酸性洗剤でステンレスのシンクにスジ跡が!追記

前回の「酸性洗剤でステンレスシンクの水垢を取ろうとしたら失敗」の記事の追記です。

なぜ、トイレ用酸性洗剤や高濃度のクエン酸溶液を使おうとされたのか。その理由。

乾いた状態でキッチンのシンクを見たら、カサカサな白い汚れがビッチリ固着していたからです。

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ズームで見た水垢の様子。

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汚れ一つ一つの「形」でお分かりになるかと思いますが、これは、水道水の滴(しずく)が、その場で干上がってできたものです。日本の水道水の原料は、100%ナチュラルなミネラルウォーター。その水道水に含まれるカルシウムやマグネシウム、シリカなどのミネラル。スポーツドリンクのCMで言ってる「電解質」ってヤツ...と、イメージされるとスンナリ飲みこめるかもしれません。

水垢は、めちゃめちゃ固い。なぜならいわゆるミネラルとは、金属であり鉱物なのです。

そして、人間の生活の場ですから、純粋なミネラルのみではありません。カビや、キッチンで使う石鹸・お皿についた油汚れなどのネットリした油脂分も絡み合って付着しています。

従って、ネットリ汚れをきっちり取り除くことが、手順1。ステンレスを腐食させない種類の酸を適切に使うことが、コツ1。ステンレスをえぐり削ることはないけれど、うっすーく水垢と小さな傷を剥がしとれる(粗目の)パッドから、平らで滑らかに整える(細目の)パッドまで、段階的に使うことがコツ2。

強い酸のみで対応するとすれば、装備と手順が足りません。失敗する確率、ガーンとアップしてしまうことがお分かりになるかと思います。

もともと固着していた水垢もツルリンとニュートラルなステンレスの質感に回復できました。

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「自力で落とすのが難しい」水垢であるならば、「付けないが勝ち」。防御こそが、最大の攻撃です。しかもローリスク。ぜひ!

最も簡単で、最も効果が高い方法は、「キッチンの一日の仕事が終わったら、すかさず台拭きで水気を拭く。」です。

食事が終わる、テーブル(食卓)拭く、台拭きをキッチンに持ってきてすすぐ、お茶碗を洗ったら、その台拭きでキッチン天板と同じ流れでシンクも拭く、その続きでコンロまわりも拭く、台拭きは洗濯機にポイ。

この流れが出来ておれば、水垢はきわめてできにくい。と、思います。

ガッツリ掃除が苦手な方こそ、シンクの内側に複雑な形状の洗剤ラックや三角コーナーを置かないことです。デフォルトで付属しているゴツいワイヤーのラックを廃止して、シンプル構造の小さなラックに変え、最小限の洗剤とスポンジに絞る。三角コーナーをやめて、その都度こまめにゴミクズを捨てられる浅いゴミ受けにする。そんな工夫が、キッチンシンクには如実に効いてくると思います。

日時:2017年2月 7日 PM 12:13
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