大理石の玄関タイル 汚れとくすみをピーリング つやつや清潔に回復

1年で最も寒いシーズン突入。気温が安定して10度以下というこの時期、床のクリーニングは適していません。

外階段・外構などの屋外の場合、タイル・テラコッタ・モルタルなどは芯から冷えています。床材に無数に空いた目に見えない微細な孔(私どもはポーラスと呼んでいます)は硬く縮こまっています。汚れをくわえこむようにしてオチョボになっているイメージです。同じ洗剤を同じ動作で行使しても、入りにくく効きにくい。したがって、仕上がりは劣る。費用対効果的に「お得とはいえない」のです。

今季、秋の終わりごろから年明けまでにお問い合わせをくださった方々、少なからずいらっしゃいました。せっかくお声掛けいただきましたところ「春待ちオススメ」のご案内を差し上げてすみませんでした。あらためてブログにも書いておかねば!と焦って書いてみています。

また、室内の床も、厳寒期は費用対効果が低くなります。フローリングのワックスは、クリーニング後、完全に乾燥させてのち樹脂ワックスの塗布に入ります。いくら乾燥している関東平野とはいえ、寒いと乾きにくいんですね!そして、低温だと樹脂の硬化もスムーズにいかず、堅牢な保護膜が形成できません。同じワックスを塗っているのに丈夫でないのはもったいないですね。乾燥が遅いという点では、カーペットクリーニングもお勧めしがたい。在宅での作業ですから、お夕飯時には平常運転していただきたいものですが、間に合わない可能性が高まります。

そんな中、消去法的にお承りが多くなる床が大理石タイルの研磨です。

モヤっと白く埃っぽくくすんでいます。薄汚れた印象で、茶色いマーブル模様がボンヤリ。

brownmarble-kusumi-kenma-before.jpg

研磨後。

brownmarble-kusumi-kenma-after.jpg

靴箱の下に配置された蛍光灯の明かりが、ビシッとまっすぐ跳ね返って明るくなりました。天井のダウンライトも、くっきりまっすぐ映り込んで形にボケや歪みがありません。

何より、薄い膜がピトーっと張り付いたみたいな「くもり」がスカッと無くなって清潔感が気持ちよいかと思います。

細かな歩行傷もろとも石材表面に付着した汚れも一掃。官製はがき1/3分の厚みをピーリングし、新たな面を繰り出すのが、石材研磨です。

淡いベージュ、グレーを帯びたブラウン、黒に近い焦げ茶...モザイク状の茶色がクッキリすることで、より高級感&天然石ゆえの温かみが際立ちます。感触は、すべすべ&つるっつる。大理石独特のまろやかな質感に回復。

エンペラードールダーク。茶色い大理石の定番で、マンションの玄関タイルで多くみられる石種です。「やってみて良かった」と仰るお客様が多いです。


日時:2019年1月25日 PM 12:30
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