東京都町田市。マンション共有部のタイルをクリーニング。
御影石と陶器のタイルのエントランス階段に、自動車が誤って転落。エンジンオイルなど機械油が床に流出する事故がありました。
現場検証後すぐ、タイルは洗剤で水拭きされ、見た目あまり変わらなくなったのですが、染み込んでしまって歩くとツルツル滑ります。
事故に立ち会われた消防化学特殊班の方に尋ねても具体的な対処法は得られず、「このままでは歩行者が危ない」と困られて、特殊洗浄を得意とするウォッシュテックに急ぎご依頼くださいました。
マシンオイルやガソリンなど鉱物油は、天ぷら油やラードなど動植物性オイルとは組成が異なり、同じ「油汚れ」でも換気扇クリーニングなどに使用する洗剤では完全に落とすことができません。機械油の油染み専用の洗浄剤を使用します。
塗布し、しばし放置。その後ブラッシングすると、浸透していたオイルが黒く浮き出しました!
御影石タイル、磁器タイルともに、表面と目地にカビ・排ガス・水垢が覆って、濁って黒ずんでいたので、続けて全体に「外構におけるスタンダードな洗浄」を行います。
どろり。実は、こんなに汚れが付着していたのですね。
クリーニング終了。
歩行しても全く滑りません。タイルの色も鮮やかに戻り、目地がスッキリしています。黒ずんで埋まった「なんとなく陰惨で古くさい」感じがなくなりました。
事故後クリーニング以前は気が付かなかった車着地点付近タイルの微細なヒビや石の欠けが、洗浄し汚れを取り去ることで明確に見えるようになりました。これにより、事故の補償も的確になったとのこと。良かったです。