無垢フローリング オイル管理の床の汚れをクリーニング

横浜市中区、中古戸建の空室全体ハウスクリーニング。

無垢フローリング床のリビング。築8年。「たまに雑巾がけ、年1〜2回程度、オイル系ワックスで清掃と保護」というセルフメンテナンスで管理されていました。

ここで一つ解説。

フローリングを「無垢」か「合板」かの二択で認識、「無垢」はニスのようなツルピカした塗装がされていない材木そのもののようなイメージ…と、お考えの方が多いのですが、さにあらず!

「無垢」「合板」は、断面の構造を説明するワードです。無垢は、断面が羊羹のように同じ素材。合板は「貼り合わせた板」、断面はウエハースのように何層にも重なっています。

従って、「無垢」であっても表面に塗装がされた光沢のあるフローリングで樹脂ワックスで管理する場合もあれば、白木のような板を油分で保護しながら管理する場合もあります。

ここで解説終わり!こちらのフローリングは、「無垢・無塗装・オイル管理」という分類になります。

写真、下側。クリーニング前の状態。黒ずみ、べた付きが目立ちます。

mukuyuka-yogore.jpg

写真、上側。クリーニング後の無垢フローリング。黒ずみや色ムラが洗浄されました。触ると、サラサラとし無垢無塗装フローリング本来の気持ち良さが取り戻されました。

ただし、長期に亘り酸性の汚れが密着していたため、木材が脆く傷んで、所によってはシミや変質による黒ずみもありました。前オーナーのメンテナンス不足といえます。今回クリーニングするにあたっては、汚れのみに着目するあまり木を傷めるわけにもいかず、ほどほどに留め置かねばならない状況でしたが、それでも、これほどまでの差が出ます。

無垢無塗装のフローリングは、的確にお世話をしなければ保てない素材です。難しくはないんです。日常のお掃除を、小まめに、正しく。それだけが大事なのです。

「それも、木の味でしょ。これが本物のフローリングだから!年月を経て、良い色に育ってきたと思う」と仰る無垢フローリング床ユーザーもいらっしゃるかもしれませんが、否!黒ずみやベトベトは、「味」ではなく、「汚れ」です。ですからおそらく、「新築当初に比べて、気持ち悪い」はずです。

フローリングにとっても、劣化の原因となりますから大変な負担です。汚れは、可能な限り無い方が良いんです。

無垢フローリングは、合板フローリングよりも高額。それでもなおのこと選ばれるのは、「本物の木」という安心感や快適さ、それに伴うステイタスを得られたいからだと思います。ならば、可能な限り長期に亘って、清潔でサラサラの無垢フローリングを目指して頂きたいです。

日時:2013年10月 3日 PM 03:27
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