賃貸物件のユニットバスをハウスクリーニング

横浜市港北区の賃貸マンションにて、浴室クリーニング

「賃貸なのですが、排水口の隙間から覗くと、浴槽の真下が真っ黒に汚れているのを見て、ゆっくり落ち着いてお風呂に入れません。実はこの汚れは、数ヶ月前、入居した当初から気になっていたのですが、クレームしても不動産仲介業者さんから派遣された清掃業者さんは、これ以上の清掃は無理と言うばかりで…。シャワーじゃなくて、お風呂に浸かりたいです。思い切って、自費ではありますが、ハウスクリーニングをお願いします。」とのご相談。

仰るように、排水口から浴槽の下を拝見してみます。

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うーん、確かにカビやら髪の毛やら、得体の知れない汚れで、どす黒いです。臭いも気になります。

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浴槽に入るときにまたぐ、側面を覆っているエプロンカバーを開けてみます。併せて、排水パーツも分解。おぞましい!黒い!そしてガチガチに固い!何年物の汚れなのか、エプロン内部は今までに開けられた形跡がありません。

エプロン内部のクリーニングを終えたところ。

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汚れを洗い流し、ようやく「浴室の床と同じ色、同じ素材」であることが、分かるようになりました。排水口もすっきりと、白く戻っています。画面手前に置いてあるのは、天井の換気扇カバーです。そして、今まさにホジっているのは、排水パーツ。

浴槽の下がカビや雑菌の温床となっていたので、床、壁、鏡、カウンター、換気扇も、同様のカビなどの汚れが回ってしまっています。もちろん、併せてクリーニング。

「これでようやくお風呂を楽しめます。自分で掃除するにもどうやって良いか分からなくて、頼りの業者さんからは相手にされず、途方に暮れていました。ようやく友達を泊められます。連休前に間に合って良かった!」と、お客様。

数年前から、賃貸物件ながら、自費でクリーニングをご依頼くださるお客様が増えているように思います。通常、賃貸では、退去後に原状回復工事に伴うハウスクリーニングが行われているはずですが、ここ10年ほどの間に不動産賃貸仲介業者から清掃業者に支払われる額は下落し続け、現在はもはや鼻血も出ないようなところまで下がっています。

下落した価格帯をキープしたまま、エプロン内部や換気扇の内部、鏡に固着した白い水垢、分厚く覆って硬くなった金属石鹸…そういった難しく厳しい汚れを、時間を掛けて材料をたくさん使って清掃することは、ぜったいに無理なこと。だから、何回入退去を繰り返していても、汚れはそのままにされている、それも、ままあること。

今回のような汚れは、賃貸物件オーナーさんや不動産業者さんの考えによって形成された汚れとも言えるのであります。

日時:2011年4月26日 PM 06:11
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