凹凸に崩れている状態なので、汚れが引っ掛かりやすく取れにくくなり、更に洗剤を撒いて掃除をすることになり、加速度的に変質が進む例も多いです。

変質レベルがものすごく進むと、ダメージが研磨では対応できない深さになりますので、回復度合いが低くなります。

もし、石の浴室、お掃除してもしてもパサパサだ...とお悩みで検索されている方がおられましたら、お声掛け下さい。

ハウスクリーニング業者でも、このメカニズムを知ったうえで結果を出せる人はきわめて少ないです。

金属封鎖剤が入っていない洗剤がそもそもとても珍しいのですから仕方ないことなんです。でも、知っているのと知らないのでは、着地点が全然違ってくると思います。なので、書いてみました!

2019年9月 2日

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