空室全体クリーニング/外して洗おう!(収納棚)

在宅ハウスクリーニング(現在お住まい中の家に入らせて頂くハウスクリーニング)の場合、「お客様のプライベートに触れてはいけない」という規則から、戸棚・収納・引き出しの類の中を勝手に開けて、内部を清掃することはございません。

そのように、いったん物が入ってしまうとアンタッチャブルとなる収納棚やクロゼットなのですが、空き室全体クリーニングにおいては、なーんも無いことが前提ですので、どんどん開けて、一斉に洗浄します。

たとえば、玄関ドア入ってすぐにしつらえられた、収納力たっぷりの収納棚。まず、棚板を全て外して、手際よく清拭してゆきます。

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棚板一枚だって、今のマンションや戸建の棚は丈夫ですから、けっこう重い!外すの面倒!拭かねばならない箇所は、かなり多いです。

お引越し直後、「この靴箱をキレイにしなければ、靴やブーツや傘を詰めた引越しダンボールが片付かない。そのまま靴を入れるには、何か気持ち悪い。とにかく急いで掃除しなくては」と体に鞭を打って頑張られる方もいらっしゃるかと思います。私は仕事上、お引越し後1ヶ月後くらいに体調を崩された方のお話を、今まで数多く伺ってまいりました。お客様から、お引越し時のお辛い経験を伺いますと、フルスロットルで動かれがちな方を、そっと緩めて支えたくなります。お引越し日に、そのまま荷物が入れられる状況まで準備してくれる清掃業者を、もっと有効に使っていただきたいと思います。

洗面台やキッチンの引き出しも、多くの物をストックするため、頑丈に作られています。重くて常に物がギッチリ詰まっているので、ご入居後に真剣にお掃除されるのは、さぞや骨が折れる作業かと思います。

引き出せる収納棚は、バスルームに持ち込んで、柔らかなブラシと洗剤で洗い、手早く濯ぎ、すぐに乾いた布で拭き取ります。棚の本体やレールも清拭し、クリーニングした引き出しを戻して完了!丸洗いは、けっこうな力仕事ですが、最も迅速で、最もリフレッシュ効果が高い方法です。

ダイナミックに洗おう」と同じく、棚が、脱衣スペースに所狭しと並びます。併せて浴室と床もクリーニングしますから、作業スペースを自由に広く取ることができます。これも、空き部屋だからできる清掃風景といえます。

収納・クロゼット・引き出し類は、毎日お手が触れる箇所ですし、お顔を拭いたり体を包むタオルやシーツが入ることもあるでしょう。ですから、使用する洗剤は、全て、生分解性が非常に高い植物由来、安全性に優れた「ハイテク+エコ+汚れが良く落ちる+素材へのダメージが無い、中性洗剤」。食材や衛生用品が入る棚に関しては、アルコール清拭も重ねて行っています。

とはいえ、やはり、どなたかが何年か暮らされていた中古マンションや中古戸建です。細かな擦れ傷や塗装の溶けた跡、色素が深く染み込んだ跡などが残ることもあります。完璧に新品同様の姿に戻ることはありませんが、「よし、これなら、私のお気に入りのタオルを、ここに仕舞えるわ」「ここには、使いかけの離乳食や粉ミルクが仕舞えるくらいに…」というように、考えながら作業をさせて頂いております。

日時:2011年2月 8日 PM 07:46
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