我が家の軟水器

初代 バスソフナー


2005年10月、我が家に軟水器がやって来た!

アメリカ製のゴツいFRPの容器が、堅牢なイメージ。蓋にシャワーホースを直結する仕組みです。とてもシンプル。容器が軽く、お湯を通しても熱くならない優れもの。

しかし、再生の手順が少し面倒。食塩(塩化ナトリウム)をぬるま湯で溶かし、ポンプで少量ずつ汲み上げて排出します。冬場などは、寒い浴室で食塩がうまく溶けなかったりして、結構たいへん。とはいえ再生効率は良好です。

2代目(現行品) ソフナー・ディ・アクアL


2008年、大容量の新機種に移行。イタリア製のエスプレッソマシンを改造した容器です。Lだけあって、デカい!

素材むき出しの形状。それはそれでカッコいい。

10リットルの水+イオン交換樹脂+軟水器外側 の状態なので、片腕では持ち上がらない重量。裏と周囲がカビる・浴室床のゴム着色を避けたい。植木鉢用のキャスター付き網に乗せ、移動できるようにしました。

軟水器は、定期的な再生が必要です


軟水器の中身。イオン交換樹脂のツブツブ(トビコに酷似)が詰まっている。ただそれだけ。

イオン交換樹脂は、カルシウムとマグネシウムを捕まえ、それと引き換えにナトリウムイオンを離します。樹脂の表面がキャパいっぱいになったら、イオン交換できなくなります。なので、定期的に濃い食塩水(のナトリウムイオン)で晒して樹脂を再生させねばなりません。

我が家は20日に1度ペースで再生します。

再生は、一番安い食塩を入れるだけ


軟水器にNaClをぶち込みます。ソフナーデイアクアLだと、再生1回に1.5kg使います。

ここで「食塩を大量に使うとは環境に悪い」と仰る方がおられました。確かに。洗剤(と伴う水道)使用量は1/2削減できたにしても、そういう意見もあるでしょう。

そこで、随所にエコ活動を組み込むようにしました。保温鍋でパスタをゆで→茹で汁で卵をゆで→残り湯で食器を洗う。シリコンスプーンで食べる→お皿に何も残さない。などなど相殺的エコ活動、継続中です。

濃い食塩水を少しずつ排出


軟水器の下部にあるコックを開き、排出。↑は写真に撮るため勢いよく排水してます。本来は緩く垂れるくらいのペースで2時間程度かけて排水します。

イオン交換樹脂にくっついたミネラルを取り除くのは「ポトポトじっくり」が効率的です。

排水は、舐めてみると塩辛いというより苦いです。マグネシウムとカルシウムが濃い味。

イオン交換樹脂は消耗品です

6年目に入ったあたりで念入りに再生しても硬度が洩れるようになりました。

見ると、カサが減っている。イオン交換樹脂一粒一粒が小さくなっています。樹脂ゆえに、経年劣化するのです。

いざ交換!

トビコ的形状のイオン交換樹脂を水ごとストッキングに流し入れ、水分を切って一般ごみで廃棄。新たなイオン交換樹脂を水に泳がせた状態で軟水器内に流し込みます。

けっこう力仕事なのですが、軟水無し生活になることを思えば…躊躇はありません…。

硬度ゼロの軟水とは?

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