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割り肌 玄関アプローチの汚れを洗う

割り肌とは、砂岩や粘板岩が板状に割れる性質を利用して、ランダムな形状に仕立てた石の加工のことです。デザイン的に面白く、比較的安価であるため、玄関アプローチや、玄関のたたきなど、外構で多く採用されています。

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戸建の玄関アプローチ。植栽との境界から溢れ出てくる養分たっぷりの土が、石材部分に垂れてしまい、カビや黒ずみが目立ちます。

「泥だから、ブラシで擦れば取れるよね」と軽い気持ちでお掃除されたものの、すっきりしない。表面の土砂は落ちたものの、灰色っぽい汚れが、こびり付いている。「じゃあ、住まいの洗剤を使ってみよう」と、再度トライされても、ほぼ変わらず。とのことで、ご依頼くださいました。

割肌の石は表面が凹凸なので、いったん黒く入り込んで汚れてしまうと、石材のイメージが変わって見えます。なんだか「和」っていうか「ひなびた」っていうか…。

外構クリーニング後の様子。

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オレンジ、ベージュ、ウォームグレーといった石本来の色彩に戻りました。外構の色調は、屋根や外壁など、住宅のデザインに合うように色合いを決められています。しかし、どうしても屋外の床ということで、汚れやすい。せっかくトータルコーディネートされているのに、汚れて黒ずんでいては、惜しい!

玄関までの足元なので、ご家族みなさま毎日見られますし、来客の方の目にも付きやすい箇所です。色鮮やかに、清潔に保っておかれると、どなたも気分よくお迎えできますよ。

寒い間は、外構に使われる石もタイルもモルタルも、シーンと冷え切っています。汚れが縮こまっているので、温水を使っても、濃いめに洗剤を調合しても、なかなか効きが鈍いです。それゆえ、冬季のご依頼は、あまりおすすめではありません。

でも、もう4月。温かくなってきました。そろそろ外構クリーニングの季節です。

梅雨〜盛夏〜台風時期に向け、カビやコケや黒ずみを一掃されておくと、高温多湿の時期にドバっと繁殖することもなく、さわやかにお過ごしいただけるかと思います。

2012年3月29日

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