ラクピカフロアのパナソニック製ユニットバスクリーニングをご依頼くださるお客様が増えています。
ラクピカフロアというのは、樹脂製の長方形の細かい格子柄凹凸がある浴室の床です。「おそうじラクラク」「汚れが付きにくい」新機構。そのお手入れしやすさが購入時の決め手になる方がほどんどのようです。
しかし!とても悩まれている方が多いんですね。汚れが付く。付いたらそうじでは取れない。と検索されているようです。
今回のお客様宅の浴室床「ラクピカフロア」。
白いモヤモヤくもり汚れが、濃い地色にとても目立ちます。当然ながら、ご自身のおそうじではまったく変化なし。
実は、今回のお客様は、以前にハウスクリーニング業者を入れられていました。
しかし、懸念のラクピカフロアの白い汚れは、ほぼ何も変わらなかったとのことです。
ハウスクリーニング作業直後はキレイに見えたけれど、数十分後に再び汚れが目立ち始めたので、その理由を業者に訊ねらたそうです。業者の答えはこうだったとお教えくださいました。
「この床は、色が抜けています。製品的な問題なので、ハウスクリーニングでは対応できません。」
お客様のお住まいは分譲賃貸だったので、退去時に貸主から汚れを指摘されて多額の要求をされたら出費が辛すぎる...とお気持ちが重たくなったとのことでした。
そして、その数か月後。お知り合いの方からウォッシュテックを紹介され、ご依頼に至られました。
ウォッシュテックでの浴室クリーニング後。
白いモヤモヤ、なくなった。
もちろん、表面を削りとったり、毒物劇物に相当する強い化学薬品で変質させたりすることは一切なく、本来の質感を維持しています。
※それまでに傷や薬品焼けが作られていた場合には、このようにツルンと汚れのみ取ることは不可能です。
つまり、ラクピカフロアに覆っていた白いシミ汚れは、シリカスケールだったのかなと思います。
ラクピカフロアの凹凸は、それはそれはテクノロジーを駆使した繊細なものです。でも水質がバラエティに富んでいる山と海の国「日本」で日常使用するうえではちょっと抜けているところがあって。
カルシウムなどの大きなミネラルは付着しても容易に取り除くことができると言えますが、シリカは分子が小さい。微細な凹凸に密着して付く。微細な凹凸を足掛かりにして、目に見えるレベルに育つ。でも、シリカはガラス質で、固着した状態から取り除くことはきわめて困難である。
ミクロな世界の話です。触ってもほぼ確認できず、濡れたら消えたように見えます。だから、シミや脱色と専門家から言い切られたら、信じそうになる。
でも、そこに水垢汚れがあるでしょう。ほら、目にも見えているでしょう。シミや脱色なわけがないじゃない。大事に使っているのにさ。
ってなる。これは、ラクピカフロア特有の憂鬱なんじゃないかしら。
他のハウスクリーニング業者では対応できない汚れを洗浄の技術で回復することが、ウォッシュテックのありようです。
パナソニック製ラクピカフロアの汚れで憂鬱にハマっちゃってる方がおられたら、どうかこの記事を見つけてくださいますように。